昨今では、お米の価格の上昇が続いています。コンビニやスーパー店頭でコメの価格を見て、買うのをためらう方も多いのではないでしょうか。
このような状況を受けて、節約のために主食をお米から、パンやパスタに切り替えるという食費節約術も耳にするようになりました。
お米から、他の主食に切り替えるだけで、本当に節約になるのでしょうか。
今回は、コメ高騰でご飯が食パンの「1.7倍」の値段に!?価格が安い主食ランキングトップ5について紹介していきます。

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目次
米が値上がりしている背景

米が値上がりしている背景とは、いったいなにがあげられるのでしょうか。
ここでは、米が値上がりしている背景について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
収穫量の減少 → 急激な需給ひっ迫
2023年の猛暑と、2024年の大地震警戒による買いだめにより、多くの産地で収穫が不良となりました。
特に、2023年産は一等米比率が10年余りで最低の水準に悪化し、貯蔵米も不足しました。これが、2024年以降の供給不足の引き金になったのです。
流通構造の歪み → 卸価格の高騰
厚労・農水省の図解によると、生産者が卸業者への出荷を控え、小ロット・高価格で直接取引する傾向に変化し、市場流通量が減少しました。
これにより、卸価格が前年比で+61%、60kgあたり約5万円台となり、消費者価格へ即転嫁されたのです。
政策的制限と対応遅れ → 輸入・備蓄活用の制約
日本は長年、米の輸入に高関税を課し、生産調整(減反)政策を継続してきました。
輸入米の枠は少なく、政府の備蓄放出も流通経路の遅れから消費者へ十分届かず、流通インフラの硬直化が明らかです。米価高騰への対応が後手に回った要因です。
政府は、2025年3月以降、緊急備蓄米の放出や直接販売、輸入拡大、AIによる収量予測など対策を進めていますが、需給・流通構造の改善には時間が必要です。
これらが、現在の米価高騰の主な背景です。日常生活への影響も大きく、政策と流通の構造改革が急務とされています。
食パンの一食あたりの値段は?
食パンの一食あたりの値段は、種類や購入場所によって異なりますが、一般的には30円〜100円程度とされています。
たとえば、スーパーでよく見かける6枚切りの食パン1斤(1袋)が150円程度で売られていると仮定すると、1枚あたり約25円です。
朝食として1枚のトーストを食べるなら、それが一食分のコストということになります。
バターやジャムなどを塗る場合でも、合計で50円程度に収まるのが一般的です。
一方で、ご飯(白米)の場合、1kgの米は安いもので300円〜400円、高いもので600円以上します。
米1合(約150g)は炊くと約330gのご飯になり、これは成人一人の一食分に相当します。
米1合のコストは、おおよそ50円〜90円とされ、ご飯の一食あたりの値段も50円〜90円程度になります。
したがって、白米も食パンと同様に、非常に安価な主食といえます。
では、どちらが安いかというと、「安価な市販食パン(特売などで購入)を1枚だけ食べる場合」は、白米よりも安くなる可能性があります。ただし、高級食パンや厚切りのものを食べる場合は、白米より高くつくこともあります。
また、食べる量や合わせるおかず・調味料の種類によっても、総コストは変動します。
栄養面でも違いがあります。食パンは、手軽でそのまま食べられる一方で、腹持ちのよさやエネルギー源としての持続力では、白米が優れているという意見もあります。
さらに、米は日本の主食として伝統的に食べられており、おにぎりやお茶漬けなどバリエーションも豊富です。
まとめると、食パンの一食あたりの値段は安く、条件によっては白米よりも安く済む場合がありますが、選ぶ商品や食べる量次第で逆転することもあります。
コストだけでなく、栄養や満足感、手軽さなども考慮して使い分けるのが現実的でしょう。
価格が安い主食ランキングトップ5!

ここでは、2025年時点における、価格が安い主食ランキングについて紹介していきます。
1食あたりのコストを比較し、もっとも経済的に優秀な上位5品を厳選しました。
主に以下の主食があげられます。
2025年・安い主食トップ5
第1位:食パン
(1枚:約20~30円)
食パンは、スーパーのPB(プライベートブランド)であれば、100円前後で販売されており、1食1枚で約20〜30円と圧倒的コスパ です。
第2位:パスタ(乾麺)
(100 g:約23~40円)
パスタは、1kg袋が50枚前後入りで、1食あたり約23円です。カロリーもしっかりとれる人気節約主食です。
第3位:そうめん(乾麺)
(100 g:約33~35円)
そうめんは、6束入りで1袋198円前後、1束100gで約33円とこちらも低価格の安定です。
第4位:うどん/そば(生麺/冷凍)
(約37~50円)
うどんやそばは、冷凍うどんであれば1食約40円、生麺のうどん・そばでも33〜50円ほどです。また、調理の手軽さも魅力です。
第5位:白米(ご飯一膳)
(約49~58円)
白米は、5kgで3,500~4,000円台が相場、1食分(約70g乾)あたり約50円前後です。伝統の主食ながら、近年では価格が高騰中です。
節約ポイント
食パンは、保存性・調理の手軽さに優れ、朝食やお弁当にも使いやすいため、トースト・サンドイッチ・ピザなど多用途に活用できます。
パスタは、ソースを変えるだけで料理の幅が広がり、まとめ買いにも向いています。低GIの全粒粉タイプも選べば、健康志向の方にも適しています。
そうめんやうどん・そばはゆでるだけでOKです。冷凍うどんは、そのまま鍋へ放り込むだけで調理可能です。
白米は、単体ではコストが上がったものの、栄養面や冷凍保存などで活用価値が高く、雑穀や玄米混ぜなどでかさ増し・健康対策も可能です。
おすすめの節約戦略
まずは、パスタ+食パンをメインに据え、主食費をしっかり抑えつつも、白米や麺類類をバランスよく取り入れるスタイルがよいでしょう。
冷凍麺や冷凍ご飯、PB商品など「まとめ買いして長期保存」が節約のカギを握っています。
家計を気にするのであれば、大容量タイプや業務スーパー・PB商品を選ぶのがもっとも効率的です。
(これらのランキングは、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
2025年のもっとも安い主食ランキングでは、「食パン」「パスタ」「そうめん」「うどん・そば」「白米」がトップ5を占めました。
特に、食パンは1食約20円と抜群のコスパ、次いでパスタが約23円と続きます。
そうめんや、麺類も30円台〜40円台は節約家におすすめです。炊きたての白米は、伝統的な主食ながら価格上昇中なので、節約には麺類・パンを巧みに取り入れた食費効率のよいローテーションがベストです。
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まとめ
今回は、コメ高騰でご飯が食パンの「1.7倍」の値段に!?価格が安い主食ランキングトップ5について紹介してきました。
コメ高騰によりご飯が食パンの「1.7倍」になっているのは事実です。
(出典元:農林水産省 令和6年産米の概算金の設定と相対取引価格の状況)
食パンやパスタといった、価格が安い主食が今後、多く消費されていくことでしょう。
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