これから飲食店を開業する方必見!飲食店開業費の内訳とは

出店・開業

飲食店を開業するにあたり、開業費がいくらかかるか知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。開業費を知ることは、適切な事業計画を設計するための一助となります。適切な事業計画を設計することは、融資を受けやすくなることにつながります。

本記事では、飲食店を開業する際の開業費の内訳と削減方法について解説します。

開業費とは

開業費とは、名前の通り開業をするにあたって必要となる諸々の諸経費を指します。

開業費には「物件取得費」「店舗投資費」「生活費」の3種類があります。

物件取得費用

物件取得費用とは、物件を契約するにあたって必要となる費用のことです。

設備投資費用

設備投資費用とは、厨房機器や店舗の外装内装の工事にかかる費用のことです。

生活費

生活費とは自分や家族を養うために必要な費用のことです。開業して数か月は、店舗の売上が安定しないため、その間の生活費を用意しておく必要があります。

物件取得費と削減方法を解説!

以下では物件取得費と削減方法について解説します。

敷金

敷金とは、物件を契約する際に、借主から貸主へ支払う費用のうちの一つです。主に、家賃を滞納した際の補填として利用されたり、契約中の物件に破損や故障箇所などがあり、この原因が借主にある場合の修繕費として利用されたりします。なお、経年劣化等の通常の生活によるものは敷金を利用した修繕の対象とはなりません。

礼金

礼金とは敷金と同様に、契約時に借主から貸主へ支払う費用のことです。礼金は貸主に対して、これからお世話になることへのお礼として支払います。敷金との違いとして、敷金は契約終了時に返還されますが、礼金は返還されることはありません。

造作譲渡費

造作譲渡とは、居抜き物件を契約する際に前の借主が利用していた内装や設備を譲り受ける際の交渉・譲渡のことを指します。造作譲渡に含まれるものとしては、内装や厨房機器などがあり、一方で家具や食器、調理器具は含まれないことが多いです。

仲介手数料

仲介手数料とは不動産会社へ支払う費用のことです。相場としては、一か月分の家賃となることが多いです。

その他費用

その他の費用としては、共益費、管理費などがあります。これらは、契約した物件に共用部分がある場合に発生します。

削減方法

物件取得費の削減方法として、最もおすすめなのは居抜き物件を利用することです。

居抜き物件とは、前の利用者の設備を残したままの物件を指し、スケルトン物件とは建物の内装と外装を除いた躯体だけの物件を指します。

スケルトン物件の場合は内装外装の工事が必要となるため、その分の費用がかかります。そのため、費用を削減したい場合は、居抜き物件を契約すると良いでしょう。

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設備投資費と削減方法を解説!

以下では、設備投資費と削減方法を解説します。

店舗の外装

店舗の外装は一番最初にお客様の目に入る部分であるため、集客や店の魅力を出すことができる重要な部分となります。

店舗の内装

店舗の内装はスケルトン物件か居抜き物件のどちらを契約するかによって、必要な費用が大きく変わります。内容としては電気・ガス・水道などの工事や厨房設備等の購入費が含まれます。中でも厨房設備の購入費は高額となることが多いため、注意が必要です。

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広告費

広告費は店舗の宣伝をするために必要となるチラシやポスター、インターネット広告などに関する費用のことです。店舗の集客を最大化するためにもしっかりと力を入れる必要があります。最初のうちは常連客もいないため、常連客になってもらうための宣伝が重要となります。

運転資金

運転資金とは、ランニングコストを指し、材料費や水道光熱費、人件費等が含まれます。開業直後は顧客が定着していないため、経営が安定するまでの期間の運転資金をまかなうために、予め準備をしておく必要があります。

削減方法

設備投資費の削減方法としては、中古商品を購入したり、水道光熱費を抑えるために、節水・節電を徹底すること等があげられます。また、適切な事業計画を立てることによって、人件費を最適化することもコストカットにつながります。

特に厨房機器の購入は高額になりがちであるため、テンポスドットコムなどで中古厨房機器を購入することで設備投資費を抑えることができます。

開業費を知る事のメリット

以下では開業費を知ることのメリットを解説していきます。

適切な事業計画の作成

開業費を知ることで、適切な事業計画を作成することができます。事業計画は融資を受ける際に必ず必要になるため、事業計画の実現可能性は審査をする際の重要なポイントとなります。また、最適な融資金額を提案することで、店舗を運営しつつ、無理のない返済をすることができます。

開業費の節約

開業費の詳細を知ることで、開業費のどの部分が削減しやすいかを知ることができます。厨房機器などは中古厨房機器を利用することでコストカットがしやすいですが、広告費など店舗の集客につながる部分のコストカットには慎重になるべきでしょう。

資金運用の最適化

資金運用の最適化とは、資金をかけるべき重要な部分と重要度の低い部分の住み分けをすることで、経営パフォーマンスの向上や無駄な支出の削減をすることを指します。

FLRコストについて

FLRコストとは、材料費(Food)と人件費(Labor)と家賃(Rent)を足した費用のことです。一般的に全体の運用資金に対するFLRコストの比率の目安は60~70%と言われています。また個別の全体に対する目安として材料費は30%、人件費は20%、家賃は20%となっています。

材料費が過剰な場合は、メニューや仕入れ先の見直しが必要となるかもしれませんし、人件費が過剰な場合は、シフトの見直しをする必要が生まれるかもしれません。こちらの目安を基に、削減するべき部分を考えていきましょう。

まとめ

今回は飲食店を開業する際の開業費について、物件取得費用と設備投資費用を中心に解説をしました。上記はあくまで目安であり、業態によって多少の誤差はあるため、インターネットで業態別の費用を調べたり、開業を経験している人にアドバイスをもらうのも良いでしょう。

また、開業費を把握することで、費用の面において効率的な経営をすることが可能となります。今回紹介したFLRコスト等を目安として、自分の店舗に適した経営方法を模索していきましょう。

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