【食×テクノロジー】日本でも大注目!これからはパーソナライズフードの時代へ

外食トレンド

現在「個」を尊重する働きや、2020年から続く新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、人々の健康に対する意識が高まりつつあります。

そんな中で注目されている「パーソナライズフード」とは何かを紹介していきます。

パーソナライズフードとは

パーソナライズフードとは、個人の趣味や嗜好、健康状態、生活スタイル、体型などに合わせた食べ物の事です。

既に海外では注目されている食ビジネスでもあります。

「パーソナライズフード」と聞いても、イメージが湧かない方がほとんどだと思います。

そこで、日本で馴染みのある「パーソナルジム」をイメージしていただけると分かりやすいのではないかと思います。

パーソナルジムは、個人に合わせたメニューを提案し、トレーニングのサポートが行えるジムのことです。
それと同様に、パーソナライズフードも、個人に合わせてその日に摂るべき栄養素やカロリーなどを提案し、サポートしていくサービスです。

カスタマイズとの違い

「カスタマイズ」はお客様が自らサービスを選ぶ方法ですが、パーソナライズはサービスを提供する側がお客様に合わせて提案します。

例えば、タピオカミルクティー専門店。

タピオカミルクティーを注文する際、タピオカの量や甘さが選べますよね。

これは「カスタマイズ」にあたります。

そうではなく、アプリなどで出てくる「注文履歴からのおすすめ」のように、お客様が自ら選ばずにオススメを表示するものが「パーソナライズ 」にあたります。

フードテック

パーソナライズフードが広がる根底にあるのが「フードテック」というものです。

「フードテック」とは、食とテクノロジー(IT)の融合のことです。

このフードテックには新たなビジネスの種があると、世界で期待されています。

多くの人が所有しているスマートフォンによって、これまで追い切れていなかった個々のニーズや消費行動を追いかけることができるようになったのです。

なぜパーソナライズ化する必要があるのか

パーソナライズ化する最大の理由は「個」に合わせたサービスが求められる時代であるからです。

インターネットが発展し情報が溢れる現代では、宣伝方法も多様化したため、お客様が食事を選ぶ選択肢が増えました。

飲食店であっても、SNSなどを活用し自ら情報が発信できるため、「この飲食店の雰囲気良さそうだな」「行ってみたいな」と自店を知ってもらう機会が増えているのです。

このように、知ってもらうハードルが下がったため、実際に来ていただいたお客様に何度も通っていただく工夫をしていかなければなりません。

そこで、「個」に合わせた食を提案し、お客様にとって必要な、快適な食事が提供できる店作りが必要なのです。

パーソナライズフードのメリット

パーソナライズフードが注目される背景には様々なメリットがあります。

ここでは3つご紹介します。

環境問題解決

最適化された食べ物には、人々の幸せな暮らしの他に、環境破壊、食糧危機、フードロスなどの社会問題解決にも繋がっていくと期待されています。

また、飲食店でお客様にアレルギーの有無を聞き対応するお店が多いかと思いますが、アプリ1つで全て可視化できるようになります。

前もってアレルギー情報をアプリに入力すれば、お店を選ぶ段階でアレルギーメニューの有無が分かるようになります。

アレルギーではなく、ベジタリアンやビーガン、宗教上食べられないものがある方への対応も同様です。

レシピを提案

アメリカのスタートアップ企業が行う「innit」では、情報や状況をスマホからシェアすると適切なレシピを提案してくれます。

さらに材料をスーパーから取り寄せたり、loT家電で料理を作ることまでできるのです。

※loT家電とは、家電とインターネットがつながったものを指します。別の家電と連携したり、遠隔操作が可能になります。

体調管理

パーソナライズフードでは、より繊細な体調管理が可能になります。

その日、その瞬間の体調に合わせた食事を摂取することが可能になるため、生活習慣病などの予防・改善に良い影響をもたらすでしょう。

現在は新型コロナウイルスの感染拡大が続き、一層健康に気を使っている方、健康に興味がある方が増えています。

そんなニーズに答えるパーソナライズフードは、今後間違いなく日本でも注目されていくでしょう。

具体的なパーソナライズフード

では現在、具体的にどのようになパーソナライズフードがあるのでしょうか。

3つご紹介します。

ビヨンドミート(人工肉)

ビヨンドミートとは、大豆等の植物由来の物や培養肉を使用した人工の肉です。

分子調理法に着目し、見た目だけではなく味・香りも再現しています。

また、ビヨンドミートは環境破壊防止としても注目されています。

このまま世界の人口が増え続けると、家畜の飼育量が増え、家畜から出る二酸化炭素が環境破壊につながるとされているからです。

ベビーフード

「the kindest」が展開するパーソナライズベビーフードが世界で注目されています。

オーガニック食材を使用し、添加物を一切使用していない離乳食です。

小児科医や管理栄養士が必要な栄養素のデータを導いているので、安心して利用できます。

お子様の成長度合いや歯の生え具合等によって提案されるため、一律に同じ商品が届くというようなサブスクリプションサービスとは一線を画しています。

共働きが増える日本の世の中にとって、非常にニーズのあるサービスです。

やり取りをLINEでスムーズに行えることも指示されるポイントの一つです。

おやつ

「snaq.me」が展開するのは、おやつに特化したパーソナライズサブスクリプションです。

100種類以上のおやつの中から、その人に合ったおやつが8種類届きます。

初回におやつ診断をして、商品到着後、また食べたいか、食べたくないかを申請することで、より個人に合った内容になっていきます。

おやつのクオリティーも高く、ユーザーからの満足度が高いサービスです。

パーソナライズフードを活用する

実際にパーソナライズフードを活用しているのがマクドナルド社です。

マクドナルド社は2019年3月、ドライブスルーのメニューを実験的にパーソナライズ化していくと発表しました。

このAIシステムは、お客様の過去の購入データや人気のある商品、その時の気温や天候、店の混み具合などを読み取り、その時にあわせたメニューを個別に提案してくれます。

商品の選択や準備の時間なども短縮でき、よりスムーズに商品を提供することもできます。

最終的には、車のナンバープレートをカメラなどで認識することで、顧客の購入履歴に応じたメニューの提案を可能にするという開発を進める予定としています。

飲食店では、POSや顧客管理システムでアレルギーや好みのメニュー、過去にあった席の希望などを管理しておき、情報の取得・管理をしていくのが良いのではないでしょうか。

このようなデータを活用すれば、おすすめメニューを提案するだけでなく、お客様にあわせたクーポンやキャンペーン情報を送ることもできます。

また、来店時に毎回希望を伺うことなく、新人スタッフでもお客様が希望するメニューや席のご案内が可能になります。

細やかなサービスを提供することで、お客様の満足度を上げ、何度も通ってもらえる店作りを実現していきましょう。

情報を拡散する

世界では注目されているパーソナライズフードですが、日本ではまだあまり知られていません。

だからこそ、実際に飲食店でパーソナライズフードを取り入れる際には、情報の拡散をおすすめします。

早くから自店で取り入れていることを発信することで、集客効果を高めたり、後に取材の依頼が来ることもあるかもしれません。

情報を広げるためには様々な方法がありますが、ここでは2つ紹介いたします。

ホームページ作成

自店の事を知ってもらうためにはホームページの作成が必須です。

ホームページはネット上の名刺代わりになります。どんな雰囲気でどんなお料理をお出ししているのか、「パーソナライズフード」とはどのようなものなのかを、お写真や文章で最大限に伝えていきましょう。

今ホームページは持っていない、そのうち自分で作ろうと思っていたけれど忙しくてなかなか作れていない…という方は、ぜひテンポスフードプレイスにご相談ください。

テンポスでは安値で簡単に飲食店に特化したホームページの作成が可能です。

半年契約で6,600円(税込)からお申し込みが可能で、LINEかメールで情報をお送りいただくだけですぐに作成することができます。
詳しくはホームページ作成サービスをご覧ください。

SNS更新代行サービス

また、現代ではSNS発信も大きなカギとなっています。

SNSは来店のきっかけ、そして集客のチャンスになります。

いきなりSNSの運営なんて、どのすればよいかわからない、投稿のポイントを教えてほしいといった方は、テンポスがサポートいたします。

こちらもLINEかメールにて内容を送っていただくだけで、半年契約で3300円で月5回まで更新いたします!

他の代行サービスよりもお安くご利用いただけますし、投稿内容のご相談やアドバイスまでお受けいたします。
まずは飲食店SNS更新代行から、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

ベジタリアンやビーガン、宗教など、多民族国家や食への強いこだわりを持つ人が多い欧米ではパーソナライズフードの発展が目覚ましく、その分野への投資も急激に伸びています。

これからさらに広がりを見せるパーソナライズ化をしっかり見据え、自店の経営に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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