飲食店が仕入先を選ぶ際のポイントは?仕入先別のメリットやデメリットについても解説

経営ノウハウ

飲食店を経営する上で食材の仕入れをすることは必要不可欠です。しかし、仕入先業者によって

食材の仕入れられる量や値段、取り扱っている食材などは様々なため、どこの業者が自分に合っているのか、選ぶ際何に気を付ければよいかなど分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は仕入先を選ぶ際のポイントや注意点、どのように選べばよいかをご紹介します。

仕入先別のメリットとデメリット

仕入先として考えられるのは卸売業者、小売店、通信販売、市場です。まずはこの4つの仕入先それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

卸業業者

食材の仕入先の中で、最も一般的なのが卸売業者と言われております。

卸売業者との取引の流れは卸売業者の営業担当に欲しい食材の見積もりを発行してもらい、値段の交渉を経て仕入れ価格を確定させます。その後注文した商品が納品されます。

メリット

メーカーから直接仕入れる場合は、1袋や1箱単位での納品は基本的にはできず、取引自体受付けていない場合が多いです。対して卸売業者は新規開業の個人飲食店でも取引可能なところが多く、少量の注文でも配送が可能です。

また、見積もりによる柔軟な価格対応も可能ですので、業者によっては品揃えが豊富なうえに安価で商品を仕入れることができます。

デメリット

最大のデメリットは商品を直接手に取っては選べないという点が挙げられます。しかし、中にはサンプルの注文ができたり、商談の際に現物を持ってきてくれる会社もあるので、取引の際は確認しましょう。

また、取引は見積もり、交渉、合意の流れで行われるので、納品まで数日かかる場合もあります。急ぎで食材を用意する必要がある場合には注意が必要です。

小売店

スーパーや八百屋さん等の小売店は普段の生活から利用している方も多く、馴染み深いかと思います。食材の仕入れ先として小売店を利用している方もいらっしゃいます。

メリット

店舗から近い業務用スーパーや八百屋さん、お肉屋さんなどは気軽に利用できるため、急な欠品時などには非常に便利です。

売り場面積が広いスーパーなら品揃えも豊富なので、一般的な食材に関してはスーパーに足を運べば解決します。また、食材を手に取って選べるのでその点も安心できます。

デメリット

配送の対応ができない場合が多いので、従業員が不足していたり一人でお店を切り盛りしている場合、負担が大きくなります。

価格に関しても飲食店のメニューを網羅できる品揃えや価格の交渉などはもちろんできないので、卸売業者に比べると融通が利かないという点があります。

通信販売

以前はスーパーや卸売業者など直接お店に足を運んで食材をそろえたり、営業担当と打ち合わせをするというやり方が一般的でした。しかし、近年はAmazonや楽天といった通販サイトが台頭し、利用者数は年々増加傾向にあります。

メリット

見積もりを取る必要がないので、ネットを通じて簡単に注文ができます。

通信販売でも自社で配送を行っている会社もあり、お店が配送エリア内にある場合は注文の品がすぐに届くので利便性が高いです。

デメリット

小売店のように直接手に取って食材を選定ができないという点、エリアや注文金額によっては配送料を負担する必要がある点がデメリットです。

配送料がかかる場合はいくら安くて良い品物でも値段が他とあまり変わらなくなってしまうので、通販を利用する場合はまず配送料がかかるか確認する事をおすすめします。

市場

食材の仕入れ先と聞いて、市場を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。地方で水揚げされた新鮮な食材が集まる市場には飲食店経営者や地元の方、仲卸業者が集うので飲食店経営者にとっては貴重な場所になっています。

メリット

何十年も魚や野菜を見てきた目利きの仲卸業者さんとコミュニケーションを取ることで食材に関してのノウハウや取引の食材のトレンドなども学べるチャンスがあります。

また、地元の希少な食材を取り扱っているだけでなく、仲卸業者からの直接の仕入れという事もあり、スーパーなどの小売店よりも安く仕入れることが可能です。

デメリット

市場は一般的に週2日の休市日というお休みがあるので、休市日にあたる2日間は別ルートの仕入先を確保する必要があります。

仕入先を選ぶ際のポイント

ここまで主要な仕入先を紹介してきましたが、どの仕入先もメリットとデメリットがあります。

様々な仕入先がありますが、結局どの仕入れ先を選べば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。

どの仕入れ先にもメリット、デメリットがあり、完璧な仕入れ先はありません。

そのため、価格や品質、供給量等の中で大事にしたいポイントを抑えたうえで、仕入れ先を選ぶことが大切です。また、もしものときに備えて複数の仕入れ先を確保しておくことが重要です。

ここでは仕入先を選ぶ際のポイントをご紹介します。

価格

一番気になるのはやはり価格ではないでしょうか。今回紹介した中で、価格が比較的安いと言われているのは卸売業者と市場です。

卸売業者を選ぶ際は業者によって価格が異なってくるため、複数の会社から見積もりをとって検討することをオススメします。また、安い分品質が悪い場合もあるので、他社と比較して見極めることが大切です。

品質

品質が優れているのも価格と同じで卸売業者と市場です。

市場の人や卸売業者の人とコミュニケーションを密に取り、自分の納得のいく食材、仕入れ先を決めましょう。

供給量

供給が一番良いのは卸売業者です。毎日配送している会社も多く、大量発注にも対応しているため、安心です。卸売業者によって対応できる日、発注の量に違いがあるため、複数の卸売業者から話を聞いてみてください。

まとめ

いかがでしょうか。

食材の仕入れと一口に言っても様々な仕入先があります。

どの仕入先にもメリット・デメリットがあるので、自分に合った仕入れ先を見極めることが大切です。

また、一つの仕入先に絞らず自分に合った複数の仕入先とつながりを持つとよいでしょう。

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