多くの飲食店にとって、絶対に欠かせない物といったらキッチンではないでしょうか。
業務用キッチンとは、主に飲食店などの厨房で使われている、ステンレス製のキッチン設備を指します。
家庭用キッチンとは異なり、耐久性、効率的な作業動線、大量調理に適した機器が特徴です。
よく使うキッチンだからこそ、購入時は慎重に選びたいものです。中古キッチンを選ぶ際、失敗しないためには、どんなところに気をつければよいのでしょうか。
今回は、業務用キッチンは問題なく使える?中古キッチン選びで失敗しないためのポイントについて紹介していきます。
中古キッチンの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
業務キッチンとは?

業務キッチンとは、飲食店や給食施設、ホテル、病院、食品工場など、業務用に設計された厨房設備のことを指します。
一般家庭のキッチンと比較して、大量調理や高い作業効率、安全性、衛生管理を前提に設計されているのが特徴です。
まず、業務キッチンでは一度に多くの食材を扱い、数十人から数百人分の料理を調理することが求められます。
そのため、調理機器は高出力で耐久性があり、連続使用に耐える構造になっています。
たとえば、ガスコンロは火力が強く、大型の寸胴鍋にも対応できるサイズです。オーブンや冷蔵庫、食器洗浄機も業務用は家庭用と比べて容量が大きく、処理能力が高いです。
また、作業効率を高めるために、動線(人の動き)やレイアウトにも工夫がされています。
調理、盛り付け、洗浄などの各作業がスムーズに流れるよう、エリアごとに分けて設計されることが多いです。
衛生面では、床や壁の素材、水はけの良さ、手洗い設備の充実などが求められます。
さらに、業務キッチンは消防法や食品衛生法などの法的な基準もクリアする必要があります。
特に、換気設備や防火対策、冷蔵庫の温度管理などは厳しくチェックされます。
このように、業務キッチンは「大量・高効率・高衛生」を実現するための専門的な空間であり、飲食ビジネスの要となる設備です。
業務用中古キッチンの値段はいくらするのか?
業務用中古キッチンの値段は、機器の種類・状態・年式・メーカー・販売業者などによって大きく変動しますが、新品に比べて30〜70%ほど安く購入できるのが一般的です。
ここでは、代表的な機器ごとの相場を紹介していきます。
たとえば、業務用冷蔵庫は新品で30〜60万円程度するものが多いですが、中古であれば、10万円〜25万円程度で購入可能です。
年式が新しく、動作確認済・清掃済のものほど高価になりますが、状態がよければ十分実用に耐えるものも多く出回っています。
業務用ガスコンロ(レンジ)は、新品だと20万円以上することもありますが、中古では5〜15万円ほどが目安です。
また、コンロ数やサイズによって価格に幅があります。
食器洗浄機(食洗機)は、特に価格差が大きく、新品だと50万円前後、中古だと10〜30万円程度です。
食器の収容量や処理速度によって価格が上下してきます。
フライヤーや、スチームコンベクションオーブンなどの調理機器も、中古市場ではかなりお得です。
たとえば、スチコンは新品で100万円以上することがありますが、中古だと30万円前後から見つかります。
中古品の中には、「インバーター不良」や「サビあり」などの訳あり品が格安で出ていることもありますが、そういったものは修理費がかさむ可能性もあるため注意が必要です。
また、中古機器を一括でそろえたい場合、「居抜き物件」の厨房設備をそのまま譲り受けることで、まとめて数十万〜百数十万円でそろえることも可能です。
総じて、業務用中古キッチンの導入費用は店舗の規模や必要な機器数によりますが、個別にそろえる場合は合計で50〜200万円程度が目安です。
うまく選べば、コストを大幅に抑えつつ、十分実用的な厨房を構築できます。
(これらの費用は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
中古キッチン選びで失敗しないためのポイントとは?

業務用中古キッチンを選ぶ際には、コストを抑えられるメリットがある一方で、品質や安全性に不安が残る場合もあります。
失敗を避けるためには、以下のポイントを意識して選択することが重要です。
ここでは、中古キッチン選びで失敗しないためのポイントについて紹介していきます。
主に以下のポイントがあげられます。
動作確認と保証の有無を確認すること
中古機器は、新品と違って長年使用されているため、すでに摩耗が進んでいる可能性があります。
特に冷蔵庫、食洗機、コンベクションオーブンなどの電気機器は、動作確認が必須です。
購入前に実際に動かして確認する。もしくは、販売業者がしっかりと点検・整備しているかを確認しましょう。
また、短期間でも構わないため、保証が付いているものを選ぶことで、購入後のトラブルを回避しやすくなります。
設置場所と寸法の確認を怠らないこと
業務用機器は、非常に大きく重たいものが多く、厨房スペースに収まらなければ使い物になりません。
導入前に機器の寸法を細かく測定し、設置予定の場所に収まるか、搬入経路に問題がないかを必ず確認しましょう。
また、扉の開閉方向や作業動線への影響も考慮する必要があります。
電源・ガス種・排水の仕様が合っているかを確認すること
中古品は、以前の使用環境に合わせて作られているため、自店舗のインフラと合わないことがあります。
たとえば、三相200Vの電源が必要な機器や、都市ガスとLPガスの違いがあると、設置後に使えないという事態が発生します。
電気やガスの仕様、給排水の位置・接続方法など、機器と店舗の条件が合致しているかを事前にしっかり調べることが大切です。
信頼できる販売業者を選ぶこと
中古機器は、個人間取引やオークションでも購入できますが、専門業者から購入するほうが安心です。
整備やクリーニング、保証の有無などの対応がしっかりしており、万一のトラブル時にも相談しやすいです。
レビューや実績を確認し、実店舗や倉庫で現物確認できる業者を選ぶのが望ましいです。
これらのポイントを押さえておけば、中古キッチン導入の失敗リスクを大きく減らせるでしょう。
価格だけに惑わされず、実用性と安全性を重視して選ぶことが成功のカギを握っています。
飲食店で使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、飲食店で使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
【中古】卓上ガスコンロ マルゼン

【中古】自動酒かん器

まとめ
今回は、業務用キッチンは問題なく使える?中古キッチン選びで失敗しないためのポイントについて紹介してきました。
中古キッチン選びで失敗しないためにも、信頼できる販売業者を選ぶことや動作確認と保証の有無を確認しておく必要があります。
万が一、中古キッチンを購入して壊れたとしても、保証が付いていれば交換などしてくれるため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
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