飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
夏の季節を感じられる「宇治金時」をご存じの方もいるのではないでしょうか。
宇治金時は、かき氷に抹茶シロップと小倉あんをかけた日本らしい氷菓子です。
夏の風物詩として人気があり、老若男女問わず愛されています。
今回は、夏の訪れを感じる!日本の伝統かき氷「宇治金時」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
宇治金時発祥

宇治金時は、日本の夏を代表する和風かき氷の一種で、抹茶の風味と甘い小豆が絶妙に調和した人気のデザートです。
「宇治」は京都の宇治市を、「金時」は金時豆や甘く煮た小豆を指します。この名物の発祥には諸説ありますが、最も有力な説は、大正時代に京都の宇治で生まれたとされるものです。
宇治市は、日本有数の高級抹茶の産地であり、その豊かな香りと深い味わいは古くから多くの茶人や料理人に愛されてきました。
その宇治の抹茶を使った氷菓として、「宇治氷」という抹茶シロップをかけたかき氷がまず誕生しました。
これに、当時甘味として人気だった「金時豆(小豆餡)」をトッピングすることで、「宇治金時」が誕生したのです。
特に、昭和初期以降、甘味処や茶屋で提供されるようになり、全国的に知名度が広がりました。
戦後の復興とともに、かき氷機の普及や冷蔵技術の進歩によって、より多くの人々が手軽に楽しめる夏の定番スイーツとして定着しました。
今日では、かき氷だけではなく、宇治金時味のアイスクリームやパフェ、和菓子なども多く登場し、日本の伝統と現代の味覚が融合した和スイーツとして親しまれています。
かき氷を食べる習慣が広まったのはなぜ?
かき氷を食べる習慣が広まった背景には、日本の気候、技術の発展、そして食文化の変化が深く関係しています。
もともと、氷を使った菓子の歴史は古く、平安時代にはすでに貴族たちが「削り氷」に甘味をかけて楽しんでいた記録があります。
これは『枕草子』にも記されており、非常に貴重な氷を使った贅沢品でした。
しかし、当時は天然の氷を冬に保存する「氷室(ひむろ)」が限られていたため、一般庶民が口にする機会はほとんどありませんでした。
かき氷が庶民の間で広く食べられるようになったのは、明治時代以降です。特に、明治27年(1894年)に横浜で氷屋が開業したことをきっかけに、夏の冷菓としてのかき氷が徐々に普及しました。
この時期から、製氷技術の進化や流通網の整備により、天然氷だけではなく人工氷が一般に供給されるようになり、価格も手頃になったのです。
さらに、昭和時代に入ると、かき氷機が普及し、家庭でも簡単にかき氷が作れるようになりました。
また、駄菓子屋や縁日などでシロップをかけたカラフルなかき氷が登場し、こどもから大人まで幅広い層に親しまれる夏の風物詩となりました。
日本の蒸し暑い夏も、かき氷人気の一因です。口の中でひんやりと溶ける氷は、暑さを和らげる格好のデザートとして重宝されてきました。
さらに、最近では「ふわふわ食感」の「進化系かき氷」や、抹茶・黒蜜・フルーツなど多彩なフレーバーが登場し、SNS映えするスイーツとして再注目されています。
こうして、かき氷は日本人の夏の楽しみとして、長い時間をかけて広まり、今もなお進化を続けています。
宇治金時作り方

宇治金時は、抹茶の苦みと小豆の甘みが絶妙に調和した、日本の夏を代表する和風かき氷です。
家庭でも比較的簡単に作れるため、夏の涼を楽しむデザートとして人気があります。
ここでは、基本的な宇治金時の作り方について紹介していきます。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料(2人分)
・かき氷用の氷:適量
・ゆであずき(またはこしあん・つぶあん):100g程度
・抹茶パウダー:大さじ1
・砂糖:大さじ2
・お湯:50〜60ml
・(お好みで)練乳:適量
・(お好みで)白玉団子、寒天、抹茶アイスなど
作り方
抹茶シロップを作る
抹茶パウダーを小さなボウルに入れ、砂糖を加えます。そこにお湯を少しずつ加えながらよく混ぜ、滑らかな抹茶シロップを作ります。
抹茶の風味をしっかり感じたい場合は、砂糖の量を少し控えめにしてもよいでしょう。完全に混ざったら、冷蔵庫で冷やしておきます。
白玉や寒天などのトッピングを準備する(お好みで)
白玉粉に、少量の水を加えてこね、熱湯でゆで、浮き上がったら冷水に取って冷やしましょう。寒天は、市販のものをカットするだけで使用できます。
かき氷を削る
かき氷機を使って、器の氷を「ふんわり」と削ります。手動・電動どちらでも構いませんが、ふわふわの氷にするには、できるだけ純度の高い氷をゆっくり削るのがコツです。
盛りつけ
削った氷の上に、ゆであずきをこんもりとのせます。その上から、冷やしておいた抹茶シロップを全体にかけます。
さらにお好みで、練乳をかけるとよりマイルドでコクのある味わいになります。
白玉や寒天、抹茶アイスを添えれば見た目も華やかで満足感の高い一皿になるでしょう。
ポイント
抹茶シロップは冷やしてから使うと、氷が溶けにくく、風味も引き立ちます。
市販のゆであずきを使う場合、甘さの加減を見ながら量を調整しましょう。
氷は、ミネラルウォーターなどを凍らせたものを使うと透明感があり美しく仕上がります。
家庭で作る宇治金時は、トッピングやシロップの量を自由に調整できるのが魅力です。
ぜひ、あなただけのアレンジを楽しみながら、暑い夏を乗り切る一品として味わってみてください。
宇治金時に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、宇治金時を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
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まとめ
今回は、夏の訪れを感じる!日本の伝統かき氷「宇治金時」について紹介してきました。
宇治金時は、日本の夏を代表する和風かき氷の一種で、抹茶の風味と甘い小豆が絶妙に調和した人気のデザートです。
材料が揃えば、自宅でも簡単に作れるためぜひ夏の季節に試してみてください。
#宇治金時 #抹茶 #かき氷
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