飲食店を開業する時、厨房機器ってリースにできるの?

経営ノウハウ

飲食店を開業する際、多くの方が最初に直面する壁が「初期費用の高さ」です。
物件取得費や内装費、厨房機器の購入費……気がつけば、数百万円単位の出費になっていることも少なくありません。

特に厨房機器は、冷蔵庫・製氷機・コンロ・フライヤーなど、業種に応じて必要な機器が多く、すべてを新品で揃えるとなると大きな負担です。
「必要だけど買うには高すぎる」「でも中古はちょっと不安…」と悩んでいませんか?

そんなとき、検討してみていただきたいのが“厨房機器のリース”という選択肢です。

※記事制作20年以上の担当者が、あなたのお店の良さをインタビューで聞き出して記事を作成します!あなたのお店を記事にして毎月6桁のユーザーが訪問する、全国の飲食店を応援するフードメディア「テンポスフードメディア」に掲載しませんか?上記ボタンをクリックし、詳細をぜひご覧ください

また、不明点などお気軽に下記ボタンからお問合せください!

お問合せはこちらからどうぞ

目次

厨房機器はリースできる?|基本的な仕組みとリースの流れを解説します

飲食店の開業や設備更新の際に、「厨房機器ってリースできるの?」というご質問をいただくことがよくあります。

答えは、「はい、可能です」。

現在では多くの厨房機器がリース契約で導入できるようになっており、特に開業時の資金を抑えたい方にとって有効な選択肢となっています。

●リースとはどういう仕組み?

厨房機器のリースとは、リース会社が飲食店に代わって機器を購入し、それを月額のリース料金で貸し出す仕組みです。
契約期間は通常5年〜7年が一般的で、その期間中、店舗側は機器を使用し続けることができます。

契約満了後には以下の3つの選択肢から選ぶのが一般的です。

・再リース(継続使用)
・返却(終了)
・買い取り(資産化)

ただし、契約条件や選べる選択肢はリース会社によって異なりますので、事前に確認が必要です。

●「リース」と「レンタル」はどう違う?

似ているようで異なるのが、「リース」と「レンタル」です。
それぞれの違いを簡単に整理しておきましょう。

開業などで本格的に設備を導入したい場合は「リース」、短期イベントや一時的な仮設厨房などでは「レンタル」が適しています。

●厨房機器のリース対象になる機器とは?

リースできる厨房機器は非常に幅広く、主な例として以下のようなものがあります。

・業務用冷蔵庫、冷凍庫
・製氷機
・ガスレンジ、コンロ、フライヤー
・食器洗浄機
・スチームコンベクションオーブン
・作業台・シンク・吊戸棚などのステンレス製品
・ドリンクディスペンサーやエスプレッソマシン

中には、「中古機器のリース」や「厨房機器+POSレジセット」なども扱っている業者もあり、店舗の業態や規模に合わせて選べる幅が広がっているのが最近の特徴です。

●厨房のプロから見た、リース導入時のチェックポイント

厨房設計や厨房機器の導入に携わる立場からお伝えすると、リース導入時に必ず確認しておきたいポイントは以下の通りです。

・希望機種がリース対象になっているか?
・搬入・設置・初期設定が含まれているか?
・契約期間終了後の取り扱い(再リース・返却・買い取り)が明確か?
・メンテナンスや故障対応が別途必要か?

特に、冷機器(冷蔵庫・製氷機など)や加熱機器は消耗が激しいため、保守付きのリースプランを選んでおくと安心です。

●リース契約までの一般的な流れ

厨房機器をリースで導入する場合の、基本的なステップは以下の通りです。

1.業者に相談(希望機器・レイアウトをヒアリング)

2.厨房設計・機器選定の提案

3.リース会社の審査申請

4.審査通過後に契約手続き・設置日程の調整

5.搬入・設置・営業開始!

なお、事前に厨房設計と動線設計を済ませておくと、審査や設置までがスムーズになります。

厨房機器のリースは、単に「初期費用を抑える手段」というだけでなく、「無駄なく、柔軟に、必要な設備を揃えるための戦略的な方法」です。
上手に活用することで、無理のない開業・運営が実現できます。

厨房機器をリースするメリットとは?|費用面から運営面までしっかり解説します

飲食店経営において、厨房機器の導入は非常に大きなコストです。
そのため「リース」という選択肢は、単なる資金繰りの手段ではなく、経営全体を安定させるための有効な戦略とも言えます。

ここでは、厨房機器をリースすることで得られる主なメリットを詳しく解説します。

●初期費用を大幅に抑えられる

リース最大のメリットは、一括購入に比べて初期費用が大幅に安くなる点です。
たとえば、冷蔵庫・ガスレンジ・製氷機・フライヤーなど基本的な機器を新品でそろえると、数百万円単位の資金が必要になります。

一方、リースなら月額数千円〜数万円の支払いで済むため、限られた資金を内装や人材に回すことができます。

特に、開業直後の飲食店は売上が安定するまで時間がかかるため、資金繰りに余裕を持たせられることは非常に大きな利点です。

●最新の機器を導入できる

リースを活用すれば、最新型の高性能厨房機器も導入しやすくなります。
これにより、調理効率や省エネ性能が向上し、人件費や光熱費の節約にもつながります。

たとえば、

・自動洗浄機能付きフライヤー
・高性能のスチームコンベクションオーブン
・タッチパネル操作の冷凍冷蔵庫

など、調理の手間を減らす機器を手軽に導入することで、現場の負担軽減や回転率アップにもつながります。

●修理・保守付きプランが選べる

多くのリース契約では、故障時の修理費用や定期点検サービスが含まれたプランを選ぶことができます。
これは、厨房機器のトラブルが売上に直結する飲食店にとって非常に心強いポイントです。

「冷蔵庫が止まって食材が全部ダメになった」「フライヤーが故障して揚げ物が出せない」といったトラブルが発生しても、迅速な対応が保証されていれば安心して営業を続けられます。

●支払いが経費計上できる

リース契約は、全額を経費として計上できることが多いため、節税効果も期待できます。
厨房機器を購入した場合、減価償却によって数年かけて計上する必要がありますが、リースでは毎月の支払いがそのまま損金処理できます。

結果として、会計処理もシンプルになり、税務上のメリットも見込めるのです(※詳細は税理士にご確認ください)。

●更新がしやすく、柔軟に機器を見直せる

厨房機器は時間が経つにつれて性能が落ちたり、店舗のメニュー変更に合わなくなったりすることがあります。
リース契約であれば、契約満了時に新しい機種へ入れ替えやすく、柔軟な機器更新が可能です。

これにより、店舗の成長や方向転換に合わせて、ムダなく・タイムリーに厨房をアップデートできます。

厨房のプロからひと言アドバイス

厨房現場の実務をよく知る立場から補足すると、リースは特に「壊れやすい機器」や「機能の進化が速い機器」に向いています。

具体的には

・製氷機(消耗部品が多く、稼働率が高い)
・冷凍冷蔵庫(コンプレッサー故障リスクあり)
・電子レンジやフライヤー(ヒーター・センサー劣化しやすい)

こうした機器は、保守付きのリースプランを選んでおけば安心です。
逆に、ステンレス製の作業台や棚などは、長期使用前提の購入の方がコスト面で有利な場合もあります。

厨房機器のリースには、多くの経営的・運営的なメリットがありますが、「自店にとって何が必要で、何にコストをかけるべきか」を冷静に見極めることが大切です。
その上で、リースを上手に活用すれば、無理のない店舗運営と柔軟な厨房づくりが実現できます。

リースの注意点とデメリットも理解しておきましょう

厨房機器のリースは多くのメリットがある一方で、注意すべき点やデメリットも存在します。
契約後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、あらかじめ理解しておくことが大切です。

●中途解約ができないことが多い

リース契約は基本的に途中解約ができません。
契約期間が5年であれば、たとえ3年目に閉店してしまったとしても、残り2年分のリース料を支払う必要があります。

そのため

・出店計画があいまいな方
・業態が不安定な場合

は、リースではなくレンタルや中古購入の方がリスクが低い場合もあります。

厨房機器のプロとして言えば、開業前の資金計画と5年間の事業見通しがある程度固まっていない状態でのリース契約は、慎重に検討すべきです。

●長期的には割高になることもある

リースは毎月少額で済む一方、総額で見ると購入よりも割高になる傾向があります。
たとえば、定価100万円の厨房機器を5年リースで導入した場合、最終的な支払総額が120〜130万円になることも珍しくありません。

加えて、契約満了後も返却せずに使い続ける場合は「再リース料」が発生するため、使い続ける期間が長いとさらにコストがかさみます。

ただし、これは「初期費用を抑えられる」というリースのメリットとトレードオフでもありますので、短期的なキャッシュフローと長期的な資産価値のバランスをよく検討することが必要です。

●所有権が店舗側にない

リース機器はあくまでリース会社の所有物です。
そのため、

・勝手に改造できない
・売却や譲渡ができない
・原則として指定業者以外で修理できない

といった制限があります。

万が一、引っ越しや閉店で機器を他店に移設したいときにも、手続きが必要になります。

また、契約期間中に故障や破損が発生した場合でも、過失があれば修理費を負担しなければならないケースもあります。保守付きのプランを選ぶことで、こうしたリスクを軽減できます。

●審査に通らないこともある

リース契約を結ぶ際は、リース会社による審査(信用調査)が行われます。
開業直後や法人設立直後で実績がない場合、希望する金額や機種によっては審査に落ちてしまう可能性もあります。

特に、高額な冷凍冷蔵設備やコンベクションオーブンなどをまとめて導入したい場合は、「段階的に契約する」などの工夫が必要です。

事前に、厨房機器を扱う専門店やリース会社に相談し、希望と予算をすり合わせておくことで審査通過の確率を高めることができます。

●メンテナンス・修理の内容は要確認

保守付きリースは安心感がありますが、対応内容や条件は会社ごとに異なります。
たとえば…

・出張費は別途請求される
・消耗品は対象外
・修理依頼は平日のみ対応

といったケースもあります。
契約前に、「何が含まれていて、何が自己負担になるのか」を明確に確認しておきましょう。

厨房のプロとしては、毎日フル稼働する冷機器・加熱機器ほど、保守契約の内容が重要だと強く実感しています。
いざというときの対応スピードや代替機の用意があるかどうかも要チェックです。

注意点を理解すれば、リースは強力な経営ツールに

以上のような注意点をふまえて、「自店にとってリースが本当に適しているか?」を考えることが何より大切です。
リースは万能ではありませんが、目的や状況に応じて賢く使えば、経営の大きな助けになるツールです。

飲食店の開業・運営には多くの判断が必要ですが、厨房機器の調達方法はその中でも非常に重要な要素です。
しっかり理解し、納得のいく選択をするための情報として、ぜひ参考になさってください。

厨房機器リースはこんな方におすすめです|こんな飲食店経営者にフィットします

厨房機器のリースは誰にとっても万能な選択肢ではありませんが、条件が合えば非常に強力な経営ツールになります。
ここでは、リースを積極的に検討すべきケース・店舗の特徴を詳しくご紹介します。

●開業資金を抑えてスタートしたい方

飲食店を新規開業する際、内装・物件取得費・広告・人材など、設備以外にも多くの資金が必要です。
リースを活用することで、厨房機器にかかる初期投資を何十万円〜何百万円単位で抑えることができます。

とくに、

・独立開業を目指す個人事業主の方
・初出店で資金に限りがある方

には、リースは強い味方になります。

●初めて飲食店を経営する方

初めて飲食店を開業する方は、「どの厨房機器を選べば良いのか」「本当に必要なスペックは?」といった判断が難しいものです。
リースを活用すれば、購入リスクを最小限に抑えながら設備を導入できます。

また、保守サービス込みのリースであれば、故障時の対応もスムーズで安心です。
機器トラブルに不慣れな開業初期でも、不安なく営業を継続できます。

●今後の業態変更や移転を想定している方

将来的に以下のような計画がある方にも、リースはおすすめです

・他業態への展開(例:カフェ→ダイニングバー)
・テイクアウト導入やイートイン拡大
・多店舗展開に向けた試験店舗運営
・居抜きからの一時的な営業

このように、今後の業態や店舗形態の変更を視野に入れている場合、固定資産として機器を所有するよりも、リースによる「柔軟な導入・撤退」が大きなメリットになります。

●最新の機器で効率化を図りたい方

厨房機器は年々省エネ性能や操作性が進化しています。
リースなら、高性能な最新機器でも、初期費用を抑えて導入できるため、厨房の効率化や省人化を図りたい方にも適しています。

たとえば、

・調理時間を短縮できるコンベクションオーブン
・自動洗浄付きの製氷機
・省エネタイプの冷蔵庫

といった時短・省エネ型の機器は、導入によって人件費や電気代の削減効果も期待できます。

●故障・修理対応を外部に任せたい方

厨房機器は毎日酷使される設備ですので、どうしても故障リスクがつきまといます。
自分で修理業者を探したり、修理費用をその都度負担したりしたくない方には、保守付きのリース契約が安心です。

厨房の現場では、「壊れたけど営業は止められない」という状況が頻発します。
そんなとき、修理・点検の窓口が一元化されているリース契約は非常に心強い存在です。

●中古や短期利用は避けたい方

中古機器はコストを抑えられる反面、「前の使用状況が分からない」「故障が不安」といったリスクもあります。
また、短期レンタルは品数が限られていたり、必要な機器がそろわなかったりする場合もあります。

リースであれば、

・新品を確実に導入できる
・長期間の安定稼働が期待できる

というメリットがあり、見た目や清潔感にもこだわりたい店舗には特におすすめです。

厨房のプロの視点からひとこと

現場で働く立場から申し上げると、「厨房機器リース」は“経営の余白”を残すための選択肢とも言えます。

資金も、時間も、故障リスクも、自分たちで全て抱えるのではなく、信頼できるパートナー(=リース会社)と分担して経営を安定させる──この考え方は、これからの飲食店経営においてますます重要になってくるでしょう。

厨房機器リースを検討する際のチェックポイント

リースは便利な仕組みですが、契約期間も長く金額も大きいため、導入前に必ず確認しておきたいポイントがあります。
ここでは、失敗しないリース活用のために押さえておくべき6つのチェックポイントを解説いたします。

●ポイント1. リース期間と月額費用のバランスを確認する

厨房機器のリース期間は、一般的に3年~7年が多く、それに応じて月額のリース料も変動します。たとえば、5年契約と7年契約で月額は変わりますが、総支払額はほとんど変わらないこともあります。

・月額の負担を抑えたい → 長期リース
・総額を抑えたい・早く所有権を得たい → 短期リース(or購入)

といった自店のキャッシュフローや経営計画に合わせた選択が重要です。

●ポイント2. 保守・メンテナンスサービスの内容を確認する

厨房機器は「動いて当たり前」の設備ですが、実際は日々のメンテナンスや突発的なトラブルへの備えが重要です。
保守付きリースであっても、対応範囲には違いがあるため、以下の点をしっかり確認しましょう。

・年間何回点検があるか?
・故障時の修理費や部品代は含まれるか?
・代替機の貸出はあるか?
・出張費や作業費は別料金か?
・営業時間外や夜間対応は可能か?

厨房機器は営業時間中にトラブルが起こることが多いため、対応スピードも事前に確認しておくと安心です。

●ポイント3. 審査内容と審査通過の条件を把握する

リースを契約するには、必ずリース会社の審査があります。
個人開業の場合、次のような書類や情報の提出を求められることが一般的です。

・開業予定地や店舗概要
・事業計画書(売上見込み・資金繰りなど)
・収入証明や納税証明(必要に応じて)
・過去の飲食店勤務経験や経営実績

初めて開業される方でも、事業計画がしっかりしていれば審査通過は十分可能です。
リース会社や厨房業者と相談しながら、準備しておくとスムーズです。

●ポイント4. 対象機器の型番・仕様・保証内容を確認する

リースされる機器は、新品だけでなく「型落ちの新品」や「再生品(リファービッシュ品)」が提案されることもあります。
予算を抑える意味ではメリットがありますが、必ず以下の点を確認しましょう。

・製品の型番・年式・メーカー保証の有無
・調理性能やサイズが自店の業態に合っているか
・リース期間満了後の再リースや返却条件

とくに、冷蔵庫やフライヤーなど連日使用する機器はスペックや冷却能力が命です。

厨房のプロとしては、「コストだけでなく“厨房オペレーションの効率”を考えた選定」をおすすめします。

●ポイント5. 契約終了後の取り扱い(再リース or 返却)を確認する

契約満了後の選択肢は、以下のように分かれます。

・再リースして使い続ける(月額数千円が相場)
・機器を返却する(搬出費が発生する場合も)
・買い取りできるケースも一部あり

長く使うつもりであれば、「再リース費用」や「買い取り可否」もあらかじめ確認しておくと、将来的なコスト計画が立てやすくなります。

●ポイント6. 自社にとって本当に“リースが最適”かどうかも考える

最後に重要なのは、「本当にリースが最適か?」という視点です。
以下のような条件が当てはまる場合は、中古購入や短期レンタルなど他の選択肢の方が適している場合もあります。

・数カ月~1年の短期営業(催事・キッチンカーなど)
・出店リスクが高く初期投資を極力抑えたい
・リースよりも中古の方が大幅に安いとき

厨房機器の選定は、飲食店の日々の効率・品質・コストに直結する大切なポイントです。
厨房のプロの立場から言えば、「経営・現場・お金」の3つの視点をバランスよく見て、最適な調達手段を選ぶことが、成功への第一歩となります。

専門業者に相談しながら、自店に合ったプランを選びましょう

厨房機器のリースは、単に「初期費用を抑えるため」だけの手段ではありません。
むしろ重要なのは、お店の業態・立地・客層・オペレーションに応じた、最適な機器構成や導入プランを選ぶことにあります。

そのためには、厨房機器や飲食業に精通した専門業者に早い段階で相談することが非常に重要です。

●自分での判断には限界があります

「とりあえず冷蔵庫とフライヤーをリースすれば大丈夫」と思っていても、実際に設置してみると、

・厨房の動線が悪くてスタッフが動きにくい
・電源容量が足りず機器が使えない
・想定よりサイズが大きすぎて搬入できない

といったトラブルが現場ではよく起こります。
こうした問題は、事前の設計とプロの視点による提案で回避できます。

●機器の性能や配置は「売上」に直結します

たとえば、ラーメン店で麺を茹でる釜が非力で、1度に1人前ずつしか対応できないとどうなるでしょうか?
ピークタイムに注文が捌けず、回転率が落ちて売上が伸びません。

厨房機器の性能や配置は、店舗のスピード・回転率・客単価・オペレーションの快適さに影響を与える、非常に重要な要素です。
この部分を無理なく最適化するには、現場経験が豊富な厨房機器専門業者のアドバイスが不可欠です。

●リース会社と厨房機器業者は別の立場。だからこそ間に入るプロが必要です

リース契約を結ぶのはリース会社ですが、実際の厨房設計や機器選定は厨房専門の業者が担当するケースが多いです。
ここで重要なのが、「厨房のプロがリースに詳しくない」「リース会社が現場の導線を知らない」というミスマッチです。

したがって、

・両者の橋渡しをしてくれる厨房業者
・飲食業の立ち上げ経験があるコンサルタント

など、両方の知識を持った専門家に相談することで、最も納得のいく導入プランが立てられます。
テンポスではそのどちらも満たしていますので、お気軽にご相談ください。

リースについてのお問い合わせはこちら

●相談は無料のことがほとんど。迷ったら早めの連絡を

厨房機器業者やリース取扱店の多くは、初回相談や見積もりは無料で対応してくれます。
また、開業時の融資計画や事業計画書の作成を手伝ってくれる業者もあります。

「まだ開業するか決めていない」「リースと購入、どっちがいいか分からない」
という段階でも、早めに相談することで経営の判断材料が増えるはずです。

厨房のプロの視点からひとこと

リース契約は数年単位の長いお付き合いになります。
だからこそ、「商品説明をして終わり」ではなく、現場での使い勝手まで一緒に考えてくれるパートナー的な業者を選ぶことが成功のカギです。

現場で本当に必要なのは何か?
どうすれば現場が楽になるか?

これらを一緒に考えてくれる厨房機器業者と出会うことが、繁盛店づくりの第一歩となります。
経験豊富な厨房業者であれば、厨房設計から搬入、設置、保守まで一貫して対応してくれることが多く、安心して開業準備が進められます。

また、実績豊富な会社はリース会社との連携もスムーズで、審査の通過率が高い傾向にあります。

まとめ|初期投資を抑えて、長く繁盛させるために

飲食店の開業には、多くの準備と資金が必要です。内装、食材、スタッフの採用、販促など、やるべきことは山ほどあります。

その中で、「厨房機器にどれだけ投資するか」は、経営の初期段階で大きな判断を迫られるポイントです。

厨房機器のリースは、そんな飲食店オーナーの負担を和らげ、初期投資を大きく抑えながら、必要な設備を確保できる現実的な手段です。

●リースは“つなぎ”ではなく“戦略”です

「リース=資金が足りない人のもの」と捉えられがちですが、実際は違います。
むしろ、資金があっても「手元資金を残して運転資金に回す」「想定より早く追加出店したい」「まずは試して様子を見る」といった戦略的な選択としてリースを活用する経営者が増えています。

たとえば、新規出店を多店舗展開の足がかりにしたい場合、最初の店舗で無理に設備投資をせず、リースで展開スピードを上げるという考え方もあります。

●「削る」ではなく「活かす」ためのコストコントロール

リースによって得られる最大のメリットは、必要な厨房設備を妥協せずに導入できることです。
たとえば、厨房内の効率化を考えてコンベクションオーブンやパススルー冷蔵庫などを導入したい場合、すべてを新品購入するのは大きな出費になります。

そこでリースを活用すれば、業務効率を落とさずに必要な設備を整えることが可能です。
つまり、「コストを削る」のではなく、「コストを活かして、現場を強化する」という視点が重要です。

●初期投資を抑えることで、長期的に安定経営が見えてくる

開業後の資金繰りがスムーズにいくかどうかは、開業時の投資のバランスがカギを握ります。
売上が軌道に乗るまでの数カ月間を乗り切れるかどうかが、飲食店の“生存率”を大きく左右します。

そこでリースをうまく活用し、必要なものは揃えつつも、現金はしっかりと残しておくことで、経営の自由度が増します。
急な販促費用や人件費にも柔軟に対応できる体制が整えば、安心して営業を続けられます。

●繁盛店づくりは、厨房づくりから始まります

厨房は、お店の「心臓部」です。スタッフの動線、調理スピード、清掃性、耐久性など、すべてが日々の営業のクオリティに直結します。

そして、その厨房環境をどう整えるかが、「売れるお店」「また来たいと思われるお店」をつくる第一歩になります。

リースという選択肢は、そのスタートラインをよりスムーズに、そして柔軟にしてくれる経営の味方です。

◎最後に

厨房機器のリースは、経営判断としてとても有効な手段です。
ですが、全てのケースに万能というわけではありません。

だからこそ、自店の業態や今後の方針に合った“最適な手段”を、厨房のプロや専門業者と一緒に考えることが大切です。

あなたの飲食店が、初期の設備投資に悩まされることなく、長く愛される繁盛店へと成長されることを心より願っております。

テンポスドットコムでは、豊富な業務用機器を取り揃えており、開業支援のサービスの提供や、リースについてのお問い合わせへの対応もしています。
ぜひ、公式サイトをチェックしてみてください!

はじめての開業を徹底サポート

開業前・開業後のお悩みにお答えする情報が盛りだくさん!

是非テンポスへご注文からご相談まで、お気軽にお問い合わせください。

テンポスドットコムはこちら

#飲食店  #開業  #厨房機器 #リース #リースのメリット #リースのデメリット #費用#コストダウン

タグ:

関連記事

「会員登録」で受けられる
3つの特典はこちら

下記「おトク」な情報をメールでお届けします
新商品・限定商品
中古商品の入荷情報
「タメになる」セミナー情報など
無料で開業相談が受けられます
物件情報のお問合せが可能です

最近の記事

  1. 飲食店を開けない場所とは?契約前に確認すべき5つのポイント

  2. 2025年トレンド大予想!これから流行る飲食店業種・トレンドについて徹底解説!

  3. 神戸市に住む兵庫県民は餃子を味噌だれにつけて食べる!?【地元グルメの秘密を解明】

Xで最新記事を配信中

twitter
TOP
新規登録