飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
満足感のある味わいの「プリンアラモード」をご存じの方も多いのではないでしょうか。
プリンアラモードとは、カスタードプリンとバニラアイスを皿に盛りつけ、色とりどりのフルーツをそえたデザートです。
昭和時代の喫茶店で注目を集めたスイーツです。
今回は、満足感のある味わい!見た目も華やかな「プリンアラモード」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
プリンアラモード発祥

プリンアラモードの発祥は、戦後間もない日本、横浜にある「ホテルニューグランド」だと言われています。
1950年代初頭、同ホテルのレストラン「ザ・カフェ」で、アメリカから来日した駐留軍の関係者やその家族向けに、デザートとして提供されたのが始まりです。
「アラモード」とは、フランス語で「流行の」「〜風の」という意味がありますが、アメリカでは「アイスクリームをそえたデザート」の意味でも使われています。
しかし、ホテルニューグランドが考案したプリンアラモードは、カスタードプリンを中心に、季節のフルーツやホイップクリームを色鮮やかに盛り付けた、日本独自の洋風デザートです。
このメニューは、当時の日本人にとっては非常にモダンでぜいたくな印象を与えるもので、たちまち話題となり、他のホテルや喫茶店にも広がっていきました。
特に、1970年代の純喫茶ブームの中で、プリンアラモードは定番メニューとして定着し、こどもから大人まで愛される存在となりました。
カラメルソースのかかったプリンに、艶やかなサクランボ、キウイ、バナナ、ミカンなどが添えられたプリンアラモードは、目でも楽しめるぜいたくな一品であり、日本人の美意識や繊細な盛り付け文化とも深く結びついています。
現在でも、レトロ喫茶やホテルのデザートメニューとして根強い人気を誇っており、日本ならではの進化を遂げた洋菓子の一例といえるでしょう。
プリンアラモードが注目を浴びた理由とは?
昭和時代に、プリンアラモードが注目を浴びた理由とは、いったいなにがあげられるのでしょうか。
ここでは、プリンアラモードが注目を浴びた理由について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
西洋文化への憧れとモダンなイメージ
昭和の戦後復興期から高度経済成長期にかけて、日本では欧米文化への憧れが高まりました。
その中で「プリンアラモード」は、カスタードプリンに色とりどりのフルーツやホイップクリーム、アイスクリームなどを組み合わせた、まさ「ハイカラ」なスイーツとして登場します。
洋食レストランや、ホテルのカフェなどで提供されるこのデザートは、西洋的で洗練された雰囲気を感じさせ、多くの人にとって「特別感」のある一品でした。
食卓や、外食文化にまだぜいたくさが求められていた時代に、プリンアラモードは憧れの存在だったのです。
テレビ・雑誌などメディアの影響
昭和中期には、テレビや雑誌などのメディアが急速に普及し、新しい食文化を紹介する機会が増えました。
洋風のスイーツや、華やかな料理がメディアで紹介される中、プリンアラモードはその見た目の華やかさからしばしば取り上げられ、注目を集めたのです。
特に、ファッション雑誌やグルメ特集では、「オシャレな喫茶店の定番メニュー」として紹介され、若い女性や学生たちにとって「行ってみたい店」や「食べてみたい憧れのデザート」として広がっていきました。
情報の拡散力が限られていた時代だからこそ、ひとたび紹介されると大きな影響力を持ったのです。
喫茶店文化の広がりとセットメニュー化
昭和30〜40年代は、日本全国に喫茶店が増えていった時期です。コーヒーや、軽食を提供する喫茶店は、人々の社交の場やくつろぎの場として定着していきました。
プリンアラモードはその中でも、特に人気のあるデザートメニューとして多くの喫茶店で採用されました。
見た目が豪華で満足感もあり、コーヒーや紅茶との相性もよいため、食後のデザートとしてだけではなく、おやつやデートの定番にもなりました。
喫茶店文化の浸透とともに、プリンアラモードは昭和時代の象徴的なスイーツとして人々の記憶に刻まれたのです。
このように、西洋文化への憧れ、メディアの影響、喫茶店文化の発展という流れが重なったことで、プリンアラモードは昭和時代に広く注目を浴びる存在となったのです。
プリンアラモード作り方

プリンアラモードは、クラシックなカスタードプリンに季節のフルーツやホイップクリーム、アイスクリームなどを華やかに盛り付けたレトロなスイーツです。
家庭でも比較的簡単に作ることができ、見た目も味も楽しめる人気のデザートです。
ここでは、基本的な作り方について紹介していきます。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料(プリン型4個分)
プリン部分
・卵:2個
・牛乳:300ml
・砂糖:50g
・バニラエッセンス:少々
カラメルソース
・砂糖:40g
・水:大さじ1
・お湯:大さじ1
トッピング
・バナナ、キウイ、オレンジ、さくらんぼなどのフルーツ
・ホイップクリーム
・バニラアイス(お好みで)
作り方
カラメル作り
小鍋に、砂糖と水を入れ、中火で加熱します。鍋をゆすりながら飴色になるまで加熱し、火を止めたらすぐにお湯を加えて混ぜ、耐熱のプリン型に流し入れます。
プリン液を作る
ボウル、に卵を割り入れてよくほぐし、砂糖を加えて混ぜます。牛乳を鍋で人肌程度に温め、卵液に少しずつ加えて混ぜましょう。
バニラエッセンスを加えたら、こし器などでこして滑らかにします。
蒸し焼きにする
プリン型に、プリン液を注ぎ、アルミホイルでふたをします。天板に並べ、型の1/3ほどが浸るようにお湯をはり、160℃に予熱したオーブンで約30〜40分湯煎焼きにします。
粗熱を取ったら冷蔵庫でしっかり冷やしましょう。
盛り付ける
プリンがしっかり冷えたら型から取り出して皿に盛りつけ、カットしたフルーツやホイップクリームを華やかに盛り付けます。
お好みでバニラアイスやミントをそえると、よりぜいたくな見た目になります。
プリンアラモードは、見た目の華やかさだけではなく、どこか懐かしい味わいも魅力です。
手間をかける価値のある一品として、特別な日のデザートやおもてなしにもぴったりです。
プリンアラモードに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、プリンアラモードを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
ノンフロン縦型冷凍冷蔵庫

ヴェルーテ スイーツスプーン

まとめ
今回は、満足感のある味わい!見た目も華やかな「プリンアラモード」について紹介してきました。
プリンアラモードの発祥は、横浜にある「ホテルニューグランド」だと言われています。
甘いカラメルソースが効いたプリンアラモードは、味だけではなく見た目の華やかでぜいたくなスイーツとして今後も人気を集めるでしょう。
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