夏になると涼しさを求めて食べたくなるかき氷。多くの種類があるかき氷の中でも、行列ができるほど有名なお店のかき氷は、店主の愛情がたっぷり詰まっていることでしょう。
近年では、ボリューム満点のかき氷が流行っていますが、昔ながらのかき氷も変わらず人気です。
今回は、暑い夏には必須!昔ながらの美味しいかき氷5選について紹介していきます。

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目次
かき氷の発祥

かき氷の発祥は、古代の日本にさかのぼります。もっとも古い記録は、『枕草子』(10世紀末〜11世紀初頭)に登場し、氷を削って器に盛り、甘い蜜をかけて食べる様子が描かれていたのです。
当時は、氷そのものが非常に貴重で、冬の間に山で採取し「氷室(ひむろ)」と呼ばれる施設に貯蔵されていました。
そのため、かき氷は貴族階級など限られた人々だけが味わえるぜいたくなものでした。
江戸時代になると、氷の保存技術や流通が少しずつ進化し、庶民の間でも少しずつかき氷が知られるようになりましたが、それでも一般的な存在ではありませんでした。
かき氷が庶民に普及し始めたのは、明治時代以降、特に1870年代に横浜で初の氷店が開かれ、製氷業が始まったことが大きな転機となります。
これにより、夏場でも氷が手に入りやすくなり、かき氷は徐々に庶民の間で人気の食べ物となっていきました。
大正から昭和にかけては、屋台や商店で「いちご」「メロン」「レモン」といったシロップをかけたかき氷が登場し、夏の風物詩として定着していきます。
近年では、ふわふわの氷や果実をぜいたくに使った「進化系かき氷」も登場し、国内外の観光客にも注目されています。
かき氷は、時代とともに形を変えながら、長きにわたり日本人に愛され続けている伝統的な夏のデザートです。
かき氷が人気を集めた要因とは?
かき氷が日本で広く人気を集めるようになったのには、いくつかの重要な要因があります。
ここでは、かき氷が人気を集めた要因について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
夏の暑さに最適な清涼感
日本の夏は高温多湿で、体感的に非常に蒸し暑くなります。そのため、冷たくてさっぱりとしたかき氷は、暑さをしのぐのにぴったりの食べ物です。
氷を削っただけのシンプルな食感と、口に入れた瞬間にすっと溶ける爽快感は、他のスイーツにはない魅力です。
この「涼」を求める文化が、かき氷の人気を支える大きな要素となっています。
低コストで手軽に楽しめる
かき氷は、材料が比較的シンプルで、氷とシロップがあればすぐに作れるため、家庭でも屋台でも手軽に提供できるスイーツです。
価格も安価で、子どもから大人まで気軽に楽しめる点が魅力です。特に、昭和時代には、夏祭りや海水浴場などでよく見られ、庶民の楽しみとして定着しました。
親しみやすさと身近さが、長年にわたり人気を保ち続けた理由のひとつです。
バリエーションの進化とSNS映え
近年では、伝統的なかき氷に加え、「ふわふわ氷」や「台湾風かき氷」、「宇治金時」など多様なスタイルが登場しています。
フルーツやクリーム、あんこ、さらにはエスプーマなどを使った豪華なトッピングは、見た目にも華やかで、SNS映えするデザートとして注目されています。
このビジュアルと話題性が、若年層や観光客を中心に新たなファン層を生み出し、再びブームを巻き起こす原動力となっているのです。
これらの要因が重なり合い、かき氷は日本の夏の定番スイーツとして、今もなお愛され続けているのです。
昔ながらの美味しいかき氷5選!

かき氷は、近年進化を遂げ、高級感あるスイーツとしても注目されていますが、昔ながらの素朴なかき氷には、どこか懐かしく心温まる魅力があります。
ここでは、昭和の時代から親しまれてきた、伝統的で美味しいかき氷の定番5選について紹介していきます。
主に以下のかき氷があげられます。
いちごシロップ
かき氷の王道ともいえる「いちごシロップ」は、甘酸っぱさと鮮やかな赤色が特徴です。
屋台や夏祭りでも定番で、子どもにも大人気です。
シロップの風味は人工的ながらも、どこか懐かしさを感じさせる味わいで、氷との相性も抜群です。練乳をかければ、まろやかさが増してぜいたく感もアップします。
宇治金時
宇治金時は、抹茶シロップに甘く煮た小豆(あんこ)を添えた和風かき氷です。
濃厚な抹茶の苦みと、優しい小豆の甘さのバランスが絶妙で、老若男女に愛されてきました。風味の奥深さと食べ応えがあり、和菓子好きにはたまらない一品です。
レモンシロップ
さっぱりとした味わいの「レモンシロップ」も昔ながらの定番です。鮮やかな黄色と爽やかな香りが、夏の暑さを一気に吹き飛ばしてくれます。
甘みの中にほんのりと酸味があり、口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれるでしょう。
メロンシロップ
緑色が鮮やかなメロン味のかき氷は、駄菓子屋やプールサイドなどでもよく見られた懐かしの味です。
甘みが強く、少し人工的な味がむしろノスタルジックで、多くの人の記憶に残っている一杯でしょう。こちらも練乳との相性がよく、甘党におすすめです。
ブルーハワイ
見た目のインパクト抜群の「ブルーハワイ」は、ラムネのような爽快な味わいが特徴です。
海外の南国をイメージしたネーミングもあって、夏の気分を盛り上げてくれます。味よりも「青いかき氷を食べた」という体験が、子どもたちの思い出として強く残る一品です。
(これらのかき氷は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
これらのかき氷は、どれもシンプルながら時代を超えて愛されてきた味ばかりです。素朴なおいしさの中に、日本の夏の記憶が「ぎゅっ」と詰まっています。
かき氷に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、かき氷を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
かき氷カップ ピースペンギン(1500入)

かき氷機

まとめ
今回は、暑い夏には必須!昔ながらの美味しいかき氷5選について紹介してきました。
かき氷の発祥は、古代日本にまでさかのぼります。『枕草子』(10世紀末〜11世紀初頭)に登場し、氷を削って器に盛り、甘い蜜をかけて食べる様子が描かれていたのです。
いちごや、メロンシロップといったかき氷を屋台やお祭りでよく見かけ実際に味っていた方も多いはずです。
ぜひ、素朴な味を昔の懐かしさとともに味わってみてはいかがでしょうか。
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