飲食店向け:ウーバーイーツ(UberEats)の料金は?導入時のポイントを徹底解説!

経営ノウハウ

アメリカ発のデリバリーサービスであるウーバーイーツ(UberEats)。街中でも自転車やバイクで配達している姿を目にすることが多くなりました。移動販売やテイクアウトなど、さまざまな販売形態が増えている中で、デリバリーサービスの導入は飲食店において当たり前になってきています。

ウーバーイーツ(UberEats)について、利用者側と飲食店側両方の視点からサービスの内容や料金の仕組みを理解して、導入を考える時のヒントにしていきましょう。

ウーバーイーツ(UberEats)とは

ウーバーイーツ(UberEats)はアメリカでスタートしたデリバリーサービスで、日本では2016年に東京でサービスが開始されました。新型コロナウィルスの感染拡大が影響して需要が急増し、現在では全都道府県で使えるようになっています。

ウーバーイーツ(UberEats)は好きな料理を注文し、自宅など自分が今いる場所まで配達パートナーが届けてくれるサービスです。飲食店側の視点で言えば注文が入ったら料理をつくり、配達パートナーに渡すと注文した人のところまで届けてくれます。

ウーバーイーツ(UberEats)を利用する時の費用

利用者側(買う側)の料金

まずは利用者側の料金システムを見てみましょう。料理を注文する時は、料理そのものの料金以外にもいくつか手数料がかかります。大きく3種類あります。

配送手数料

ウーバーイーツ(UberEats)の配送手数料は一律で決まっていません。「お店からの距離」や「そのエリアの配達パートナーの数」、「お店の人気度」などの基準から決まります。また、天候が悪い時や注文がピークに時間帯は通常よりも手数料が高くなることもあります。だいたい50円~550円の間で決まります。

サービス料

配送手数料の他にサービス手数料が発生し、商品代金の10%加算されます。商品の金額が高くなるほどサービス料は高くなりますが、上限は350円なので、商品代金が4,000円以上の場合は400円ではなく350円となります。

少量注文時の配送手数料

ウーバーイーツ(UberEats)の最低注文料金が設定されておらず、1円からでも注文できます。ただし、注文金額が700円未満の場合、150円の手数料がかかります。

飲食店側ではどのくらいの費用がかかるのか

続いて、飲食店側がウーバーイーツ(UberEats)の配送手数料を導入した場合の料金を見ていきましょう。

飲食店側の料金

飲食店側にかかる費用について、3つの項目から説明していきます。

初期費用

契約時に飲食店が支払う金額は0円です。そのため負担なく始めることができます。

ただし、タブレットレンタル費、メニュー作成費、写真撮影費など、ウーバーイーツ(UberEats)出店時の初期費用として50,000円発生します。しかし、この50,000円は30回の分割払い(1回あたり1,677円)で、導入の5週目から1週ごとに支払いが発生します。また、この手数料は毎週発生する売上から相殺される仕組みとなっており、1週間の売上が少ない時は支払う必要がありません。

月額費用

導入したからといって、固定でかかる月額費用はありません。売上が上がっていないのに費用が発生することがなく、負担にはありません。これは嬉しいポイントですね。

手数料

ウーバーイーツ(UberEats)で注文が入った際には、実際に発生した売上の35%が手数料としてかかります。この費用は正直高いと感じるかもしれません。導入時は手数料を考慮に入れ、利益を出せるようにしましょう。

売上は手数料分が差し引かれて1週ごとに振り込まれます。飲食店側から支払いの手続きをすることがないので、手間なく利用できます。

ウーバーイーツ(UberEats)のメリットと考えるべき注意点

料理を注文する利用者側と料理を提供する飲食店側では、それぞれいろいろな費用がかかります。それでも国内で利用が広がり続けるのは、単にコロナウィルスの影響を受けているという理由だけではなく、サービス自体の利便性からです。利用者側からすると、わざわざお店に出向かなくても宅配してくれるため、普段の行動範囲から外れた場所にある飲食店の料理も手軽に食べることができます。

では、ウーバーイーツ(UberEats)を実際に導入する時のメリットは何か。考えるべき注意点と併せて紹介します。

ウーバーイーツ(UberEats)のメリット

売上アップが見込める

自分のお店で配達員を雇うことなくデリバリーサービスを導入でき、店内飲食とは違う売り方が可能になるため、それだけで売上アップが見込めます。また、お店は客足が天候に左右されることがありますが、デリバリーであればそこまでの影響を受けません。

生活圏内にないために普段はなかなか足を運べないようなお店でも、デリバリーなら配達によって利用することができます。そういった意味でも利用シーンが増え、売上アップにつながります。

お店の宣伝効果がアップ

サイトやアプリに掲載して注文を受け付けるため、集客の幅が広がります。ウーバーイーツ(UberEats)での注文をきっかけに料理の魅力を知ってもらい、お店の来店につながることもあります。掲載費用をかけずに広告を打ち出せると考えれば、大きなメリットだと感じられるでしょう。

解約手数料が発生しない

一定期間内に解約しようとすると、違約金などの手数料が発生するサービスはたくさんあります。ウーバーイーツ(UberEats)はそういった解約時の手数料がなく、始めてみてうまくいかなければやめるといったこともできるため、安心して導入ができます。

導入時に考えるべき注意点

手数料を加味したメニューや価格の設定

売上の35%が手数料として発生します。原価率の高い料理だと注文が来れば来るほど赤字になってしまう場合もあります。掲載する料理を選ぶ際は、きちんと利益が出せるようはメニューにしましょう。

手数料分を料理の金額に上乗せするのも手です。実際にお店注文するよりも高い金額でメニューを掲載しているお店もあります。サービスに登録する時は、しっかりと利益が出せるようにメニューを考えましょう。

お店での提供価格にできるだけ近づける

とはいえ、お店での価格と明らかに違う価格設定だと、利用者に敬遠されてしまいます。そのため、なるべくお店での提供価格に近づけるのがベストです。価格を上乗せする場合は、お店で注文する時とは違った付加価値を加えるといいでしょう。

オペレーションの調整が必要

お店での注文に加えてでデリバリーの注文が入るようになるため、場合によってはオペレーション見直しが必要になる場合があります。お店がピーク時にデリバリー注文が殺到すると、最悪の場合パンクしてしまいます。

導入直後は注文の数やタイミングが読みづらいので、お店のシフトを工夫したり、作るのに手間がかからないメニューだけを登録しておく、などで対策しましょう。

ウーバーイーツ(UberEats)の導入に必要なもの

ウーバーイーツ(UberEats)を実際に導入する時に必要なものを紹介します。

導入時に必要となる条件

飲食店営業許可証

こちらは営業している飲食店であれば問題ないでしょう。ウーバーイーツ(UberEats)は登録から実際にスタートできるまで約1ヵ月かかるので、もし新しく出店する方でオープンと同時に導入したい場合はできるだけ早めに手続きを進めましょう。

「週4日以上」「1日3時間以上」の営業

ウーバーイーツ(UberEats)には「注文可能時間」というものがあります。最低でも1週間の中で「4日以上」、9:00~24:00の間で「3時間以上」注文を受け付けられるようにすることが条件となります。

5種類以上のメニューを用意

メニュー1種類のみでの登録はできません。必ず5種類以上掲載する必要があります。ただし、大盛りやトッピングなども1種類にカウントされるため、メインの料理1品を登録して後はオプションという載せ方も可能です。

導入時に用意するもの

注文受付用のタブレットとインターネット環境

注文を受け付ける時は専用のタブレットが必要です。これは登録時に貸し出されます。タブレットはインターネットに接続されていないと使うことができないため、固定の回線やWi-Fiなどの手配をしておきましょう。

インターネット回線はこちらから詳細のお話を聞くことができます。

インターネット回線の詳細はこちらから

また、お店にインターネット環境がなく、固定の回線を引く予定がない場合は、オプションでタブレットにデータ通信機能と付けることができます。

使い捨て容器

配達員に料理を届けてもらう時の容器は飲食店側で用意をする必要があります。容器は後で回収することができないので、使い捨てもののを選びましょう。また、料理は専用のバッグに入り、それを背負い自転車やバイクで運ばれるので、揺れたり傾いたりした時に崩れたりこぼれたりしないように、丈夫な容器を用意しておきましょう。

まとめ

新型コロナウィルスの影響によりデリバリーは導入しておいたほうがいいサービスになりました。中でもウーバーイーツ(UberEats)は近年で急激に拡大しているサービスなので、ぜひお店に取り入れましょう。登録する時はきちんと利益を出せるかを考えて、より効果的なものにすることが大切です。

月額費用をかけずにWEB上に広告を打ち出せることもメリットの一つです。テンポスでは他にも格安で広告を打ち出せるサービスがあります。お店をいろいろな媒体に露出させることが集客成功の第一歩なので、デリバリーサービス以外のサービスも導入して、より多くの人に自分のお店をしてもらいましょう。

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