ステーキ店の売上の実態とは?国内大手ステーキ店ランキングトップ5!

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分厚いお肉を味わえるステーキは、幸せといっていいほどおいしく感じます。

ステーキチェーンといえば、ステーキ宮、びっくりドンキー、いきなりステーキなど有名なチェーン店が存在しています。

そんなステーキ店ですが、実際の売上はよいのでしょうか。

今回は、ステーキ店の売上の実態とは?国内大手ステーキ店ランキングトップ5について紹介していきます。

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ステーキ店はいつ誕生した?

ステーキ店の誕生は、19世紀のアメリカにさかのぼります。ステーキという料理自体は、牛肉を焼いたシンプルな料理としてヨーロッパでも古くから存在していましたが、「ステーキ専門店」という形で発展したのはアメリカです。

19世紀半ばから後半にかけて、アメリカでは西部開拓や鉄道の発展とともに、牛肉の流通が広まり、多くの都市で「ステーキハウス」と呼ばれる専門店が誕生しました。

代表的な老舗のひとつが、1887年にニューヨークで開業した「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」で、今なお世界的に有名なステーキ店として知られています。

これらのお店は、上質な牛肉を厚切りにし、グリルや鉄板で焼き上げるスタイルを確立し、ステーキ文化の基礎を築きました。

日本に、ステーキ店が広まったのは、戦後のアメリカ文化の流入とともにです。特に、1950年代以降、駐留米軍の影響で沖縄や横浜などにアメリカ式ステーキ店が出現しました。

その後、高度経済成長期を背景に、東京や大阪を中心に本格的なステーキ専門店が登場し、和牛文化と融合しながら独自の発展を遂げていきました。

今日では、カジュアルなチェーン店から高級店まで多様なスタイルのステーキ店が存在し、世界中で愛される料理のひとつとなっています。

ステーキ店の売上

ステーキ店の売上・経営実態を考察すると、日本国内では近年「リーズナブルさ」を売り物にした中小ステーキ店が多く存在しますが、原材料費高騰などの影響で経営環境が厳しさを増しています。

倒産・廃業数の急増

2023年度:負債1,000万円以上の法的整理による倒産が10件に達し、2010年以降初の2桁、過去最多を更新しています。
(出典元:帝国データバンク)

2024年:さらに増加し、13件となり過去最多を更新しています。

これには、小規模店の廃業や一時閉店を含めると、さらに多くの店舗が市場から退出したと読み取れます。

原材料費・固定費の圧迫

原材料費・固定費の圧迫は以下のことがあげられます。

輸入牛肉価格の急騰


100gあたり200円超(2023年度)、2019年比で1.4倍。
さらに、2024年は平均366円、2019年比で24%上昇しています。

円安・物流コストの上昇


円安で輸入コストが高騰し、さらに輸送費も増加しています。

付け合わせ野菜の値上げ


人参や、じゃがいもは最大40%、ブロッコリーも約20%値上がり。

人件費・テナント費等の固定費増


ステーキ店は厨房スペースや熟練スタッフも必要で固定費が高く、人材不足も深刻化しています。

価格転嫁の難しさと利益圧迫

ステーキ価格は、他の外食メニューに比べ高額であり、値上げには客離れの懸念が常につきまといます。

中小・個人店ほど対策が困難で、コスト上昇に耐えきれず撤退する店が増加しているのです。

居抜き対策や業態転換の動き

牛肉の調達先を、米国より安価な豪州・アルゼンチン・国産牛へと多様化しています。


チェーン系でも肩ロースといった部位変更、サラダバーの内容変更などコスト低減策を導入しています。

一部では、チキンやポークなどの代替メニューにシフトする動きも見られますが、ステーキ専業店には困難です。

今後の展望と課題

ここでは、今後の展望と課題について紹介していきます。

共同仕入れや農家直送で原価削減


SJT-KKHMの記事では、共同購買・地元野菜定期便・可変ポーション導入などで低価格志向に対応が必要になってきます。

価格以外の顧客価値訴求


単なる価格競争から脱し、品質・接客・話題性で差別化を図る必要があります。

中長期的な為替・気象リスク対応


為替変動や異常気象による飼料高騰への備えが課題です。

人材育成・固定費の効率化


熟練スタッフ育成や無駄なスペース削減が収益改善に直結しています。

現在の日本のステーキ店は、輸入牛肉や野菜価格の高騰、円安・物流費、固定費上昇といった多重的なコスト増に直面しており、中小やローコスト志向の店舗を中心に倒産や廃業が急増しています。

2023〜2024年には、法的整理を伴う倒産が10〜13件と過去最多に達し、実際の撤退件数はさらに多いとみられます。

大手チェーンでさえ、原材料の見直しや代替メニュー導入、価格転嫁などの施策に追われる状況です。

一方で、中小店舗の生き残り戦略としては、共同仕入れによるスケールメリット活用や地元食材調達、ポーション選択式、接客・ブランド力重視など、「価格以外」の差別化が求められています。

単なる「リーズナブルなお肉を提供する店」から脱却し、変化する市場環境に合わせた業態転換や、コスト構造の改革を進められる店舗だけが、今後の激しい競争を勝ち抜けるでしょう。

国内大手ステーキ店ランキングトップ5!

国内大手ステーキ店ランキングは、どのような順位になっているのでしょうか。

ここでは、2025年現在、国内の大手ステーキチェーン店のランキングトップ5について紹介していきます。
主に以下のランキングがあげられます。

1位:いきなりステーキ

立ち食いスタイルで一躍話題となった「いきなりステーキ」は、高品質なお肉をグラム単位で注文できる点が人気です。

近年は、コロナ禍で店舗数を減らしたものの、根強いファンに支えられ再成長を目指しています。

2位:ビッグボーイ

ビックボーイは、ファミリーレストランとして全国展開しており、ステーキやハンバーグを手頃な価格で提供しています。

サラダバー付きのセットが家族連れに人気です。

3位:ブロンコビリー

名古屋発のチェーンで、炭焼きステーキと大かまどごはんが特徴です。東海地方を中心に関東や関西にも展開しています。食材と接客にこだわり、リピーターが多い。

4位:ステーキガスト

ステーキガストは、すかいらーくグループが運営しています。低価格ながらステーキやハンバーグに加え、サラダバー・カレー・デザートまで付いてコスパ抜群です。

5位:フォルクス

フォルクスは、1970年代創業の老舗チェーンです。ステーキの本格的な味に加え、焼き立てパンとサラダバーが特徴で、幅広い年齢層に支持されています。

(これらのランキングは、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)

これらの店舗は、それぞれ独自の強みでステーキ市場を牽引しています。今後も変わらず、おいしいステーキが食べられるでしょう。

ステーキ店に使う調理器具や食器

テンポスで扱っている、ステーキ店で使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!

リムシェイプ11吋大皿 10枚入

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ガスグリドル サーモスタット付

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まとめ

今回は、ステーキ店の売上の実態とは?国内大手ステーキ店ランキングトップ5について紹介してきました。

ステーキ店の売上の実態として、原材料費高騰などの影響で経営環境が厳しさを増しています。

いきなりステーキや、ビックボーイといったお店は、「リーズナブルなお肉を提供する店」から脱却し、変化する市場環境に合わせた業態転換や、コスト構造の改革を進められたからこそ、現在も上位のランキングにいるのでしょう。

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