カフェ・喫茶店を開業するのに必要なものは?カフェ・喫茶店開業前厨房機器リスト

出店・開業

カフェや喫茶店を開業しようとすると様々な物が必要になりますよね。
これからカフェや喫茶店を開業しようとしている方、開業しようか検討されている方へ向けて必要になる機械や設備をまとめました。
何を揃えたらいいかわからない、全部揃えたら金額はいくらくらいになるのか知りたい、さらに初期費用を抑えたい未来のカフェオーナーも一度費用をシミュレーションしてみましょう。

カフェ・喫茶店を開業する場合の営業許可種は?

設備や機械の話に入る前に、カフェや喫茶店を開業するには営業許可が必要です。
以前までは「飲食店営業」と「喫茶店営業」の2種類に営業許可種は分類されていました。
しかし、喫茶店営業の許可は2021年5月31日をもって廃止になりました。

現在では、「飲食店営業」に統合されているので、これからカフェや喫茶店を開業される方は、飲食店の営業許可を取るようにしましょう

カフェ・喫茶店で必要な設備・道具とは?

カフェや喫茶店を開業する場合は、他の飲食店と同様に多くの厨房設備や調理道具、リラックスできる空間を演出するインテリアなどが必要になります。
実際にどのような物が必要になるのかチェックしてみましょう。

厨房設備

カフェや喫茶店を開業する場合、他の飲食店でも使用されているような冷蔵庫などの一般的な厨房機器に加えて、カフェや喫茶店ならではの設備もさらに必要になります。
道具によって再現できる味も様々ですので、お客様には見えなくてもオーナーのこだわりが発揮される非常に重要な要素になります。

冷蔵庫・冷凍庫

他の一般的な飲食店でも食材を保管するために必ず使用される冷蔵庫や冷凍庫。大容量の縦型冷蔵庫や、上が天板になっていて作業が調理作業が可能な横型冷蔵庫(台下冷蔵庫、コールドテーブル)等の種類があります。
また、冷蔵庫と冷凍庫が一体になっているもの、冷蔵機能のみのもの、冷凍機能のみのものがあり、サイズや容量も機種によって様々です。
厨房内のサイズや使用する食材の量により必要な大きさが変わってきます。あらかじめ、厨房のレイアウトや仕入れる食材の量に合わせて、必要なスペースを考えることが大切です。
加えて、飲食店営業の許可を取る場合には、庫内温度が外から確認できる冷蔵庫・冷凍庫である必要があります。
大手メーカーの製品には基本的に温度計が搭載されていますが、中古製品などの購入を検討されている方は念のため確認しておきましょう。

製氷機

ドリンクを扱うカフェや喫茶店では、使用する氷の量も非常に多いです。
冷凍庫の中で氷を作り、保管することも可能ですが、カフェや喫茶店では必ず氷が足りなくなってしまうでしょう。
そこで活躍するのが製氷機です。
製氷機にも製氷する氷の形や、1日に製氷できる氷の数など種類は様々です。
一般的にコールドドリンクの氷に適しているのは「キューブタイプ」の製氷機です。
また、製氷機の機種には「25kg」や「35kg」などの種類があります。これは「1日あたりの製氷能力」を表しています。
お店にあった製氷能力の製氷機をお探しの時は「席数×1.5」で算出される数値を参考にしましょう。
もし席数が20席の場合には、「20席×1.5=30」となりますので、35kgのキューブアイス製氷機が適していると考えられます。
しかし、コールドドリンクが人気なお店の場合は、余裕をもって1サイズ上の製氷機をお選びになると安心ですね。

ガステーブル・ガスレンジ

ガステーブル・ガスレンジにも種類は様々です。
まずは、ガス機器の基本的な部分として、設備のガス種にあった製品を選びましょう。
ここからはガステーブルとガスレンジの違いを抑えた上で、さらに細かい種類の違いを確認していきましょう。
ガステーブルとはガスコンロのみが内蔵しているものであるのに対し、ガスレンジとはガステーブルとコンベクションオーブンが一体になっているもののことを呼びます。
ガスレンジはコンロで調理しながらオーブンでも調理する事も可能なので、作業時間の短縮・効率化と厨房スペースの有効活用を図ることができます。
コンロとオーブンをどちらも導入予定の方はガスレンジも候補に入れてみてはいかがでしょうか?
また、ガステーブルもいくつかの種類に分けることができます。
まず初めに「外管式」です。ガステーブル本体にヘッダーが取り付けてあるタイプで、ヘッダーにノズル付きのガス栓があり、そのガス栓を手動で空けチャッカマンなどで点火します。
火が自動で消えるなどの安全装置はついていませんが、コックで火力を調整することができ、火加減の微調整が可能です。コックで火力調節するタイプなので、火加減の微調整を手動で行いたい人におすすめです。
次に「内管式」です。外管式とは異なり、圧電点火式でつまみを回すと自動で点火します。着火はほとんどが圧電点火方式で、イメージとしては家庭用コンロに近い作りになっています。
掃除の際は五徳を外し、工具無しでもお手入れできます。扱いやすく、安全装置が装備されている機器もありますが、外管式のような火力の微調整ができないので、とろ火を多用する調理には向いていません。
最後に「IHテーブル」です。炎を使わないため、安全・清潔・熱気のこもらない環境の良さ、高火力でオールマイティのIH調理器です。
IHはフラットな天板なため、汚れてもさっとひと拭きでお掃除が済むので、掃除時間の短縮で回転率もアップ。
厨房が熱くなりにくく、お湯を沸騰させる速度が速いなど、メリットもたくさんあります。
このように、ガステーブル・ガスレンジだけでもかなりの選択肢があります。こういった加熱調理の機器は種類によって展開できるメニューも変わる、まさに「売上を作る機器」ですので、慎重にご検討の上お選びください。

食器棚

飲食店営業の許可を得るためには、食器棚を一つ以上設置することが必須になります。理由としては、食器にほこりやその他の汚れがついてしまうことを防ぐことが目的であり、戸がついていることも条件の一つになります。
ここまででご紹介した厨房機器は、比較的どんな業態の飲食店であっても導入される一般的な製品になります。
テンポスドットコムなら新品・中古の厨房機器から飲食店で活躍するインテリア、調理道具と幅広く揃っております。

エスプレッソミル・グラインダー

ここからはカフェ・喫茶店においてメインの商品となるコーヒーにまつわる製品のご紹介になります。
ミルやグラインダー、エスプレッソマシンなどは、これまでの機器よりもさらに機種によって性能が繊細に変わり、オーナーの再現したい味や香り等によって採用する機種も変化してきます。
最初はミル・グラインダーです。
ミルやグラインダーにも様々な種類がありますが、1日に何杯程抽出するのか、テイクアウトにも対応できるようにするのか、浅煎りか深煎りか等で採用したほうが良い機種は変化します。
一日の抽出回数が多い店舗やテイクアウトのお客様に対してすぐに商品をお渡ししなければならない店舗、浅煎りの硬い豆を挽きたい店舗などはモーターが大きく、パワフルなミルを採用しましょう。

エスプレッソマシン

エスプレッソマシンも抽出回数や設備によって変化します。
コーヒー豆を挽くところから自動で抽出まで完了してくれる全自動タイプ、豆を自分で挽いてセットすると抽出を行うセミオートタイプ、手動で圧力をかけて抽出するため大量に販売することはできないがこだわりの一杯を提供できる手動レバー式などの種類に大別されます。
また、エスプレッソマシンには1日の供給杯数に上限があるため、忙しい店舗や抽出回数が多い店舗では1連のマシンではお客様を待たせてしまったり、すぐにマシンが故障してしまったりということが発生する恐れがあります。
1日に50杯を目安として、それ以上抽出する回数が多い場合は2連タイプのエスプレッソマシンを導入しましょう。
エスプレッソマシンで使用する水を水道と直結して間に浄水器をかませる方式、タンクに水を入れて使用する方式の2種類もあります。水の入れ替えが難しい場合には水道と直結させるタイプのエスプレッソマシンを導入しましょう。

カフェは準備するものがたくさん!そこにオーナーのこだわりが現れる

カフェや喫茶店を開業する場合には様々な物を用意しなければならないことが分かりました。
それぞれの機器にメーカーが複数存在するので、決めるのはとても時間がかかり大変な作業になるかもしれません。
しかし、そこで悩んで決めた機器がそのお店の個性となり、お客様に美味しい一杯やくつろぎのひとときを提供します。
一人ですべて決めるのはが大変な場合は、すぐに飲食店のプロに相談しましょう。
テンポスドットコムには20万点以上の幅広い品ぞろえで、あなたのお店にあった商品が見つかります。
探すのが難しい場合は電話にてご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

また、カフェや喫茶店を開業予定の方向けの専門サイト「カフェ・喫茶店開業ドットコム」なら、実際のカフェの厨房図面を参考にしながら商品をお選びいただけます。

タグ:

関連記事

最近の記事

  1. 自宅で・夫婦で飲食店を開業するメリット・デメリットは?

  2. 浜松市で飲食店を開業時に融資を受ける際のポイントは?開業の流れも含めて解説!

  3. 【まとめ】ラーメン店開業ブームの理由と成功のヒケツ!8つのポイントと成功事例を徹底解説

Twitterで最新記事を配信中

twitter
TOP