とろろ昆布をちょい足し!富山おでんの秘密【ご当地グルメ】

ご当地グルメ

寒い冬に体を温めてくれる鍋物と言えばおでん。日本の冬の代表格とも言えるおでんですが、各地で様々な違いがあります。
今回はそんなおでんの中でも、有名な某グルメドラマでも取り上げられた「富山おでん」をご紹介。その最たる特徴である「とろろ昆布」たっぷりの、見た目にも味にも変わり種のおでんの魅力を掘り下げます。

とろろ昆布で美味しく頂く富山おでん

富山という土地は、関西と関東の食文化がほどよくミックスされています。いい所どりの富山の食文化の中で生まれた富山おでんの一番の特徴は、「とろろ昆布」が盛りだくさんにかかっているところです。
富山おでんの歴史や、ご当地食材を使った特徴的な魅力をご紹介します。

富山おでんの歴史

富山おでんの歴史は平成21年に始まりました。地元の食材を使ったおでんを通して全国に富山の食材の魅力を発信していこうという取り組みから、とろろ昆布を載せて地産地消の食材を使ったおでんを開発したところから始まります。
各地のおでんはその味付けに特徴があり、味噌が入ったり甘めだったりとバリエーションが存在していますが、富山のおでんは味付けは特に特徴がなく各自自由に決めます。基本的には塩と昆布やかつお節などで取った出汁をベースにしています。 それでは具に特徴のある富山おでんの特徴について見ていきましょう。

とろろ昆布

一番の特徴であるとろろ昆布ですが、富山が昆布の一人当たりの消費量が日本一なことから、メイン食材に抜擢されました。
昆布から優しく美味しく出る味わいにプラスしてとろっとした食感が味わえて、私たちが普段食べるおでんとは少し違った雰囲気を味わえます。

地産地消

富山おでんのもう一つの特徴は、必ず地元の食材を入れるということです。富山で有名な食材と言うと「富山湾の宝石」とも呼ばれる白海老があります。白海老のつみれとしておでんの具の定番です。
また、富山の有名な紅白かまぼこに、渦巻き模様の切り口が美しい「赤巻=赤かまぼこ」があります。これもおでんの具の定番となっています。

富山ならではの具材

「白海老」や「赤かまぼこ」の他にも、特徴的な具材があります。

カニ面(かにめん)

カニ面とはカニの甲羅に卵の外子や内子、カニの身をのせた具材です。色々とバリエーションがあります。カニの甘みとおでんの汁が相まって、おせちが豪華に美味しくバージョンアップします。

香箱ガニ:ズワイガニのメス
内子と外子、カニみそカニ身を甲羅に詰めすり身で蓋をしたものです。

紅ズワイガニ:海のルビー富山湾の女王とも呼ばれます。
カニ身や白身魚のすり身や野菜キノコ類をたっぷり詰めたものです。

あんばやし

コンニャクを薄く切り串刺しにしたもので、生姜の効いた味噌ダレに付けて食べると美味しい具材です。「あんばやし」というのは富山市で主に使われる名前です。

すす竹

細いタケノコです。細いのでおでんの味がしっかり染みつつシャッキシャキの歯ごたえを楽しませてくれます。

変わり種食材

ご当地食材を使う富山おでんですが、変わり種の具も美味しく頂けます。どんな具が合うのか、アレンジもご紹介します。

変わり種

富山おでんに合う変わり種の具をご紹介します。

アスパラ

和風のおでんに洋風のアスパラは一見おでんとは合わなさそうですが、あっさりした味とシャキっとした食感が美味しいです。

アボカド

森のバターとも言われるアボカドは、それ自体は特に強い味もない食べ物ですが、おでんに入れば美味しいつゆが染み込んで濃厚なトロっとした食感と共に楽しむことが出来ます。とろとろ同士とろろ昆布との相性もバッチリです。

銀杏

ほろ苦くホクホクした味わいと食感がおでんの塩気と相まって、美味しい食材です。色合いも鮮やかで、見た目にも美味しい一品です。とろろ昆布のとろっと食感と、銀杏のホクホクした味わいが絶妙です。

イイダコ

ちっちゃいタコさんがかわいく美味しいイイダコ。茶色の多いおでんの中で赤い色味も鮮やかで見た目にもよく、食感もタコならではのしっかりした歯ごたえとつゆの染みた美味しさが味わえます。とろとろ食感とタコの噛み応えのある食感との相性が良さそうです。

アレンジ

沢山の具を一気に煮込むおでんは、一日で食べきれないこともありますよね。そんな時はアレンジレシピで美味しく富山おでんを変身させましょう。

雑炊

お鍋アレンジの定番と言っても過言ではない雑炊です。富山おでんは昆布と塩気のシンプルな味付けですから、そこにお米と卵を追加すれば、お米と素材の味を存分に味わえそうです。
出汁とおでんの具の味がしっかり染み込み、美味しい雑炊になること間違いなしです。

カレー

実は残ったおでんのアレンジとして人気なのがカレーです。残ったおでんにカレー粉を混ぜるだけで出来ちゃうという手軽さもさることながら、おでんの具材と出汁が染み込んだつゆにカレー粉を解かすので、和風でコクのある美味しいカレーになります。とろろ昆布のとろみがカレーにも合いそうですね。

煮込みうどん

余ったおでんに麺を投入するだけで、手軽に出来るのが煮込みうどんです。簡単におでんが生まれ変わり、あっさり美味しく食べられます。とろろ昆布はうどんにもバッチリ合うので、追いとろろ昆布をしてみてもいいかもしれません。

和風グラタン

余ったおでんの具の上からチーズをかけて焼くだけで、お手軽グラタンが完成します。お皿を移したりする分、他のアレンジよりは少々手間がかかりますが、和風と洋風の素敵なマリアージュが楽しめます。残った具によっても毎度味が変わるので、色々なパターンで食べてみたいですね。

まとめ

とろろ昆布が特徴的な富山おでんですが、おでんはいろんな具材を一片に盛り込むことが出来るので、地産地消をモットーに全国へ富山の食材の魅力を発信するには最高のメニューかもしれません。
赤かまぼこや白海老、カニ面など富山ならではの食材がかつお節と塩で味付けされたおつゆで煮込まれたおでんは、冷えた体を美味しくほっこり温めてくれます。

富山では、B級グルメとしてラーメン店での提供も多いようです。いつものおでんにとろろ昆布をちょっと足してみたり、少し豪華にカニ面を入れてみたりして、富山おでんに挑戦してみてくださいね。 そんなおでんを提供する際に必要なおでん鍋ですが、テンポスでは沢山の種類を取り揃えております。新しい鍋を入手して、新しいメニューを考えたり、今のメニューにプラスアルファを考えてみてはいかがでしょうか。

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