飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
北海道の郷土料理である「いかめし」をご存じの方もいるのではないでしょうか。
いかめしとは、イカの味が染み込んだ「もちもち」としたご飯が特徴で、食欲をそそる味わいです。
今回は、懐かしさを感じられる!北海道の郷土料理「いかめし」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
いかめしとは?

いかめしとは、主に北海道の郷土料理で、スルメイカの胴体の中にもち米やうるち米を詰めて煮込んだ料理です。
発祥は、北海道渡島地方の森町(もりまち)で、戦時中の食糧不足を背景に、お米を節約しながらも、満足感のある料理を提供するために考案されました。
現在では駅弁としても有名で、「森のいかめし」は全国的にも高い評価を得ています。
作り方は、まずイカの足と内臓を取り除いた胴体に、洗ったもち米とうるち米を詰めます。
詰めすぎてしまうと、煮たときに破裂するため、適度な量を詰め、爪楊枝や串で口を閉じます。
次に、醤油、砂糖、みりん、お酒などで作った甘辛い煮汁でじっくりと煮込み、イカに味がしみ込むまで煮詰めていきます。
「もちもち」としたごはんと、やわらかく煮込まれたイカの食感の対比が特徴で、冷めてもおいしいことから、お弁当や常備菜としても人気です。
地域によっては、生姜を加えたり、昆布と一緒に煮たりと、独自のアレンジが加えられることもあります。
いかめしは、日本の食文化の中でもシンプルながら工夫が詰まった料理であり、郷土料理としての魅力だけではなく、駅弁文化の一端を担う存在としても親しまれています。
いかともち米は相性がよいのか?
いかともち米の相性がよい理由は、なにがあるのでしょうか。
ここでは、いかともち米の相性がよい理由について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
食感の対比と調和
いかは、加熱すると弾力のある独特の食感が出ます。一方で、もち米は炊き上げると、もっちりと粘りのある柔らかさが特徴です。
この異なる食感の対比こそが、口の中で楽しい変化を生み出しているのです。
いかの「ぷりっ」とした歯ごたえと、もち米の「ねっとり」とした噛みごたえが交互に感じられることで、食べる楽しさが増します。
さらに、もち米がイカの内部で蒸されることにより、米の一粒一粒にいかのうまみがしみ込み、しっとりとした食感に仕上がるのです。
味の相乗効果
イカは、火を通すことで、濃厚なうまみが溶け出す食材です。このうまみ成分を、もち米がしっかりと吸収することで、味わいが一層深まります。
もち米自体はクセがなく、ほんのりとした甘みがあるため、いかの海の香りやうまみを邪魔することなく受け止め、調和させます。
特に、醤油や砂糖、みりんをベースにした甘辛い煮汁で調理することで、もち米にその味がよく染み込み、いかとの一体感が増します。
このように、両者の素材の持ち味が互いを引き立て合うことで、食べる人に深い満足感を与えるのです。
調理面での親和性
イカの胴体は、中が空洞になっており、もち米を詰めて加熱するのに非常に適しています。
加熱中に、もち米が膨らむことで、いかの内側にぴったりと詰まり、きれいな断面と食べやすい形に仕上がります。
また、いかの表面がもち米をしっかり包み込むことで、煮崩れしにくく、見た目も美しい料理となります。
このような調理のしやすさは、家庭料理や駅弁など、幅広い場面での提供を可能にしてきました。
このように、「食感の相性」「味の相乗効果」「調理のしやすさ」の3点から見ても、いかともち米は非常に相性のよい組み合わせであるといえます。
これこそが、いかめしという料理を長年にわたり愛される存在にしている理由でもあるのです。
いかめしの作り方

いかめしは、北海道・森町発祥の郷土料理で、いかの胴体にもち米を詰め、甘辛いタレでじっくり煮込む素朴ながら奥深い一品です。
駅弁として有名ですが、材料がそろえば自宅でも簡単に作れます。
ここでは、自宅で楽しめるいかめしの作り方について紹介していきます。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料(2~3人分)
・スルメイカ(中):2~3杯
・もち米:1/2合(好みでうるち米と半々でもOK)
・しょうゆ:大さじ4
・砂糖:大さじ3
・みりん:大さじ2
・酒:大さじ2
・水:300ml程度
・爪楊枝:数本
作り方
下準備
まず、もち米をといで30分ほど水に浸し、水を切っておきます。もち米は、事前に浸水させることで、煮込み時間でも十分にふっくらと炊き上がります。
イカの下処理
イカは、胴体から足と内臓を引き抜き、軟骨も取り除きます。目やくちばしも取り除き、きれいに洗いましょう。
足は、みじん切りにしてもち米に混ぜても大丈夫ですが、苦手な場合は使わなくても構いません。
米を詰める
もち米をイカの胴体にスプーンなどで詰めます。その際、加熱することで米が膨らむため、7〜8分目を目安にしましょう。
詰め終えたら、胴の口を爪楊枝でしっかりと閉じます。
煮込む
鍋にしょうゆ、砂糖、みりん、酒、水を入れて煮立て、イカを並べ入れます。落とし蓋(なければクッキングシートでも代用可)をして、中火で30〜40分ほど煮ます。
途中でイカを裏返すと、味が全体に染み込みます。煮汁が煮詰まりすぎないように、水分量を見ながら火加減を調整しましょう。
仕上げ
煮上がったら火を止め、そのまましばらく置いて味をなじませます。粗熱が取れたら輪切りにし、断面の美しさを活かして盛り付けましょう。
冷めてもおいしいいかめしは、お弁当や常備菜にもぴったりです。自宅で作れば味付けの調整も自由なので、甘め・しょっぱめなど家族の好みに合わせてアレンジできます。
手作りのいかめしは、どこか懐かしく、ほっとする味わいを届けてくれます。
いかめしに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、いかめしを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
角皿 黒 小

のぼり 「いかめし」

まとめ
今回は、懐かしさを感じられる!北海道の郷土料理「いかめし」について紹介してきました。
いかめしの発祥は、北海道渡島地方の森町(もりまち)と言われており、北海道の郷土料理として知られています。
簡単な材料のみで作れるいかめしを、自宅でアレンジしながら作ってみてください。
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