生のままでも加熱しても食べられる卵は、幅広い料理に活躍する万能食材です。
以前は、1パック100円で購入できましたが、今では200〜300円になっており、貴重な食材となっています。
そんな卵が、最近「完全栄養食」として注目を集めていることをご存じの方がいるのではないでしょうか。
完全栄養食とは、ヒトが健康を維持するために必要な栄養素をバランスよく含んでいる食品のことです。
今回は、完全栄養食！卵の効能や自宅で作れるレシピ5選について紹介していきます。
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目次
卵を食べる習慣はいつから始まった？
卵を食べる習慣は非常に古く、世界のさまざまな地域で古代から続いています。
人類が卵を食べ始めた正確な時期は明らかではありませんが、少なくとも紀元前1400年頃の古代エジプトやメソポタミアの遺跡から、家禽として飼われていた鶏の存在が確認されています。
これにより、当時から卵を食用として利用していたと考えられています。
特に、ニワトリの卵が広く食べられるようになったのは、鶏が家畜化されたことが大きな要因です。
ニワトリの起源は、東南アジアに生息する野生の赤色野鶏（セキショクヤケイ）とされており、紀元前3000年頃にはインドや中国などで家禽として飼育されていた記録があります。
その後、シルクロードを通じて中東やヨーロッパへ広まり、ローマ帝国ではすでに卵が一般的な食材として利用されていました。
日本において鶏卵が食べられるようになったのは、飛鳥時代（7世紀ごろ）に仏教とともに中国から伝わったとされます。
ただし、当時の日本では仏教の教えによりお肉や生き物を食べることが制限されており、卵も「生き物」として扱われていたため、長い間食用としては一般的ではありませんでした。
江戸時代に入ると、鶏の飼育が広まり、卵の供給量が増加したことで、徐々に庶民の間でも食べられるようになっていきます。
しかし、当時はまだ高級品であり、薬や滋養強壮の目的で食べられることも多かったようです。
明治時代以降、西洋の食文化が導入されると、卵料理も多様化し、栄養価の高さから次第に日常の食材として定着していきました。
現在では、卵は世界中でもっとも広く食べられている食品の一つとなっており、その歴史は数千年にもわたります。
卵が完全栄養食な理由とは？
卵が「完全栄養食」と呼ばれる理由には、大きな要素が存在します。
ここでは、それぞれの特徴について紹介していきます。
主に以下の理由があげられます。
必須アミノ酸をバランスよく含む高品質なタンパク源
卵は、人間の体づくりに欠かせない「必須アミノ酸」をすべて含まれており、そのバランスも非常に優れています。
このバランスのよさを評価する「アミノ酸スコア」では、卵は満点の100を誇ります。
体内で効率よく筋肉や臓器、ホルモンなどの材料として使われるため、成長期のこどもから高齢者まで、幅広い年代にとって重要なタンパク源となります。
さらに、消化吸収率も高いため、体に無駄なく利用されやすい点も特長です。
多くのビタミン・ミネラルを含む栄養バランスの良さ
卵には、ビタミンA・B群・D・Eなど多様なビタミンと、鉄・亜鉛・リン・セレンといったミネラルも豊富に含まれています。
特に、ビタミンDは骨の健康に欠かせない栄養素で、日光不足になりがちな現代人にとって貴重な供給源です。
また、卵黄には脳の働きを助ける「コリン」や「レシチン」も含まれ、記憶力や神経機能の維持にも貢献しています。
手軽で身近な健康食品としての利便性
卵は、価格が比較的安く、保存性が高いうえに、いろいろな調理方法に対応できる万能食材です。
ゆで卵や目玉焼き、スクランブルエッグなど、短時間で栄養価の高い食事を用意できる点も魅力です。
栄養価が高いだけではなく、日常の中で無理なく摂取できるという利便性の高さが、卵を「完全栄養食」と評価する理由の一つになっています。
ただし、卵には食物繊維やビタミンCは含まれていないため、野菜や果物と組み合わせて食べるのが理想的です。
それでも卵は、健康維持に大きく貢献する優秀な食材であることに変わりありません。
自宅で作れるレシピ5選！
卵は、手軽に調理できるうえ、いろいろな料理に使える万能食材です。
ここでは、自宅で簡単に作れる卵料理のレシピについて紹介していきます。
忙しい朝や夕食の一品、お弁当にもぴったりです。
だし巻き卵
だし巻き卵は、和食の定番です。卵3個にだし汁大さじ2、砂糖・醤油少々を混ぜ、薄く油を引いたフライパンで何度か巻きながら焼くだけで完成します。
ふんわりジューシーで、冷めてもおいしいのでお弁当にもぴったりです。
オムライス
ご飯をケチャップと炒め、チキンライスにします。卵2個に牛乳を少し混ぜてふんわり焼き、ご飯にかぶせるだけでオムライスの完成です。
仕上げにケチャップで飾れば、見た目も楽しく、子どもにも人気です。
卵スープ
鍋に鶏ガラスープを沸かし、塩こしょうで味を整えます。溶き卵1〜2個を細く回し入れてふんわり固まったら完成です。
わかめやネギを加えることで、さらに風味がアップします。食事の付け合わせに便利です。
半熟煮卵（味玉）
卵を6〜7分ほどゆでて半熟にし、殻をむいたら、醤油・みりん・酒を合わせたタレに数時間漬け込むだけで完成します。
ラーメンや丼物のトッピングにぴったりです。また、冷蔵保存もできる常備菜です。
卵チャーハン
卵チャーハンは、フライパンに油を熱し、ご飯と溶き卵を一緒に炒めるのがコツです。
卵がご飯にしっかり絡むことで、「パラパラ」の食感になります。ネギやハムなどの具材を加えると、ボリュームもアップするでしょう。
（これらのレシピは、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。）
これらのレシピは、特別な材料を使わずに家にあるもので、簡単に作れるのが魅力です。
栄養価の高い卵を日常的に取り入れて、手軽にバランスのよい食事を楽しみましょう。
卵料理に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、卵料理を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介！
ナガ～イミニ玉子焼
大皿 黒銀彩 切立25cm
まとめ
今回は、完全栄養食！卵の効能や自宅で作れるレシピ5選について紹介してきました。
卵は、ビタミンA・B群・D・Eなど多様なビタミンと、鉄・亜鉛・リン・セレンといったミネラルも豊富に含まれています。
また、必須アミノ酸も豊富に含まれており、体に欠かせない栄養が含まれているのです。
だし巻き卵やオムライスなど、自宅でも簡単に作れるため、ぜひ試してみていただきたい一品です。
＃卵 ＃必須アミノ酸 ＃オムライス
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