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上品な甘みが味わえる「いちじく」をご存じの方も多いのではないでしょうか。
いちじくとは、西アジアを原産とするクワ科イチジク属の落葉高木で、夏から秋にかけて旬を迎える果実です。
今回は、やわらかくとろみのある食感!上品な甘みが味わえる「いちじく」について紹介していきます。
おすすめレシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
いちじく発祥

いちじくは、世界でももっとも古い果樹のひとつとされ、その発祥は中東地域にまでさかのぼります。
およそ5000年以上前から栽培されていたと考えられ、紀元前2700年頃の古代エジプトの壁画や、メソポタミア文明の遺跡からもいちじくの存在が確認されています。
聖書や、古代ギリシア神話にもたびたび登場し、人々の生活や信仰と深い結びつきを持つ果物でした。
原産地は、アラビア半島から地中海沿岸にかけての地域とされ、温暖で乾燥した気候に適しているため、古代より農耕とともに広がっていきました。
エジプトでは、主食に近い重要な果物として食され、乾燥保存して交易にも利用されていました。
ギリシア・ローマ時代には、栄養価の高さと甘さが評価され、兵士の携行食や祭礼の供え物として用いられ、文化的にも価値の高い果実とされていました。
その後、地中海一帯からアジアへと伝播し、シルクロードを通じて中国に伝わっていったのです。
日本へは江戸時代初期、17世紀頃に長崎へ渡来したとされ、中国名「無花果(むかか)」の表記が日本でも使われるようになりました。
当初は、薬用植物として導入され、整腸作用や滋養強壮の効果が重視されていましたが、次第に果物としても広まり、食文化に根付いていきました。
現在では、地中海沿岸や中東だけでなく、アメリカ、トルコ、日本などでも広く栽培されています。
日本では、特に愛知県や和歌山県、福岡県などが主要産地で、夏から秋にかけて旬を迎えます。
発祥の地から、長い歴史を経て世界各地へと広がったいちじくは、その独特な甘さと豊かな栄養価から、古代から現代に至るまで人々の暮らしに深く寄り添い続けている果実といえるでしょう。
いちじくの栄養価
いちじくは、古代から「不老長寿の果物」とも呼ばれ、甘味だけでなく栄養面でも優れた特徴を持つ果物です。
特に、健康や美容に役立つ成分が豊富であり、日常の食生活に取り入れることでいろいろな効果が期待できます。
ここでは、代表的な栄養価について紹介していきます。
主に以下の栄養価があげられます。
食物繊維(ペクチン)
いちじくには、水溶性食物繊維であるペクチンが多く含まれています。ペクチンは、腸内で水分を含んでゲル状になり、便通を整える働きがあるため、便秘改善に効果的だと言われています。
また、腸内環境を整えることで、免疫力向上や美肌効果も期待できます。さらに、ペクチンはコレステロールを吸着して、体外に排出する作用もあるため、動脈硬化や生活習慣病の予防にも役立つと言われています。
カリウム
いちじくは、カリウムを豊富に含んでいる果物です。カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、血圧の上昇を抑える効果が期待できます。
そのため、高血圧の予防やむくみ改善に効果的だと言われています。特に、現代の食生活は塩分過多になりがちであるため、自然な甘味を楽しみながらカリウムを補給できるいちじくは、健康維持に適した果物といえるでしょう。
鉄分やカルシウムなどのミネラル
いちじくには、鉄分やカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれています。
鉄分は、貧血予防に欠かせない栄養素であり、特に女性にとって重要です。また、カルシウムは骨や歯の健康を保つのに必要で、成長期のこどもや高齢者にも適しています。
これらのミネラルは、体の機能を正常に保つうえで必要不可欠であり、日常的に不足しがちな栄養を補う役割を果たします。
このように、いちじくは食物繊維・カリウム・ミネラルを中心とした栄養価が高く、腸内環境の改善や生活習慣病の予防、美容や体調管理に効果をもたらす果物です。
甘くて食べやすいだけでなく、健康的な暮らしを支える自然のサポーターといえるでしょう。
おすすめレシピ5選!

いちじくは、その甘く上品な風味と柔らかな食感を活かして、スイーツから料理まで幅広く楽しめる果物です。
ここでは、家庭で手軽に作れるおすすめレシピについて紹介していきます。
主に以下のレシピがあげられます。
いちじくジャム
いちじくジャムは、完熟いちじくを砂糖とレモン汁で煮詰めるだけのシンプルなレシピです。
果肉のプチプチ感を残すと、パンやヨーグルトにぴったりの優しい甘さに仕上がります。保存も効くので、旬の味覚を長く楽しめます。
いちじくのコンポート
いちじくのコンポートは、赤ワインや白ワインで煮ると、いちじくの香りと甘味が引き立ちます。
シナモンやクローブを加えると、スパイシーで大人向けのデザートになります。
冷やしてアイスクリームにそえることで、ぜいたくな一品になるでしょう。
いちじくと生ハムのサラダ
甘いいちじくと、塩気のある生ハムは抜群の相性です。ルッコラや、ベビーリーフと合わせ、オリーブオイルとバルサミコ酢でシンプルに味付けすれば、ワインのお供にもぴったりな前菜になります。
いちじくとチーズのカナッペ
カナッペは、クラッカーにクリームチーズやブルーチーズを塗り、スライスしたいちじくをのせるだけで完成します。
甘味と塩味、クリーミーさのバランスが絶妙で、おもてなしやパーティーにも最適なフィンガーフードです。
いちじくのタルト
いちじくのタルトは、アーモンドクリームを詰めたタルト生地に、いちじくをたっぷり並べて焼き上げる定番スイーツです。
焼くことで、果実の甘みがさらに濃縮され、香ばしい生地と調和します。見た目も華やかで季節感を楽しめます。
これらのレシピは、いずれもいちじくの甘さや香りを活かし、手軽に作れるものばかりです。
生で食べるだけでなく、加熱や発酵食品との組み合わせによって多彩な表情を見せるいちじくは、日々の食卓を彩る魅力的な食材といえるでしょう。
いちじくに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、いちじくを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
10cm小皿

ロボクープ マジミックス

まとめ
今回は、やわらかくとろみのある食感!上品な甘みが味わえる「いちじく」について紹介してきました。
いちじくの発祥は、中東地域にあると言われており、およそ5000年以上前から栽培されていたと考えられています。
いちじくのコンポートやタルトといった、フルーツとして食べるだけでなく料理にも活用できるため、ぜひレシピを参考に試してみてください。
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