用語集

麦芽コーヒー

代替コーヒーの一種。黒煎りした麦芽を煮出すか、粉末状にして他の飲料に加えることでコーヒーのような風味を得る。麦芽自体が自身のデンプンを糖化する酵素を持っており、発芽後のどの段階で生成したかにもよるがほんのりとした(もしくは強烈な)甘みを持っている。日本においては豆乳に混ぜた「麦芽豆乳」が良く知られており、各飲料メーカーからいろいろな商品が発売されている。ハゼ焙煎中、コーヒー豆が音を立てて破裂すること。水分が抜けてコーヒー豆が膨張し、色が変わり始めた頃に発生する「1ハゼ」と、焙煎が進行してから起こる「2ハゼ」がある。1ハゼはコーヒー豆内部の細胞壁が硬化し、閉じ込められた水蒸気の圧力で豆がはじけることで起こり、バチバチとかなり大きな音がする。2ハゼは熱で細胞壁がもろくなりクラックが入るように変形することが原因で、ピチピチという小さな音しかしないため、散発的に起こると焙煎の音で聞き逃す恐れがある。それぞれ、焙煎の進行度合いによって起こるタイミングが決まっているため、1ハゼは浅煎りの、2ハゼは中煎り後半から深煎りの目安となる。ハゼが起こるタイミングやばらつき方から焙煎が順調に進んでいるかを判断することができるが、全ての豆が同じようにハゼるわけではなく、中にはまったくハゼの起こらない豆もあるため、これだけを目安に焙煎を行うと焙煎度合いがずれる可能性も高いため注意が必要。