意外と流行っているドリンクはずばり!ノンアルコールドリンク!!

外食トレンド

近年、世界でノンアルコールの需要が高まり、生産量が上がっています。
日本でも、飲食店の約8割がノンアルコール飲料を提供しており、身近な存在になっているのではないでしょうか。

2020年には、日本初の完全ノンアルコールドリンク専門もオープンするなど、今注目すべきドリンクだといえます。
そんなノンアルコールドリンクが、2021年以降更に流行るとされる理由をご紹介いたします。

そもそもノンアルコールとは

そもそもノンアルコールの定義を知っていますか?

ノンアルコールとは、日本では「アルコール度数が1%未満のもの」とされています。
つまり、アルコール度数0.9%のローアルコールも「ノンアルコール」と表示されています。

そのため、ドライバーや妊婦さん、体質的にアルコールが飲めない人は、度数をしっかり確認する必要があります。ラベルに0.00%と書いてあるものは、安心して飲めますね。

今、ノンアルコールドリンクが注目される訳

どうして今、ノンアルコールドリンクが注目されているのでしょうか。
理由は主に2つあります。

理由1:「ソバーキュリアス」という考え方

世界でノンアルコールドリンクの需要が高まったのは、「ソバーキュリアス」という考えが広まった影響が大きいそうです。

ソバーキュリアスとは、「お酒を受け付けないのではなく、お酒は飲めるけどあえて飲まない、少量でやめておく」といった考え方・ライフスタイルです。

元々ニューヨーク・ロンドンで広まっていた考えで、日本ではミレニアム世代(20代前半から30代後半くらい)の多くの若者が実践しているんだとか。

断酒、禁酒と違って、お酒自体を否定しないでシラフで過ごせる時間を大切にしようという柔軟な考えが、若い世代に受け入れられているようです。

Barでは「モクテル」を注文する

そんな「ソバーキュリアス」の考えを持った方々は、Barでは「モクテル」を注文します。

「モクテル」とは、ノンアルコールカクテルのことですが、似せる・真似る・疑似を意味する「mock(モック)」と「cacktail(カクテル)」の造語で、イギリスのロンドンを発祥の地として広まりました。

Barに入った際、ジュースなどソフトドリンクを頼みづらい場合でも「モクテル」なら注文しやすいですよね。

理由2:お酒の提供ができない今だからこそ、日本でも注目

現在日本でノンアルコールドリンクが流行る理由として、コロナ渦による緊急事態宣言の影響が大きいと考えられます。

4月25日、東京・大阪・京都・兵庫の4都道府県に、3度目の緊急事態宣言が発令されました。
「飲食店への酒類の提供禁止(もしくは休業)」が要請され、飲食店にとっては厳しい措置がなされました。

そこで、飲食経営者、消費者の両方から「ノンアルコールドリンク」への期待値が高まっているのです。

店全体の売上は下がっているのに対し、ノンアルコールビールなどの売り上げは以前の2~3倍程度に増加しています。

ソフトドリンクよりも注文率が多く、客単価をアップできることから、ノンアルコール飲料を導入するメリットは大きいのではないでしょうか。

【人気の記事】「食事に合う」「さっぱり」「フルーティー」などが人気!~ノンアルコールドリンク・ソフトドリンク注文動向調査~

※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

ノンアルコールドリンクに力を入れる食のプロ

このような社会の動きをとらえ、ワインや日本酒など、本来なら会食で使われていたメニューのノンアルコール化が進んでいます。料理とのペアリングも含め、プロに商品開発の依頼が押し寄せています。

ノンアルコールドリンクで料理とのペアリング

お酒と料理のおいしい組み合わせである「ペアリング」。
最近ではお酒を飲めない人へ向けた「ノンアルコールペアリング」が用意されているお店も多くあるそうです。

ノンアルコールドリンクであれば、今までアルコールが苦手で頼めなかった人でも、料理のペアリングを楽しむことができます。

完全オリジナルなドリンクが可能

ノンアルコール飲料、特にモクテルの強みは、完全オリジナルのドリンクが作りやすいところです。

自家製のシロップ、ドリンクジャム、フルーツピューレ、ジュース、ティー、などを使って、独自のオリジナルなドリンクを作ることができます。

作り手の工夫によって、バリエーションは無限大です。

ノンアルコールドリンクの様々な種類

ひとえにノンアルコールドリンクといっても、様々な種類があります。その中から3種類ご紹介します。

モクテル

先ほど紹介した、無限のバリエーションが可能なモクテル。
中には、お酒のような存在感を消さないようにと工夫を施しているお店もあるそうです。

例えば、モヒート。
モヒートといえばラムベースカクテルの定番ですよね。
ラム酒に、ミントの葉・砂糖・ライムを加えたカクテルですが、ノンアルコールとなればここからラム酒を抜かなければなりません。

そこで、サイダーではなく黒砂糖と炭酸水を使う、柑橘系のフルーツをプラスし刺激をつける、などをすることで、お酒のように飲める工夫がされているそうです。

ノンアルコールワイン

ワインからアルコールを取り除く方法は2種類あります。
1つは始めからアルコールを取る方法、もう1つは後からアルコールを取る方法です。

始めからアルコールを取る方法は、「果汁感」が強い傾向にありますが、中にはワインのように酸味や深みがしっかり味わえるものもあり、ジュースとは違う風味や香りを楽しめます。

後からアルコールを取る方法は、「脱アルコール製法」といいます。

大きく分けて3種類です。
1つ目は、真空状態にして圧を下げた状態で蒸留し、アルコールだけを取り除く「蒸留法」。
2つ目は、半透膜という膜に通してアルコールと水を分解し、濃縮したものにさらに水分を加える「逆浸透法」。3つ目は、遠心力を使ってアルコール・風味・香りを分け、アルコールを加熱して取り除き、風味と香りだけを戻す「揮発性物質回収法」です。

元がワインなだけあり、風味や香りをしっかり楽しめるのが特徴です。

ノンアルコール日本酒

現在市販されているノンアルコール日本酒は、『月桂冠スペシャルフリー』と『零の雫(ゼロのしずく)』の2種類のみです。

月桂冠は”大吟醸”、零の雫は”純米酒”のテイスト飲料です。

なかなか飲める種類、機会がないので、ノンアルコール日本酒を取り扱っている、というのも一つの売りになる可能性がありますね。

ノンアルコールの宣伝はSNSを使おう

ここでお伝えしたいのは、ノンアルコールドリンクを提供する際には合わせてSNSでの拡散をするべきだ、ということです。
せっかく用意したオリジナルのドリンク、希少価値の高いドリンクも、世間に知ってもらえなければ集客には繋がりません。

現時点で、ノンアルコールドリンクのニーズが高いのはランチや女子会などを行う若年層です。

このような層への宣伝は、SNSが圧倒的に影響力があります!今やSNSは我々の一番身近な広告媒体として利用されています。
SNSを利用し、オリジナルのノンアルコールドリンクを宣伝していきましょう。

SNS更新代行サービスの活用

普段の業務に加えてSNSの運用なんてできない、流行りのSNSの活用方法がわからない、という方はいらっしゃいませんか?

そんな方には、1カ月たったの550円で、5回までの更新が可能な《SNS更新代行サービス》をおすすめします。

アカウントの開設からサポートしてもらえますし、配信内容は随時相談できます。
宣伝はプロの力に任せて、お店の経営に専念することができます。

SNSが苦手な方や、更新を忘れてしまいがちな方にもおすすめですよ。

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まとめ

アルコールを飲まないお客様でも、気軽に飲むことのできるノンアルコールドリンクは、今後よりニーズを高めていくと考えられます。

既にノンアルコールドリンク目当てでお店を選定するお客様が増えており、飲食店にとって売上を左右するメニューになるかもしれません。

この流行りに乗り、自店の自慢のノンアルコールドリンクを提供してみてはいかがでしょうか。

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