魚のプロが挑む「街の寿司屋」──ヤマト水産の底力とは

飲食ニュース

千葉県を中心に展開する「ヤマト水産」──。

その店舗の外観を見ただけでは、よくある「持ち帰り寿司」の一店と思われるかもしれません。しかし、その裏には、ただの寿司屋では終わらない“本物のプロ”によるこだわりが詰まっています。

このブランドを手がけるのは、鮮魚の仲卸として30年以上の歴史を持つ「ヤマトサカナ株式会社」。

築地や豊洲など全国の主要市場と直接やりとりし、毎朝新鮮な魚を仕入れ、魚の目利きと取り扱いに関してはまさにプロフェッショナルの集団。その水産のプロが、あえて“街の寿司屋”という土俵で勝負を挑んでいます。

「お寿司は高級なもの」というイメージを取り払い、日常のなかで本当に美味しい魚を食べてほしい。そんな想いが、この小売寿司ブランド「ヤマト水産」には込められています。

本記事では、ヤマト水産の“ネタの大きさ”だけでは語りきれない魅力、なぜリピーターが絶えないのか、その裏にある哲学とこだわり、そして今後の展望に迫ります。

皿に盛られた5貫の寿司。手前左に皮付きの魚の握り、手前中央に緑がかった魚の握り、手前右に軍艦巻き、奥に2貫の握り寿司が並べられています。それぞれの寿司には、薬味やレモンが添えられています。

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鮮魚のプロが本気で握る。「凄にぎり1.5」が日常を変える

ヤマト水産の最大の武器は、“魚のプロ”が手がけること。

ヤマトサカナ株式会社は、鮮魚の仲卸業として長年築いてきた全国各地の仕入れルートを背景に、毎日のように新鮮な魚を仕入れています。その目利きは本物。魚の状態を見極め、最も美味しいタイミングで加工・提供するノウハウは、単なる寿司屋とは一線を画しています。

その姿勢が象徴されているのが、看板商品である**「凄にぎり1.5」**。

これは、一般的なスーパーで販売されている寿司に比べて、ネタのサイズが約1.5倍という大胆な仕様。初めて見た人の多くが驚くほどの迫力がありながら、単に大きいだけでなく、味とのバランスも計算され尽くしています。

「凄にぎり1.5」は、ただボリュームで驚かせたいのではありません。
「魚の旨さをしっかり味わってもらいたい」という職人たちの想いが詰まっています。

そしてもう一つのこだわりが、“価値ある価格”という考え方。
ヤマト水産では、闇雲な値下げや安売りではなく、「この品質なら納得」と思える価格設定を心がけています。

もちろん、季節やイベントに応じた特別なキャンペーンも行うことはありますが、あくまで主軸は“商品力”。お客様に「また買いたい」と思っていただける、満足感のある寿司を提供することを最優先にしています。

冷蔵ケースに寿司や惣菜が並ぶ店内の様子。「新 YAMATO SAKANA」の文字が見える。

“安さ”より“納得感”──価格へのこだわり

現在の食品業界は、価格競争が非常に激しく、「安くなければ売れない」という常識が蔓延しています。しかし、ヤマト水産はそこに一石を投じます。「安ければいい」とは決して考えていません。

同社が重視しているのは、「この品質なら納得できる」という“価値ある価格”の提供です。例えば、通常はコストがかかると敬遠される大型ネタや、脂が乗った白身魚なども、ヤマト水産では惜しみなく使用。

それでも価格を抑えられるのは、中間マージンのない独自の仕入れルートと、加工・販売まで一貫して行う自社体制があるからです。 さらに、同社では値下げキャンペーンをむやみに行うことはせず、代わりに季節限定ネタや地域の旬魚を使った特別メニューなどで、“価格以上の体験”を提供しています。

お客様からは「これでこの値段は安い」との声も多く、「また買いたい」と思ってもらえる“信頼感”がリピート率の高さにつながっています

味噌汁付きのにぎり寿司のメニューを示しており、様々な貫数とネタの種類に応じたセット(やまと、特上など)が価格とともに記載されています。

話題の店舗が続々オープン──地域密着型の出店戦略

ヤマト水産は現在、千葉県を中心に複数の店舗を展開していますが、その出店戦略にも独自の哲学があります。それは、“日常の動線上にある寿司屋”であること。

たとえば、直近で話題になった【そごう千葉店】では、地下1階の食品売場という好立地に出店。持ち帰りだけでなく、イートインスペースも設け、買い物ついでに本格的な寿司が楽しめるハイブリッド型の店舗です。

この店舗では、開店早々から「凄にぎり1.5」が話題となり、観光客だけでなく、地元の常連客も多く、「今夜のご飯はここで」と足を運ぶ人が増えています。

今後は、ショッピングセンター、駅前・商店街など、“ちょっと立ち寄りたくなる場所”への出店をさらに加速予定。「毎日の暮らしの中に、うまい寿司を」というミッションのもと、地域密着型の寿司屋として根を張っていきます。

“鮮魚×寿司”が生む、新たな日常の贅沢

ヤマト水産の寿司には、派手な演出も、SNS映えを狙ったトリックもありません。しかし、そこには「また食べたくなる味」と「納得できる価格」、そして「確かな技術」があります。

 冷蔵ケースに並ぶ寿司は、どれもシンプルな見た目ながら、魚の輝きやネタの厚みに職人の誇りが宿っています。「今日はヤマト水産にしよう」──そう思ってもらえる存在になるために、スタッフ一人ひとりが日々、手を抜かず真剣に取り組んでいます。

 ヤマト水産が目指すのは、「普段使いできるけれど、ちょっと特別」な寿司屋です。記念日でなくても、疲れた日のご褒美に、なんでもない週末の楽しみに、ふらりと立ち寄れる店。そんな“あなたの行きつけ”になる存在を、これからも目指していきます。

■ まとめ──一度食べれば、きっとわかる「本物」の味

ヤマト水産は、鮮魚のプロフェッショナルであるヤマトサカナ株式会社が、その経験と誇りを込めて立ち上げた寿司ブランドです。

ネタの大きさ、鮮度、価格のバランス、出店立地まで、すべてに“こだわり”と“信念”が詰まっています。単に「安くて大きい寿司」ではなく、「美味しくて、また買いたくなる寿司」。そんな日常のなかのちょっとした贅沢を、誰にでも手の届くかたちで提供しているのがヤマト水産なのです。

もし、近くにヤマト水産の店舗があるなら、ぜひ一度足を運んでみてください。きっと、魚の旨さに驚き、そして気づけば“行きつけ”になっていることでしょう。

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