【ラーメン店・麺笑巧真】気合と覚悟が大事!不安と自信とをいいバランスで持って、謙虚な姿勢で頑張る麺笑巧真の成功秘話とは?

出店・開業

京王八王子駅徒歩2分/JR八王子駅徒歩5分、白くきれいな壁の店がまえの店内はカウンター12席と行列必死の『麺笑巧真(めんしょうたくま)』。

2022年5月7日の開店以来、食べログ2022百名店選出に加え、★3.83を獲得、ラーメンデータベース95.458ポイント(2023年12月18日現在)さらには「TRYラーメン大賞 2020-2021」新人賞しょうゆ部門第7位にも輝く新進気鋭のラーメン店となりました。

そんな『麺笑巧真』さんの開業までの経緯や苦労したことや失敗したことなど、そして成功に至るまでの秘話をお聞きしました。

開業までの経緯

高校卒業後、調理学校に1年通い、20歳の時からラーメン店で修行させてもらいました。
店長などもさせてもらってから23歳で独立のために店を辞めたそう。

辞めた後も、実家の朝の仕込みを手伝ってから、他の店舗でも修業させてもらって、修業期間は2年強になります。実家含めて3店舗にお世話になり、高校生の頃からの目標であった「24歳までに店を持つ」という夢をかなえました。

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苦労したこと、失敗したこと、それらを乗り越えたエピソード

コロナ禍でのオープン

オープンした年の3月からコロナが大変なことになっていて、オープン日については高校生の頃から24歳でオープンしたいという夢があって、「誕生日の5月2日にオープンしたい」とずっと思っていたんです。と語る石川さん。

しかし、社会情勢を見ても、なかなかオープンするには厳しい状況でした。
そこで、5月7日まで待つことにしました。

修行中からテレビに出ていたりして、業界の中で名前が知られていたこともあり、コロナ禍でのオープンではあるものの、八王子でのオープンなら6割くらいの人が来てくれるだろう、という感覚があったそう。

結果、オープンまでに作り上げたつながりや認知度が実を結びました。24歳でオープンすると決めてから、逆算して20歳くらいから徹底して人脈づくりをしていたこともあり、「周りの人のおかげで、口でうわさがよく回ってくれて、なんとかやってこられました」と石川さんはしみじみ語ります。

出来ることは何でもやる

最初の一年目はいろんなことをしました。コロナで身動きが取れないことも結構あったんですが、とにかくやれることをやろうと。

午前中はスパイスカレーを作ってテイクアウトで提供したりもしました。話題性を作ろうと、大盛りのカレーを500円で提供しました。

午後はデリバリーしに行くというのもやっていました。みんなで方々回って、手書きのメッセージを添えて、デリバリーでも500円で運びました。

「とにかく名前を覚えてもらうという作戦です」と石川さんは笑う。

日曜は、定休日にしていたんですが、「麺屋 さくら井」さんのお店に、1年間仕込みの手伝いをしにいっていました。もちろん無給です。

平日は、いつも夜中の三時に仕込みが終わる。そのあと日曜は朝8時から仕込みに行く、というような生活で。大変な毎日でした。

とにかくやるしかないという状況を作って、若いながらも責任感を持つために、一人でとにかく出来ることをしました。「意地と若さで乗り越えました」と石川さんはすがすがしく語る。

友達や家族や、「麺屋 さくら井」さんに話を聞いてもらったりすることでリフレッシュしていました。
周りに人がいたというところが続けられた要因でしょうね。
意地と、周りのみんなとの何気ない時間が力になっていました。

カウンター12席のあたたかみのある色合いの店内

開業してみてはじめてわかったこと

責任の重み

全部自分の責任になるということ、全責任を負わなければならないということですかね。
業界的にはだいぶ若かったですね。でも、その分若さの強みがありました。

今の店舗には、社員の子が6人くらいいるのですがみんな僕より若いです。同級生もいるのですが、それがちゃんとやらなきゃという原動力になっています。

強みを伸ばして弱みを消せるように、スタッフもうちうちで募って集まっているので、ミーティングなども密にやって話し合いをしています。

頑張ってくれているスタッフと外で話し合ったりすることで、店では言えないこともあるでしょうから。
しっかりと話し合って、皆で同じ方向を向いて頑張れるのは大事なことかなと思います。

お客様の笑顔のために一つ一つ丁寧に仕上げます。

スタッフとのコミュニケーションも大事にしています。

テンポスとのかかわり

知ったきっかけは、父の付き添いで

何かあればすぐ買い出しに行っています。
オープン前の3月、4月は20回くらいお世話になりました。
立川店によくお世話になっていて、店長さんに顔を覚えてもらいました。

(インタビュー日の)昨日も行ってきましたよ。
相模原店も行きます。ガレージっぽい店舗で楽しんで行って、色々見させてもらっています。
中央線沿いでいい店舗があれば、と不動産でもお世話になるかもしれないですね。

お店のもの8割はテンポスさんです。とにかくお世話になっています。
テンポスを知ったきっかけは、飲食店をやっている父親の買い出しについて行ったことです。
「お店用の色んなものが置いてある、こんなお店があるんだ」って思いました。と石川さんは懐かしそうに語ってくれました。

今後の展望・開業する方へのメッセージ

目標は海外進出!

今後の展望ですが、高校生の頃から目標にしていたのは「全国にお店を出す。海外にお店を出す。」ということなんです。

今ではスタッフのみんなの目標にもなっています。
「一人でも多くのお客さんを笑顔にできる組織になりたい。」と常に思っています。

1年、3年、5年で目標を立てていたんです。
3年目に2店舗を出すという目標はもうかなえたので、5年で高校生の頃長野の高校に行っていたので、長野に店を出したいと思っています。

そして、10年以内に海外で店舗を持つ。あと6年ですね。

オランダで働いていた同級生が、今、店で一緒に働いてくれていて、英語もペラペラなので、他にも頭のいい子もいますし「そういう、みんなの力を借りれば何とか出来ると信じています」と石川さんは力強く語ります。

僕の夢に乗っかって集まってくれているスタッフなので、もう、1人の夢じゃないから、絶対かなえていかなきゃという気持ちでいます。とも語ってくれました。

開業する方へのメッセージ

お客さんの笑顔、「ありがとう」の言葉で頑張れる

勤めているのと、自分でやるのとでは、大変さの内容が変わってくると思います。大変ではありますが、お客さん1人1人の笑顔とか「ありがとう」という言葉がより濃く伝わってくると思うんですよね。

そのために頑張れる。それがあるから頑張れる、となっていくと思います。

気合と覚悟があればなんとかなる!

気合と覚悟があればなんとかなります。

お店のコンセプトが、「ちっちゃい子からお年寄りまでが食べられる」なので、国産を使っているというこだわりはありますが、高級食材を使ったりはしていません。
そこで何とか値段を高くならないように頑張っています。

八王子は「ラーメンが安い」っていうのが根付いているので、高くしても人は来てくれません。
自分が好きなものを出しても売れない。街を見て、ブランディングをする。
どういう人が来てくれるのか、どんなものが好まれるのか、というのを見て提供するものを考えていくのがいいと思います。

「店を展開する」というのが元々の目標だったので、自分が自信のあるのを出す、というよりも、スタッフ含めて全員が作れるもの、というものを目指しました。

不安と自信のちょうどいいバランスを

百名店に選ばれた時は、嬉しさと、プレッシャーが押し寄せました。
自分がもらっていいのか?というような思いもあって。
今でも不安な気持ちがあります。

今の自分があるのは、父の存在が大きいです。「謙虚になれ」ということを教えてもらいました。
自信と不安がいいバランスになっていることが大事だと思うんですよね。
開店がゴールではない。そこからスタートなので、飲食人として学んだりしていって欲しいです。

若いうちに開業したことで、何もしてなくても、調子に乗っていると思われてしまうこともあります。そんな時は謙虚な姿勢でいることで、謙虚で良い人だと思ってもらえます。
謙虚でいることで得をすることはあると思います。

若いうちに開業することも怖くはない。調子に乗らず謙虚に、不安があるからこそ頑張れる。そうやって頑張って欲しいですね。

まとめ

若くして人気店を背負う店主の石川さん。

ご両親の背中を見て育ち、お若いながらも、不安な気持ちと自信とのバランスをしっかりと保ちながら、謙虚さを忘れず、「気合と覚悟」で、今日までやってこられたという、信念を持っている姿を垣間見ることが出来ました。

スタッフの皆さんと、しっかりとコミュニケーションをとりながら「お客様の笑顔」のために日々美味しいラーメンを作っているその姿勢が沢山の人を惹きつけるのかもしれませんね。

「海外進出」という大きな目標に向かって1歩1歩進んでいかれる姿は、これから開業を目指す方々にとっても良いお手本となっていくことと思います。

テンポスドットコムでは、様々な視点からラーメン店の開業成功を全力で応援します。
自分のお店の業態に合わせて必要なものは何があるのか、詳細を確認することができますので是非ご覧ください!

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#取材協力
店名:麺笑巧真
店主:石川 巧真氏
住所:東京都八王子市明神町4-12-2

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