あなたのお店は大丈夫?飲食店を開業する前の準備と、失敗しないお店づくり

出店・開業

飲食店の開業準備で立地、内装、厨房などの準備をしてようやく開業したお店。しかし、開業したのもつかの間、売上や、集客、教育などに悩む飲食店のオーナーさんは少なくありません。ここではそんな開業しても失敗しないお店づくりの方法や、開業時に抑えとかなければならいことなどを紹介していきます。

焦りは禁物! 物件選びは慎重に!

開業時、物件選びというのはとても重要です。飲食店の売上のほとんどが物件で決まるといっても言われている重要ポイントでもあります。


焦って決めた物件でよくあるのが「味は一流なのに客が全然入らない」、「トレンドを取り込んでいるのに客が来てくれない」などは立地が影響していることが少なくありません。ここではそんな物件選びの3つのポイントを紹介していきます。

物件を決める前に必ず立地調査をしないといけない??

お店に入ってくれる物件なのかを調べる「通行量」の調査

「通行量」を調べるといってもただお店の前を通った人を数えるだけではありません。お店の前を通る人数も大事ですが、自分の店のコンセプトにあった客が入るか、どんな人が通っているのかを調べるターゲットの確認や、歩行者がどこに向かって歩いているか、その目的地までに自分の店を通るのかを調べる動線が重要となってきます。

自分のライバルは誰なのか調査する「競合店舗」の調査

出店した立地で飲食店をしているのは自分だけではないことがほとんどです。近くの競合となる店舗は何なのか、またその競合店舗にどのくらいの客が入っていて、その客を奪える相手なのかを調査することも大事です。


また、似たような業態をしてる店舗を調査し、競合に足りないものを取り入れる事も必要です。そもそもは客が入ってないならその立地では人気のない業態なのかもしれないなど判断基準にもつながります。

遠くからでも気づいてくれるか「看板」の調査

出店しても道を歩いている客に自分の店がどこにあるかがわからないとお店に入ってくれません。
お店の位置を示してくれる看板は必要不可欠です。また、その日入店されなくてもその看板に興味を持ってくれた歩
行者が別の日に客として来店してくれることもあります。
看板の設置は建物にもよりますが、可能であれば遠い位置からでも分かるような看板にしましょう。


また、他の店の看板にかぶるようならA型看板などの設置も検討して、歩行者の目に入るようにしましょう。

開業前のコンセプト作り込み次第でお店の命運が分かれる!?

「どんな飲食店にするか」「お店でどういったサービスを提供するか」「どういう雰囲気で過ごしてほしいか」など、客にとってどういうお店であるかが大事になってきます。コンセプトが明確になっていることで経営での迷走をすることがなくなります。


コンセプトを明確にしていない店づくりをおこなった場合、経営難や、軸とはズレのある経営をしてしまい失敗してしまうこともあります。そうならない為にもコンセプトは明確に作りこみましょう。

飲食店におけるコンセプト「7W2H」とは??

飲食店におけるコンセプトは、What(なにを)、Which(どれを)、Whom(だれに)、Where(どこで)、Why(なぜ)、Who(だれが)、When(いつ)、How much(いくらで)、How(どうやって)の2Hから成る「7W2H」から考えていくことができます。

What(なにを)

提供したいと考えている、メニュー・サービスの特徴のこと。「だれが、どのように利用するのか」、「どのようにサービスを提供するのか」を考えることです。客が来店するシーンのイメージが大切になってきます。

Which(どれを)

個人店や小規模飲食店が開業後に生き残るために必要な目玉商品を準備しましょう「このお店の料理がまた食べたい」「あの店の料理が食べたい」など客が興味を持つメニューを考えましょう。来店動機につながる高い看板商品を作ることでお店のイメージにもつながるでしょう。

Whom(だれに)

だれがターゲットか明確にしましょう。タイミングでターゲットが変わる場合もあります。メインターゲットが誰なのか、またサブターゲットが誰なのかを具体的に設定することが重要です。

Where(どこで)

作ったコンセプトにあった立地なのかを考えます。どこで店を開業していくかなどをここでは明確にしていきます。

Why(なぜ)

明確な動機をここでは考えていきます。「どうしてお店を開きたいか」、開業するにあたって「何をしていきたいのか」を洗い出しましょう。

Who(だれが)

ひとりで経営していくのか?従業員を雇って経営するのかなどを明確化しましょう。また社員、アルバイト、パート人で運営していく場合、各々のスキルだけでなく年齢や給与を想定することで、採用活動や、どういう人と働くかが明確化できます。

When(いつ)

自分がいつ開業するのかを明確にします。物件や、内装、人材採用ではスケジュール通りに進むことは100%ありません。スケジュールを明確にし、余裕をもって計画しましょう。

How much(いくらで)

どのくらいの費用で開業するのか。また、集客をどのくらいの費用でやっていくのかを考えていきます。店舗の備品をネットや実店舗で調べて開業にどのくらいの費用がかかるか、また、物件の契約資金、従業員のお給料をいくら払うのかを明確化していきましょう。

How(どうやって)

客にどうやってサービス、料理を提供するかを考えていきます。そのほかに、どのようにしてお店を経営していくのかを明確化していきます。

お金の管理は最も重要!飲食店で失敗しないお金の抑えるべきポイント

ようやく開業したものの、売上や経費の管理などできず、資金繰りもうまくいかず閉店をした失敗談はよく耳にするのではないでしょうか?ここでは飲食店で失敗しないお金の抑えるべきポイントを紹介していきます。

失敗する人はお金の動きが分かってない!?

売上の推移は毎日確認、分析!

レジ締め精算を飲食店では毎日行う業務フローですが、業務として行っているだけではダメです!何がどのくらい売れて、何時ぐらいに売上が上がったなど分析する必要があります。


売上を分析することによって売上の下がり始めを早期に発見でき、対処できることもできます。また、売上の兆候を掴むことによって売上アップにもつながるので毎日確認しましょう。

売上に対してどのくらい経費を使っているか?

売上は申し分ないのになかなか利益が残らないなど失敗談はよく聞きます。利益を残したいのであれば使っている経費に敏感にならなければなりません。


消耗品や、電気代、水道代などの変動費をどれだけ抑えれるか、また固定費は月にどのくらい使っているかなどを把握することが大事です。また、損益分岐点を把握することでどのくらい売り上げなければならないかを知ることもできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?以上が、飲食店を開業する前の準備と、失敗しないお店づくりのポイントでした。開業・経営していくにあたり、失敗は少なからずあると思います。しかし、上記のポイントを抑えることで失敗が少ない店舗づくりをしていきましょう。

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