飲食店にとって冷蔵庫は必要不可欠な厨房機器のひとつです。不具合や故障で使えなくなってしまうと、営業ができなくなってしまいます。
新しく飲食店を開業する場合は、あらかじめ業務用冷蔵庫の寿命に関して知識を得ておくと安心です。
また、新品に限らず中古を選択することで、費用を抑えられます。
今回は、業務用冷蔵庫の中古品は何年ぐらい使える?中古品を使うメリット・デメリットについて紹介していきます。
業務用冷蔵庫の中古品の使用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
業務用冷蔵庫で有名なメーカーとは?

業務用冷蔵庫で有名なメーカーは、日本国内外にいくつか存在しています。
ここでは、特に評価が高く、飲食業界で広く使用されているメーカーについて紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
ホシザキ株式会社(Hoshizaki)
ホシザキは、業務用厨房機器のトップメーカーであり、特に業務用冷蔵庫の分野では国内シェアNo.1を誇ります。
耐久性、冷却力、省エネ性能に優れており、多くの飲食店やホテル、病院などで使用されています。
また、操作パネルが使いやすく、メンテナンスのしやすさも高評価です。冷蔵庫以外にも、製氷機や食器洗浄機など、総合的な厨房設備を提供している点も強みです。
福島工業株式会社(Fukushima)
福島工業は、ホシザキと並んで業務用冷蔵庫で高いシェアを持つ老舗メーカーです。
省エネルギー性能や耐久性が高く、特に大容量タイプや特殊用途(ケーキ用、寿司用など)に強みがあります。
また、庫内温度の安定性に定評があり、食材の鮮度を長く保ちたい現場で重宝されています。
デザインや使い勝手にも配慮されており、厨房環境に合った多彩なラインナップを展開しているのです。
サンデン・リテールシステム株式会社(Sanden Retail Systems)
サンデンは、もともと自動販売機の冷却機構で有名でしたが、業務用冷蔵ショーケースや冷蔵庫の分野でも確かな実績があります。
特に、コンビニやスーパー向けの冷蔵・冷凍ショーケースで高い評価を得ており、ディスプレイ性と省エネ性に優れています。
飲食店でのドリンク冷蔵庫や、セルフサービス用機器としても人気があり、視認性やメンテナンス性が重視される現場での利用が多いです。
これら3社は、いずれも業務用冷蔵庫市場において信頼性が高く、それぞれに異なる強みを持っているため、店舗の用途や規模に応じて選ばれています。
業務用冷蔵庫の中古は何年ぐらい使える?
業務用冷蔵庫の中古品がどのくらい使えるかは、機種の種類、使用状況、メンテナンスの有無によって大きく変わってきますが、一般的には5〜10年程度が目安だと言われています。
新品の業務用冷蔵庫の耐用年数は、おおよそ10年〜15年と言われていますが、中古品の場合、すでに使用された年数分だけ寿命が短くなってしまいます。
たとえば、5年使用された冷蔵庫を中古で購入した場合、残りの使用可能期間は概ね5年〜7年程度と考えられます。
しかし、これはあくまで目安であり、しっかりと整備・清掃された製品であれば、さらに長く使えることもあります。
特に、重要なのはコンプレッサーや冷却装置の状態です。これらが劣化していると冷却効率が落ちたり、故障の原因になったりします。
購入前には必ず動作確認を行い、保証期間が付いている業者から購入するのが安心です。
業者によっては整備済み・クリーニング済みで販売されているものもあり、そういったものは、比較的長く使える傾向にあります。
また、使用環境も寿命に影響しています。厨房内の温度や湿度が高かったり、ホコリが多かったりすると、モーターやファンに負担がかかり、寿命が短くなってしまうこともあります。
中古を購入した場合でも、定期的なフィルター清掃や排水トラップの点検を行うことで、故障リスクを減らし、長く使用することが可能です。
このように、中古の業務用冷蔵庫はコストを抑えつつ導入できるメリットがあるものの、導入時には製造年や整備状況を確認し、できるだけ信頼できる中古業者から購入することが、長持ちさせるための大きなポイントです。
中古品を使うメリット・デメリット

中古品の業務用冷蔵庫を導入することには、明確なメリットとデメリットが存在しています。
飲食店や小規模店舗を開業する際、初期費用を抑える手段として中古品を選ぶケースは少なくありません。
ここでは、その代表的な利点と注意点について紹介していきます。
メリット
まず、メリットについてです。メリットは以下のとおりです。
初期コストの削減
最大の利点は、やはり価格の安さです。新品の業務用冷蔵庫は、数十万円〜100万円以上することもありますが、中古品であれば同じスペックの機種を半額以下、場合によっては3分の1以下で入手できることもあります。
開業時にコストを抑えたい店舗には大きなメリットです。
即納・即使用が可能
中古品は、すでに在庫として用意されていることが多いため、注文後すぐに納品されるケースが多く、急な故障や設備追加にも対応しやすい点も魅力です。
一定の品質が保証された整備品もある
信頼できる中古業者から購入する場合、内部洗浄や動作確認、部品交換などを済ませた「整備済み」製品が多く、ある程度の安心感があります。
また、保証が付く場合もあり、状態のよい製品を選べば、長く使用することも可能です。
デメリット
次に、デメリットです。デメリットは以下のとおりです。
耐用年数が短い可能性
すでに使用された機器であるため、コンプレッサーや冷却ユニットなどの主要部品が劣化していることがあります。
特に、製造から10年以上経過しているものは、寿命が短くなっている可能性が高く、数年で故障するリスクもあるでしょう。
保証やアフターサポートが弱い
新品と違い、メーカー保証がない、または非常に短いことが多く、修理や部品交換が必要になった際に対応が難しい場合もあります。
特に、古い機種では部品が入手できないこともあります。
エネルギー効率が劣ることがある
古い機種は、最新モデルと比較して省エネ性能が低い傾向があり、長期的に見ると電気代がかさむことがあります。
省エネモデルであるかどうかの確認も重要です。
(これらのメリット・デメリットは、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
総合的に見ると、中古の業務用冷蔵庫は「初期投資を抑えたいが、信頼できる整備済みの製品を見極められる」場合に適しています。
一方で、長期使用や省エネ性を重視する場合は、新品を選んだほうが結果的に得になることもあるため、店舗の状況や予算に応じた選択が求められるでしょう。
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まとめ
今回は、業務用冷蔵庫の中古品は何年ぐらい使える?中古品を使うメリット・デメリットについて紹介してきました。
業務用冷蔵庫の中古品は、一般的には5〜10年程度使えると言われています。
中古品のメリットとして、初期コストの削減や即納・即使用が可能なことがあげられます。
一方で、デメリットとして耐用年数が短い可能性や、保証やアフターサポートが弱いことなどがあげられます。
中古品を使うことによるメリット・デメリットについて考え、必要に応じた冷蔵庫を使用しましょう。
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