飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
台湾で人気を集めている「芋圓(ユーユェン)」をご存じの方もいるのではないでしょうか。
芋圓とは、タロイモやサツマイモ、カボチャなどの野菜を練りこんで作られた、台湾の伝統的なお団子スイーツです。
今回は、台湾旅行に行ったら欠かせない!九份名物「芋圓(ユーユェン)」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
芋圓(ユーユェン)とは?

芋圓(ユーユェン)は、台湾発祥の伝統的なスイーツで、「もちもち」とした食感が特徴の団子です。
主にタロイモ(芋頭)を使って作られていますが、サツマイモやカボチャなど、さまざまな根菜を加えることで色や風味にバリエーションを持たせることができます。
日本でも近年、台湾スイーツブームの中で注目を集めているのです。
芋圓は、ゆでることで柔らかく、もちもちとした食感になり、温かいシロップに入れて食べたり、かき氷や豆花(トウファ)などの冷たいスイーツにトッピングされたりします。
噛むほどに、素材の自然な甘さが口に広がり、ナチュラルで素朴な味わいが楽しめます。
特に、夏には冷たいデザートとして、冬には温かい汁とともに食べることで、季節を問わず人気があります。
芋圓の起源は、台湾南部の九份(ジォウフェン)とされ、古くから家庭で作られてきた郷土料理の一つです。
タロイモやサツマイモを蒸してつぶし、タピオカ粉や地瓜粉(サツマイモ粉)を加えて練り、生地を小さく切ってゆでるというシンプルな工程で作られています。
家庭でも手軽に作れることから、台湾では親しまれ続けているのです。
ヘルシーでグルテンフリーな芋圓は、健康志向の人にも支持されています。また、色とりどりの見た目の美しさから、SNS映えするスイーツとしても注目され、カフェや専門店などでも提供されているのです。
台湾の伝統文化を感じられる芋圓は、素朴ながらも奥深い魅力を持ったスイーツです。
九份はどんな場所?
九份は、台湾・新北市瑞芳区に位置する山あいの町で、ノスタルジックな街並みと美しい景観で知られる観光地です。
台北市内から日帰りでアクセスできることから、国内外の旅行者に人気があります。
特に、「千と千尋の神隠し」の世界観に似ていると言われたことで、日本人観光客の間でも話題となりました。
九份は、もともと金鉱の町として栄え、19世紀末から20世紀初頭にかけて金の採掘で大きな賑わいを見せました。
しかし、鉱山の閉山後は急速に衰退します。
ところが1989年、映画『悲情城市』のロケ地となったことをきっかけに再び注目を集め、現在のような観光地として復活を遂げたのです。
九份の最大の魅力は、山の斜面に沿って広がる石段の町並みと、赤い提灯が灯るレトロな風景です。
狭く入り組んだ「基山街」や「豎崎路」には、伝統的な茶藝館、お土産屋、屋台、カフェなどが軒を連ね、観光客を楽しませています。
そこでは、芋圓(ユーユェン)をはじめ、タロイモスイーツや台湾小吃(シャオチー/軽食)も味わうことができます。
また、九份からは海を見下ろす美しい景色が広がり、昼と夜でまったく違った表情を見せてくれます。
特に、夕暮れ時に赤い提灯が灯る光景は、まるで映画のワンシーンのようで、多くの人が写真に収めたくなる美しさです。
過去の歴史と現代の観光が融合する九份は、台湾の文化や風情を感じられる特別な場所です。
静かに山と海に囲まれながら、時間がゆっくりと流れるような体験ができるでしょう。
芋圓(ユーユェン)作り方

芋圓(ユーユェン)は、台湾の伝統的なスイーツで、もちもちとした食感が魅力の団子です。
タロイモや、サツマイモなどの根菜から簡単に作れるため、自宅でも楽しめます。
ここでは、基本的な芋圓の作り方について紹介していきます。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料(2〜3人分)
タロイモ または サツマイモ:200g
片栗粉(またはタピオカ粉):80〜100g
砂糖:大さじ1(お好みで調整)
※カラフルにしたい場合は、サツマイモ(黄色)、紫芋(紫)、カボチャ(オレンジ)などを使い分けましょう。
作り方
芋を加熱する
皮をむいた芋を一口大に切り、蒸し器または電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。
蒸す場合は、約15〜20分、電子レンジなら耐熱容器に入れてラップをかけ、600Wで6〜8分程度温めましょう。
つぶす
熱いうちに、マッシャーやフォークでよくつぶします。なめらかなペースト状になるまでしっかりつぶすと、団子の食感がよくなります。
粉と砂糖を加える
つぶした芋に砂糖を加え、さらに片栗粉(またはタピオカ粉)を少しずつ混ぜながらこねます。
耳たぶほどの柔らかさになるまで調整してください。水分が足りない場合は、少量の水を加えてみましょう。
棒状に伸ばし、切る
生地を棒状に伸ばし、1〜2cm幅に切って丸めます。好みによって、形を整えても楽しいです。
ゆでる
鍋にお湯を沸かし、芋圓を入れてゆでます。浮き上がってからさらに、2〜3分ゆで、冷水に取ってぬめりを取ります。冷やすことでもちもち感が増します。
食べ方アレンジ
温かい黒糖シロップに入れて、しょうが入りの黒糖湯で温めると、寒い季節にぴったりです。
豆花(トウファ)やかき氷のトッピングにして、夏は冷たいスイーツと一緒にするとおいしくいただけます。
ココナッツミルクや練乳をかけることで、濃厚な風味が楽しめます。
芋圓は保存も可能で、切った状態で冷凍すればいつでもゆでて食べられます。色とりどりの芋で作れば、見た目も華やかで楽しさが倍増します。
シンプルな材料で手軽に作れる、台湾の味をぜひ家庭で楽しんでみてください。
芋圓(ユーユェン)に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、芋圓(ユーユェン)を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
スープレードル 5cc

スイーツスプーン

まとめ
今回は、台湾旅行に行ったら欠かせない!九份名物「芋圓(ユーユェン)」について紹介してきました。
芋圓(ユーユェン)は、台湾発祥の伝統的なスイーツで、「もちもち」とした食感が特徴の団子です。
本場の味を食べるのが1番おいしいですが、自宅で作る芋圓もまたおいしく家庭で楽しめるでしょう。
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