あさりは、汁物や炊き込みご飯、酒蒸しなどいろいろな料理に活用されています。
一年中手に入る人気のあさりですが、私たちの体に欠かせない栄養素を多く含んでいます。
しかし、あさりの栄養や効果について、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、あさりってどんな栄養素が含まれている？あさりを使った料理10選について紹介していきます。
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目次
あさりとは？
あさりとは、日本をはじめとするアジア地域で広く親しまれている二枚貝の一種です。
和名は、「アサリ」、学名は「Ruditapes philippinarum」で、主に干潟や砂浜の浅い海に生息しています。
殻は楕円形で、灰色や茶色の地に模様があり、個体によって模様が異なるのが特徴です。
あさりは、春と秋が旬とされ、特に春の産卵期前には身が肥えてうまみが増します。
日本の家庭料理では、味噌汁、酒蒸し、パスタ（ボンゴレビアンコ）、炊き込みご飯などに幅広く使われています。
特に「あさりの味噌汁」は、あさりの出汁がしっかりと出るため、うまみ豊かな一品として人気です。
栄養面でも優れており、鉄分やビタミンB12が豊富で、貧血予防や疲労回復に効果があると言われています。
また、タウリンも含まれており、肝機能の向上や生活習慣病の予防にも期待されています。
日本各地の干潟では、潮干狩りの対象としても人気があり、春には多くの人があさり採りを楽しみます。
ただし、近年は環境の変化や乱獲により、天然のあさりが減少し、輸入品や養殖ものが増えているのが現状です。
身近で親しみやすく、栄養価も高いあさりは、日本の食文化に欠かせない存在と言えるでしょう。
あさりにはどのような栄養素が含まれている？
あさりには、私たちの健康に役立ついろいろな栄養素がバランスよく含まれています。
ここでは、注目すべき栄養素について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
鉄分（ヘム鉄）
あさりは、鉄分が豊富な食品として知られており、特に吸収されやすい「ヘム鉄」を多く含んでいます。
ヘム鉄は、動物性の食品に含まれる鉄で、植物性の非ヘム鉄に比べて体内への吸収率が高いため、効率よく鉄分を補える効果が期待できます。
鉄は、赤血球のヘモグロビンの構成成分であり、酸素を全身に運ぶ役割を果たします。特に、貧血気味の方や月経のある女性には重要な栄養素です。
ビタミンB12
あさりは、ビタミンB12の宝庫とも言われています。ビタミンB12は、赤血球の生成に関わる栄養素で、神経の働きにも重要な役割を担っています。
不足してしまうと、悪性貧血や神経障害を引き起こすことがあるため、日頃から意識して摂取したい栄養素です。
動物性食品にしか含まれていないため、特に菜食中心の方にとっては貴重な供給源です。
タウリン
タウリンは、アミノ酸の一種で、豊富に含まれています。肝機能の改善や、高血圧の予防、疲労回復に効果があるとされており、栄養ドリンクなどにもよく使用されている成分です。
また、コレステロールの代謝を助ける働きもあり、生活習慣病の予防にもつながる効果が期待されています。
カルシウム
あさりには、カルシウムも含まれており、骨や歯の健康維持に役立つと言われています。
カルシウムは、骨粗しょう症の予防や、神経伝達・筋肉の収縮などの体内機能にも関わる重要なミネラルです。
魚介類の中でも、あさりは比較的手軽に食べられるため、日常的にカルシウムを補うのに適した食材です。
このように、あさりは小さな体にたくさんの栄養素を詰め込んだ、栄養価の高い食材です。健康維持のためにも、日々の食事に取り入れてみる価値があるでしょう。
あさりを使った料理10選！
あさりは、その豊かなうまみと使いやすさから、いろいろな料理に活用される人気の食材です。
ここでは、あさりを使った代表的な料理について紹介していきます。
和食から洋食まで、幅広く活躍するあさりの魅力を味わってみてください。
あさりの味噌汁
あさりの味噌汁は、もっとも定番の一品です。あさりを殻ごと使うことで、貝から出る出汁が味噌とよく合い、深いコクのある味わいになります。
仕上げに、ネギを加えると、香りがより引き立ちます。
あさりの酒蒸し
あさりの酒蒸しは、シンプルながら絶品の料理です。あさりに、日本酒をふりかけて蒸すだけで、貝のうまみをそのまま楽しめます。
少量のバターやにんにくを加えて、アレンジするのもおすすめです。
ボンゴレ・ビアンコ（あさりの白ワインパスタ）
ボンゴレ・ビアンコは、イタリア料理の代表格です。あさりをオリーブオイル、にんにく、白ワインで煮て、茹でたパスタに絡めるだけで完成です。
シンプルながら芳醇（ほうじゅん）な風味が楽しめます。
あさりの炊き込みご飯
あさりのうまみが米にしっかり染み込む、風味豊かな一品です。出汁や、薄口醤油で味付けし、炊き上がりに三つ葉やしょうがを素えると上品な香りが引き立ちます。
あさりの味噌煮
あさりを味噌やみりん、砂糖で煮込む料理で、ご飯が進む濃いめの味付けが特徴です。お弁当のおかずや常備菜にも適しています。
あさりのクラムチャウダー
あさりのクラムチャウダーは、あさりを使ったクリーミーなアメリカンスタイルのスープです。
じゃがいもや玉ねぎ、ベーコンとともに煮込み、牛乳や生クリームで仕上げます。
食べ応えがあり、寒い時期にぴったりです。
あさりと春キャベツの炒め物
あさりと春キャベツの炒め物は、春の定番メニューです。やわらかい春キャベツとあさりを一緒に炒めることで、甘みとうまみが引き立ちます。
にんにくや鷹の爪でアクセントを加えると大人の味になるでしょう。
あさりの卵とじ
あさりの卵とじは、あさりをだし汁で煮て、溶き卵でとじる和風の一品です。
優しい味わいで、こどもから高齢の方まで食べやすい料理です。ご飯にのせて丼にするのもおすすめです。
あさりのチヂミ
あさりのチヂミは、韓国風のアレンジ料理です。ニラやねぎとともに、あさりを加えて焼くと、うまみたっぷりの海鮮チヂミになります。
あさりのグラタン
あさりのグラタンは、あさりとホワイトソースを組み合わせた洋風グラタンです。マカロニや、じゃがいもと合わせてオーブンで焼き上げれば、香ばしく濃厚な一品に仕上がります。
（これらの料理は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。）
これらの料理は、いずれもあさりの出汁や風味を活かしたものばかりです。
冷凍のむき身でも手軽に作れるレシピも多いため、日常の食卓にぜひ取り入れてみてください。
シンプルな調理法でも奥深い味わいが楽しめるのが、あさりの大きな魅力です。
料理で使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、料理作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介！
マイコン スープジャー
ステンレス寸胴鍋 蓋付
まとめ
今回は、あさりってどんな栄養素が含まれている？あさりを使った料理10選について紹介してきました。
あさりには、鉄分やビタミンB12といった健康に役立つ栄養素が多く含まれています。
クラムチャウダーやグラタンなど、イタリアン料理としても楽しめるあさりは、日常の食卓に欠かせない一品でしょう。
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