飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
デンマーク発祥のライ麦パン「ルブロ」をご存じの方もいるのではないでしょうか。
ルブロとは、感度の高いパン職人や、強火のパンマニアが熱視線を注ぐ、北欧デンマーク発祥のライ麦パンです。
今回は、2025年度のトレンド間違いなし!デンマーク発祥「ルブロ」について紹介していきます。
レシピについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
デンマークのライ麦パンとは?

デンマークのライ麦パンは、デンマークの伝統的な黒パンの一種で、主にライ麦粉を使って作られています。
発酵に、サワードウ(天然酵母)を用いることが多く、独特の酸味としっとりした食感が特徴的です。
また、栄養価が高く、食物繊維やミネラルを豊富に含んでいるため、健康志向の人々にも人気があります。
特徴
色と食感:黒褐色で、密度が高く、しっとりとした質感です。
風味:サワードウ由来の酸味があり、噛むほどに深い味わいが楽しめます。
材料:ライ麦粉を主成分とし、ヒマワリの種、カボチャの種、フラックスシード(亜麻仁)などを混ぜることもあります。
食べ方
ルブロは、そのまま食べるより、デンマークの伝統的なオープンサンド「スモーブロー」として楽しまれることが多いです。
バターを塗ったうえに、ハム・チーズ・ニシンのマリネ・ローストビー・卵などを乗せるのが一般的です。
デンマークの食文化には、欠かせない存在であり、家庭やレストランで日常的に食べられているパンです。
ライ麦パンは健康に良いのか?
ライ麦パンは、健康によいのでしょうか。結論からいうと、ライ麦パンは健康によいといわれています。
ここでは、健康によいといわれている理由について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・食物繊維が豊富
・低GI値で血糖値の急上昇を防ぐ
・豊富なミネラルとビタミン
・心臓病のリスク低減
それぞれ詳しくみていきましょう。
食物繊維が豊富
一つ目は、食物繊維が豊富なことです。
ライ麦パンは、食物繊維を多く含んでおり、特に不溶性食物繊維が豊富です。
不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収し、便のかさを増やして排便をスムーズにすると言われています。
これにより、便秘予防や改善に役立つだけではなく、腸内環境の改善も期待できます。
また、食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり、腸内フローラ(腸内細菌のバランス)を健康に保つ役割も果たします。
ライ麦パンを摂取することで、消化器系をサポートし、便秘や腸内疾患の予防が期待できます。
低GI値で血糖値の急上昇を防ぐ
二つ目は、低GI値で血糖値の急上昇を防ぐことです。ライ麦パンは、一般的に白パンや、他の精製された小麦パンに比べてGI(グリセミックインデックス)が低いです。
GI値が低い食品は、食後の血糖値の急激な上昇を抑えるため、インスリンの急激な分泌を防ぎ、血糖値のコントロールに役立ちます。
これにより、糖尿病のリスクを減少させる効果が期待できます。また、ライ麦パンは血糖値の上昇が緩やかなため、食後のエネルギーの持続性があり、空腹感を長時間抑えられるでしょう。
これが、体重管理やダイエットに有益であるといわれています。
豊富なミネラルとビタミン
三つ目は、豊富なミネラルとビタミンです。ライ麦パンは、鉄分、マグネシウム、亜鉛、カリウムなど、体に必要なミネラルを豊富に含んでいます。
鉄分は、赤血球の生成を助け、貧血予防に重要です。マグネシウムは、筋肉や神経の機能をサポートし、骨の健康を保つために必要な栄養素です。
亜鉛は免疫機能を強化し、傷の回復を促進する役割があります。また、ビタミンB群(特にビタミンB1、B3、B6)も含まれており、これらはエネルギー代謝を助け、神経系を健康に保つために、必要不可欠です。
ライ麦パンを摂取することで、日々の栄養素を効率よく補給でき、健康維持に役立つでしょう。
心臓病のリスク低減
四つ目は、心臓病のリスク低減です。ライ麦パンに含まれる食物繊維、ミネラル、抗酸化物質は、心血管の健康にもよい影響を与えることがわかっています。
特に、食物繊維が血中のコレステロールを低下させる効果があり、心臓病や脳卒中のリスクを低減することが示されています。
また、ライ麦はポリフェノールやフェノール酸といった、抗酸化物質を含んでおり、これらは細胞の老化を防ぎ、血管を健康に保つ働きがあると言われています。
定期的にライ麦パンを食べることで、長期的に心臓の健康をサポートし、動脈硬化や高血圧といったリスクを減少させる可能性があります。
ライ麦パンは、食物繊維やミネラル、ビタミンを豊富に含み、血糖値のコントロールや腸内環境の改善、心血管の健康維持など、健康にいろいろなメリットをもたらします。
ダイエットや、健康維持を考えている方にとって、ライ麦パンは非常に優れた食品だといえます。
しかし、ライ麦パンでも過剰摂取はカロリーの過剰摂取につながる可能性があるため、適量を摂ることが重要です。
ルブロ作り方

ここでは、ルブロの作り方について紹介していきます。自宅で作る場合、少し時間がかかりますが、しっかりとした風味と食感を楽しめます。
材料(1本分)
・ライ麦粉(粗挽きまたは中挽き):300g
・強力粉(小麦粉):200g
・砂糖:1〜2大さじ
・塩:1小さじ
・ドライイースト:7g(約1袋)
・温水(約40℃):300ml
・サワードウ(酵母を使う場合):50g(もし手に入らない場合は、イーストだけで作ることも可能です。)
・ひまわりの種(またはカボチャの種など、お好みで):50g
・亜麻仁やフラックスシード(お好みで):20g
作り方
準備
温水(約40℃)に、砂糖とドライイーストを加えて、軽く混ぜ、5〜10分ほど置いてイーストが活性化するのを待ちます。
生地を作る
ボウルに、ライ麦粉と強力粉を入れ、塩とお好みでフラックスシードやひまわりの種を加えます。
次に、イースト液を加え、サワードウ(あれば)も加えて、木べらで混ぜます。生地がまとまってきたら手でこねます。
こねる
生地をしっかりとこねましょう。ライ麦粉は、小麦粉と比較してグルテンが少ないため、しっかりとこねる必要があります。
約10〜15分間、手のひらで押し伸ばすようにして生地をこねます。
一次発酵
生地をボウルに入れてラップをし、温かい場所で約1〜1.5時間発酵させます。生地が約2倍に膨らむまで待ちましょう。
成形と二次発酵
発酵した生地を軽くガス抜きし、パン型に入れます。パン型は、油を塗っておきましょう。
うえから軽く押して形を整え、表面を平らにします。再度、ラップをして温かい場所で約30分〜1時間発酵させます。
焼成
オーブンを180℃に予熱し、パンを焼きます。約45〜50分、表面がしっかりと焼き色がつくまで焼きます。
竹串を刺してみて、生地がつかない状態になれば焼き上がりです。
冷ます
焼き上がったパンは、型から取り出し、ラックの上で冷まします。冷めてから切ると、さらにおいしくなるでしょう。
ポイント
サワードウがある場合は、サワードウを使うことで、さらに深い風味が出せます。サワードウは、自宅で育てることもできます。
また、ライ麦粉が多いため、パンの食感はしっかりとした密度の高いものになります。
お好みで種を加えることで、さらに栄養価が増し、食感にもアクセントが加わります。
自家製のライ麦パンは、市販品とは違った、より素朴で風味豊かな味わいが楽しめます。時間はかかりますが、その分、焼きたてのおいしさを存分に味わえるでしょう。
ルブロに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、ルブロを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
まな板 テンポスオリジナル

パンスライサー FU-629 21.5cm

まとめ
今回は、2025年度のトレンド間違いなし!デンマーク発祥「ルブロ」について紹介してきました。
ルブロとは、デンマーク発祥のライ麦パンで、デンマークの伝統的な黒パンです。
ルブロは、ライ麦なため、食物繊維やビタミン・ミネラルなど豊富な栄養素を摂取できます。
ぜひ、自宅で健康によいルブロを作ってみてください。
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