福島県の会津地方を訪れたら、ぜひ味わってほしい郷土料理があります。
それが「しんごろう」。
炊きたてのご飯に、香ばしいじゅうねん味噌（えごま味噌）を塗って炭火で焼き上げた、素朴ながらも奥深い味わいの逸品です。
この記事では、「しんごろうの特徴・名前の由来・作り方・美味しい食べ方・通販情報」まで、詳しくご紹介します。
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目次
■ しんごろうとは？福島の山間に伝わるご馳走
「しんごろう」は、福島県会津地方や南会津で昔から受け継がれてきた郷土料理。
半つきにしたご飯を丸めて竹串に刺し、**じゅうねん味噌（エゴマ味噌）**をたっぷり塗って、香ばしく焼き上げます。
味噌の香りとおこげの風味がたまらない、秋の収穫時期や祭りのごちそうとして親しまれてきました。
■ 名前の由来｜なぜ「しんごろう」と呼ばれるの？
「しんごろう」というユニークな名前の由来には、いくつかの説があります。
- 一説には、かつてこの料理を広めた人の名前が「新五郎（しんごろう）」だったとも言われています。
- また別の説では、「しんこ餅（半つきの餅）」が訛って「しんごろう」になったとも。
どちらにしても、地元の人々の間で親しみを込めて呼ばれてきた名称であることに変わりありません。
■ しんごろうの特徴
・半つきご飯の食感が絶妙
白米を軽くついてモチモチにした「しんこ状」のご飯。つきすぎていないので、米粒の食感ともちもち感のバランスが絶妙です。
・じゅうねん味噌の香ばしさ
しんごろう最大の魅力は、焼かれたじゅうねん味噌の香り。えごま特有の香ばしさと甘辛味噌の風味が、ご飯と見事にマッチ。
・串に刺して炭火で焼く伝統スタイル
竹串に刺して炭火でじっくり焼くのが本来のスタイル。香ばしいおこげが食欲をそそります。
■ しんごろうの作り方（家庭版）
材料（4本分）：
- ごはん：2合（少し硬めに炊く）
- じゅうねん味噌（市販品または手作り）
作り方：
- 炊きたてのごはんを軽く半つきにする（すりこ木などで少し潰す）
- 丸めて、平たく成形し、竹串に刺す
- 両面にじゅうねん味噌を塗る
- トースターまたは魚焼きグリルで両面を香ばしく焼く
※炭火で焼くとより本格的な風味に！
■ しんごろうの食べ方・楽しみ方
- 出来立て熱々をそのまま食べるのが一番！
- お茶と一緒に楽しむと相性抜群。
- 小腹がすいたときのおやつや、軽食としても◎
- おにぎりのように冷めても美味しいので、お弁当にもおすすめ！
■ しんごろうにおすすめの食器・調理器具
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■ まとめ｜しんごろうは福島の原風景を味わえる郷土の逸品
「しんごろう」は、素朴なのにどこか懐かしく、体に染み渡るような郷土の味。
手間ひまかけた手作りの温もりと、えごま味噌の深い香りは、今も昔も人々の心と胃袋を満たし続けています。
福島に訪れた際はぜひ現地で。
遠方の方は、ぜひ通販で取り寄せて、その美味しさを味わってみてください。
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