居抜き物件でも失敗しない!飲食店カウンター設計のコツ5選

出店・開業

東京で飲食店を開業する際、居抜き物件を活用するケースは少なくありません。特にカウンター席は「元からついているからそのまま使う」ことも多いですが、それは大きな落とし穴。素材やデザイン、商圏や利用シーンを考えたカウンター設計は、集客力や回転率、顧客満足度を左右します。

本記事では、飲食店専門の内装会社「スタジオテンポス」の視点から、初めての方でもわかるカウンター設計の基本ポイントを5つに分けて解説します。

スタジオテンポスとは

商圏と利用シーンを想定したカウンター席数

カウンター席の数は、単なる「空いたスペースの埋め合わせ」ではなく、商圏特性とターゲット層に合わせて決めるべき要素です。オフィス街ならランチの回転率重視で席数を多めに、夜は一人飲み客を想定して間隔を広めにするなど、使い方に合わせた調整が必要です。

たとえば、女性客が多いカフェバーでは隣席との距離感を保ちやすいレイアウトにすることで居心地が良くなり、長居やリピートにつながります。逆に、駅前の立ち飲み居酒屋では、カウンター幅を狭めて席数を最大化し、回転率を上げるのが有効です。

スタジオテンポスでは、商圏調査→想定利用時間→席数設計という流れで、店舗ごとに最適なカウンター構成を提案します。

日本の提灯が飾られた、厚い一枚板の木製カウンター。カウンターに並んだ黒いスツール。

素材選びは「機能性」と「魅せ方」の両立がカギ

カウンター天板の素材は、見た目や雰囲気だけでなく、清掃のしやすさ、耐久性、デザイン性、予算を総合的に考えて選びます。

  • メラミン化粧板:清掃性・耐久性に優れ、柄のバリエーションが豊富。安価でコストを抑えつつ雰囲気を演出可能。
  • 一枚板:存在感抜群で高級感があり、経年変化を楽しめる。ただし、割れや反りが発生する可能性もあり、メンテナンスに注意が必要。
  • 異素材(ステンレスなど):お店の象徴になる個性を演出できるが、素材によっては手入れが大変な場合も。

それぞれの特徴を理解し、業態やコンセプト、予算に合わせて最適な素材を選定することが重要です。
スタジオテンポスでは、耐久性・清掃性・デザイン性のバランスを踏まえた素材選びをサポートしています。

メラミン化粧板、木の一枚板、ステンレスなど、異なる素材のレストランカウンター。

高さ・奥行き・椅子の関係性を設計する

カウンターの高さや奥行きは、お客様の居心地やスタッフの作業効率に直結します。一般的に飲食店のカウンター天板は、高さ1,000mm前後、奥行き450〜500mmが基準ですが、業態によって微調整が必須です。

たとえば、寿司店や割烹では、料理を見せながら提供するため、やや低め(1,000mm前後)に設定することがあります。一方、バーでは視線を遮りつつプライベート感を出すため、高め(1,100mm前後)に設定することもあります。

さらに、椅子の高さや足置きの位置も重要です。長時間座るカウンターでは、足置きの有無で滞在時間や満足度が変わるため、椅子とのトータル設計が必要になります。

カウンター設計ノウハウ動画

「カウンター設計」に関する日本語のテキストが書かれた、暗く温かみのある雰囲気のレストランカウンターの写真。

デザインは「店の顔」としての役割を意識

カウンターは、店舗の中でお客様の視界に最も入りやすい場所です。
そのため、店のコンセプトや世界観を体現するデザインにすることが販促にもつながります。

カフェなら木材やタイルで温かみを演出、ワインバーなら金属やモルタルでシャープな印象に。
色や素材感だけでなく、照明演出やディスプレイスペースを組み込むことで、SNS映えする「見せ場」にもなります。

スタジオテンポスでは、コンセプト設計→カウンターの形状・素材・照明のトータルデザインまで一貫対応し、カウンター自体を集客の武器に変える提案をしています。

スタジオテンポスの施工事例はこちら

シズル感を演出できるカウンターづくり

カウンターは、ただ座る場所ではなく、ライブ感や臨場感を演出する舞台にもなります。
業態に合わせて、調理や提供の瞬間を魅せる設計をすることで、記憶に残る体験を提供できます。

  • 串焼き店なら、カウンターの上に耐火ガラスを設置し、串を焼く姿や立ち上る煙で食欲を刺激。
  • 鉄板焼き店なら、焼き上げる様子を間近で見せるレイアウトにして、ライブ感を演出。
  • ビールバーなら、ビールを注ぐ姿が映えるよう、ドラフトタワーをあえて見せる仕様にする。

逆に、厨房の中を見せたくない場合は、カウンターの高さや腰壁で視線をコントロールするのもポイントです。
スタジオテンポスでは、業態に合わせた「魅せる」カウンターづくりを得意としています。

客席からグリルやビールサーバーが見える、ライブ感のあるレストランカウンター。

まとめ

カウンターは単なる座席ではなく、店舗の顔であり、接客・効率・演出のすべてを担う重要な要素です。商圏や利用シーンに応じた席数、素材の機能性と魅せ方のバランス、高さや奥行きの設計、世界観を体現するデザイン、シズル感の演出などを押さえることで、集客力と顧客満足度が向上します。

スタジオテンポスでは、素材選びから演出設計まで一貫対応し、居抜き物件でも最適なカウンターづくりを提案します。

スタジオテンポスへのお問い合わせはこちら

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