次世代に伝えたい大切な味!広島発祥「あなご飯」について解説!

外食トレンド

飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。

広島発祥の郷土料理である「あなご飯」をご存じの方もいるのではないでしょうか。

あなご飯とは、広島県宮島口を発祥とする郷土料理です。牡蠣と並ぶ「宮島2大グルメ」で、テレビなどで紹介されることが多く、厳島(宮島)の代表的ご当地グルメとして知られています。

今回は、次世代に伝えたい大切な味!広島発祥「あなご飯」について紹介していきます。
レシピについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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あなご飯の発祥

あなご飯は、瀬戸内海沿岸、特に広島県の宮島周辺で発祥した郷土料理です。

「ふっくら」とした焼きあなごをご飯のうえにのせ、甘辛いタレをかけたこの料理は、現在では広島の名物として広く知られています。

発祥の背景

あなご飯の歴史は、明治時代にまでさかのぼります。歴史として、宮島口(現在の広島県廿日市市)の駅弁として誕生したと言われています。

当時、宮島へ参拝する観光客が増えており、弁当の需要が高まっていました。しかし、当時の宮島周辺では、うなぎよりもあなごの方が豊富に獲れ、価格も手頃だったのです。

そのため、地元の食材を活かした弁当として「穴子の蒲焼き」と「白ご飯」を組み

合わせたのが、あなご飯の始まりとされています。

あなご飯を考案したのは、「うえの」という弁当屋(現在の「あなごめし うえの」)の創業者・上野他人吉(うえの たにきち)だと言われています。

彼は、当時まだ珍しかった駅弁文化に目をつけ、瀬戸内産のあなごを活用した弁当を開発しました。

これがきっかけで、宮島口駅で販売され、大きな人気を集めたのです。

宮島とあなご飯の発展

宮島周辺は、古くから良質なあなごの漁場として知られています。特に、瀬戸内海のあなごは脂がのっており、「ふっくら」とした食感とうまみが特徴です。

宮島へ向かう観光客や参拝客の間で評判となり、あなご飯は名物料理として定着していったのです。

また、戦後の高度経済成長期に入り、観光業が発展するとともに、宮島を訪れる人々が増加し、あなご飯の知名度も全国的に広がっていきました。

今では、宮島口や広島市内の飲食店でも提供されるほか、お土産用の駅弁としても親しまれています。

あなご飯は、明治時代の宮島口で駅弁として誕生し、観光客の増加とともに広まり、広島の名物料理となったのです。

瀬戸内海の恵みを活かしたあなご飯は、今もなお多くの人々に愛され、広島観光の楽しみの一つとして定着しています。

あなご飯はどんな味がする?

あなご飯は、「ふっくら」とした穴子の身と甘辛いタレが絡み合い、ご飯との相性が抜群の一品です。

穴子自体の味は、うなぎと比べると淡白であっさりしていますが、ほどよい脂のうまみと柔らかい食感が特徴です。

焼き穴子や煮穴子にすることで、それぞれ異なる風味が楽しめます。

焼き穴子を使ったあなご飯は、香ばしさが際立ち、タレの甘みと相まって深い味わいを生み出します。

一方で、煮穴子を使う場合は、身がより「ふんわり」と柔らかくなり、タレの甘辛さが染み込んで優しい味わいになります。

どちらも、たれが染み込んだご飯と一緒に食べることで、一体感のある味わいが楽しめるでしょう。

タレは、醤油、みりん、砂糖、出汁などを煮詰めたものが一般的で、甘さとコクがありながらもくどくなりすぎないバランスが重要です。

このタレが穴子とご飯に絡むことで、全体としてまとまりのある味わいになります。

また、山椒をふりかけると、爽やかな香りとほのかな辛みが加わり、味に奥行きをもたらします。

地域によっても味の違いがあり、広島の宮島名物のあなご飯は、焼き穴子を使用し、炊き込みご飯のように味がしみ込んだものが特徴です。

江戸前のスタイルでは、煮穴子を乗せたものが主流で、関東のうな重に似た味わいです。

全体として、あなご飯の味は「上品な甘辛さ」と「穴子の柔らかいうまみ」が合わさった、日本ならではの繊細な味わいを楽しめる料理です。

あなご飯の作り方

あなご飯は、甘辛いタレが絡んだふわふわの穴子と、ご飯の相性が抜群の日本の伝統的な料理です。

ここでは、自宅で手軽に作れるレシピについて紹介していきます。
主に以下の材料や作り方があげられます。

材料(2人分)

穴子の準備

・穴子(開いたもの):2尾
・塩:少々(臭み取り用)
・お酒:大さじ1(下処理用)

タレ

・醤油:大さじ3
・みりん:大さじ3
・砂糖:大さじ2
・お酒:大さじ2
・だし汁:50ml

ご飯

・米:1.5合
・昆布:5cm角1枚(風味付け用)
・水:適量

仕上げ

・山椒(粉山椒や実山椒):適量
・刻み海苔:適量
・きざみネギ:適量

作り方

穴子の下処理

穴子に塩を軽くふり、5分ほど置きます(臭みを取るため)。熱湯をかけて表面のヌメリを取り、冷水にさらしてからキッチンペーパーで水気をふき取りましょう。

お酒をふりかけて5分ほど置き、臭みを抜きます。

タレを作る

鍋に醤油、みりん、砂糖、酒、だし汁を入れ、中火で煮立たせます。とろみがつくまで弱火で5分ほど煮詰めましょう。

穴子を焼く or 煮る

焼き穴子の場合

グリルやフライパンで穴子を両面こんがり焼きます。(中火で約3〜4分)。途中でタレを塗りながら焼くと香ばしくなります。

煮穴子の場合

タレの鍋に穴子を入れ、弱火で5分ほど煮ます。火を止め、そのまま少し置くと味が染み込むでしょう。

ご飯を炊く

お米を洗い、昆布を入れて通常の水加減で炊きます。炊き上がったら昆布を取り出し、軽く混ぜます。

盛り付け

丼に炊きたてのご飯をよそい、タレを適量かけます。穴子をのせ、さらにタレをかけましょう。

お好みで山椒、刻み海苔、きざみネギを散らして完成です。

美味しく作るポイント

塩と熱湯を使うことで穴子特有の臭みを軽減できます。

タレを煮詰めすぎないようにして、ほどよいとろみを残すと、ご飯に染み込んでより一層おいしくなります。

焼き穴子は香ばしく、煮穴子はふんわり仕上がるため、お好みに合わせて試してみてください。

あなご飯に使う調理器具や食器

テンポスで扱っている、あなご飯を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!

のぼり

その他のぼりはこちら

茶碗・丼 武蔵石目 4.5丼

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まとめ

今回は、次世代に伝えたい大切な味!広島発祥「あなご飯」について紹介してきました。

あなご飯は、広島県の宮島周辺で発祥した郷土料理です。歴史としては、宮島口(現在の広島県廿日市市)の駅弁として誕生したと言われています。

「ふんわり」柔らかいあなごをご飯のうえに乗せて味わう、あなご飯は一口目でとろけるような、あなごの甘味が味わえるでしょう。

#あなご飯 #広島 #郷土料理

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