華やかな郷土料理!新潟発祥「わっぱ飯」について解説!

外食トレンド

飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。

華やかな郷土料理として知られている「わっぱ飯」をご存じの方もいるのではないでしょうか。

わっぱ飯とは、薄い木の板を曲げて作った「わっぱ」にご飯と具材を詰め、蒸して作る郷土料理です。

鰹や昆布でとった、薄口の出汁でご飯を炊き上げ、鮭やイクラ、カニなど新潟で水揚げされる旬の魚介などをわっぱにのせて蒸し上げます。

あっさりした味わいが多くの方の間で親しまれています。

今回は、華やかな郷土料理!新潟発祥「わっぱ飯」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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わっぱ飯の発祥

わっぱ飯(わっぱめし)は、杉や檜で作られた丸い木製の容器「曲げわっぱ」に、ご飯と具材を詰めて蒸した料理で、日本の伝統的な郷土料理の一つです。

特に、新潟県の山間部や秋田県、福島県などで古くから親しまれてきました。

発祥には諸説ありますが、もっとも有力とされるのは新潟県の佐渡島や村上地方とだと言われています。

もともと、曲げわっぱは弁当箱として用いられており、軽くて持ち運びに便利なことから、漁師や木こり、農民が山や海に持っていく昼食として利用していました。

このわっぱに、地元の山菜や川魚、鮭、イクラなど、その土地の食材をご飯と一緒に詰め、再度蒸し直して温かく食べるのが「わっぱ飯」の原型と言われています。

わっぱ飯が郷土料理として広まったのは、昭和中期以降のことです。観光地として注目されるようになった新潟の温泉地や旅館が、地域の特色を生かした料理として提供し始めたのがきっかけです。

その見た目の美しさと木の香り、そして具材の風味がご飯にしみ込んだやさしい味わいが評判を呼び、全国に知られるようになりました。

わっぱ飯は、ただの食事ではなく、地域の自然や季節感、生活の知恵が詰まった文化的な料理でもあります。

現在では、観光客向けの名物料理としてはもちろん、家庭料理や駅弁としても楽しまれ、日本人の食文化を代表する一品となっています。

各地域でのわっぱ飯の特徴とは?

わっぱ飯は、日本各地で食べられている郷土料理ですが、その土地の気候や食文化により、具材や味付けに特色があります。

ここでは、代表的な地域をいくつかあげて、それぞれの特徴について紹介していきます。

まず、新潟県村上市は「わっぱ飯」の名を全国に広めた地域として知られています。特に、鮭やイクラ、キノコ、山菜などが使われ、炊き込みご飯の上に彩りよく具材が並べられ、最後に蒸して仕上げられています。

村上は、鮭の町としても有名で、発酵させた塩引き鮭や、はらこ(イクラ)が名物になっています。

秋田県大館市では、「大館曲げわっぱ」の産地として知られ、わっぱ飯も地域の誇りです。

具材には、比内地鶏や山菜、きのこなど秋田の山の幸が中心で、味は比較的あっさりとしており、素材のうまみを生かした仕上がりです。

器自体が工芸品としても価値があり、見た目も上品です。

福島県の会津地方では、会津漆器のわっぱに地元の味噌や山の幸を合わせた味付けが特徴です。

特に、こづゆ(貝柱の出汁で煮た汁物)など、他の郷土料理とのセットで提供されることも多く、素朴であたたかみのある食事として親しまれています。

このように、わっぱ飯は「容器+炊き込みご飯+地域の食材」の組み合わせから成り立ち、それぞれの土地で異なる風味を楽しむことができるのです。

見た目の美しさと香り、そしてその地域らしさを一度に味わえる、まさに日本の食文化を体現した料理と言えるでしょう。

わっぱ飯作り方

わっぱ飯は、木製の「曲げわっぱ」に炊き込みご飯と具材を詰めて蒸しあげる郷土料理で、見た目も美しく、特別感のある一品です。

特別な道具がなくても、家庭で簡単に再現できます。

ここでは、基本的な自宅でのわっぱ飯の作り方について紹介していきます。
主に以下の材料や作り方があげられます。

材料(2人分)

・米:1合
・だし:180ml(昆布やかつお節からとったものが望ましい)
・しょうゆ:大さじ1
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
・塩:少々
・具材(例):鮭の切り身1切れ、しめじ、人参、タケノコ、山菜(水煮でも可)、イクラ(トッピング用)

作り方

下ごしらえ

米をといで30分ほど浸水させておきます。鮭は、軽く塩をふって焼いておきましょう。

骨を取り、身をほぐしておきます。他の具材(しめじ、人参、タケノコなど)は、食べやすい大きさに切っておきましょう。

炊き込みご飯を作る

炊飯器または鍋に米とだし、しょうゆ、みりん、酒、塩を入れ、具材(鮭とイクラ以外)を上にのせて普通に炊きます。炊きあがったら、全体を軽く混ぜて蒸らします。

わっぱに詰める

曲げわっぱがあれば、内側を水で軽く湿らせておきます(ご飯がくっつきにくくなる)。ない場合は、小さな丼や茶碗でも代用可能です。

ご飯を詰めたあと、ほぐした鮭をのせ、最後にイクラをトッピングします。彩りに、三つ葉や刻みのりをそえると見栄えがよくなるでしょう。

仕上げ(蒸す)

蒸し器または深めの鍋に水を入れ、器ごと5〜10分ほど蒸らします。蒸し器がない場合は、ラップをして電子レンジで1〜2分加熱しても大丈夫です。

ポイント

具材は、季節のものに変えてみても楽しめます。たとえば、春は筍や菜の花、秋はきのこや栗などが合うでしょう。

わっぱを使うことで、木の香りとほんのりとした吸湿性が加わり、より本格的な味わいになります。

わっぱ飯は、手間がかかるものの、素材のよさと見た目の楽しさを味わえる一品です。また、特別な日の食卓にもぴったりです。

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まとめ

今回は、華やかな郷土料理!新潟発祥「わっぱ飯」について紹介してきました。

わっぱ飯とは、新潟県の山間部や秋田県、福島県などで親しまれており、杉や檜で作られた丸い木製の容器「曲げわっぱ」に、ご飯と具材を詰めて蒸した郷土料理です。

基本的な材料をそろえるだけで簡単に自宅でも作れるため、ぜひ試してみてください。

#わっぱ飯 #新潟 #郷土料理

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