厨房冷蔵庫の選び方完全ガイド|飲食店オーナーが失敗しないためのポイントとは?

経営ノウハウ

飲食店を開業・経営する上で、厨房機器の中でも特に重要な存在が冷蔵庫です。

「冷やすだけの機械」と思われがちですが、実際には食材ロスの防止・衛生管理・作業効率・電気代にまで関わる、売上と利益を支える裏方の主役とも言えます。

しかし、厨房冷蔵庫の選定でよくある失敗として、

  • 容量が足りずすぐに食材があふれる
  • 電気代が高く経費を圧迫
  • 動線が悪く作業効率が落ちる
  • 開業後すぐに買い替えが必要になった

…といった例は少なくありません。

本記事では、これから飲食店を始める方や買い替えを検討しているオーナーに向けて、厨房冷蔵庫の種類や選び方、チェックすべきポイント、中古活用のメリットまで徹底的に解説します。

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業務用冷蔵庫とは?飲食店に必要な理由

まずは、なぜ業務用の冷蔵庫が必要なのかを理解しておきましょう。

家庭用の冷蔵庫と異なり、業務用冷蔵庫は以下の点で優れています。

  • 冷却スピードが速い(ドア開閉が多くても庫内温度が安定)
  • 耐久性が高い(毎日長時間の稼働に対応)
  • 容量や配置のカスタマイズ性が高い
  • 清掃しやすいステンレス製・直角設計

食品衛生法の観点でも、「業務用」としての性能を求められる場面が多く、飲食店には必須の設備です。

◆豆知識|冷蔵庫の庫内温度◆

業務用冷蔵庫の設定温度は通常「0〜10℃」です。庫内温度が5℃以上になると食材の劣化が早まるため、頻繁なドア開閉のある飲食店では“家庭用”は厳しいのです。

関連記事:ここが違う!プロが教える業務用冷蔵庫のお手入れの仕方(メンテナンス)とよくあるトラブル

関連記事:【冷蔵機器編】中・小規模飲食店の厨房機器の選び方

厨房冷蔵庫の種類と特徴|開業前に知っておくべき5タイプ

厨房冷蔵庫にはさまざまな種類があり、店舗の業態・厨房レイアウト・作業オペレーションに応じた使い分けが必要です。ここでは代表的な5つのタイプをご紹介します。

(1)縦型冷蔵庫・冷凍庫

もっともオーソドックスな業務用冷蔵庫です。左右両開き(観音扉)や片開きなど種類も豊富です。

メリット:大容量で分類しやすく、在庫管理がしやすい
デメリット:設置スペースが必要/作業台とは分離

◆現場Tips◆
庫内に「仕込み日付・使用期限」をマスキングテープで貼って管理すると、在庫ロスが激減します。

縦型冷凍冷蔵庫 幅1200×奥行650×高さ1950 単相100V

(2)コールドテーブル(作業台一体型)

横型冷蔵庫・冷凍庫と呼ばれることもあります。
作業台と冷蔵庫が一体化した省スペースタイプです。
作業効率アップに貢献します。

メリット:調理しながら即座に食材を取り出せる/動線がスムーズ
デメリット:縦型に比べて容量が少なめ/下段収納なので姿勢に注意

◆ドロワータイプ(引き出し式)も注目!◆
最近では、引き出し式のドロワー型も増えています。
食材の分類がしやすく、特定作業の多い寿司・焼肉・ファストフード業態で特に支持されています。

冷蔵コールドテーブル 幅1200×奥行450×高さ800mm 単相100V

 

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(3)冷凍ストッカー

冷凍食材を多く扱う飲食店に不可欠。上扉タイプはまとめ買いに最適です。

メリット:長期保管に強い/まとめ仕込み派には心強い存在
デメリット:奥の食材が取り出しにくく、上開きタイプは頻繁な出し入れには不向き

冷凍ストッカー スライドタイプ 44L 単相100V

 

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◆今最も注目!高品質で保存できる超低温タイプ(-60℃)◆

一般的な冷凍ストッカーの庫内温度が-20℃前後であるのに対し、-60℃で保存するのが『超低温』タイプの冷凍ストッカーです。
-60℃で保存することで、タンパク質の酵素分解や、脂肪の酸化、微生物の繁殖もストップすることができ、食材の鮮度を長期間保つことができます。

超低温冷凍ストッカー 上開きタイプ 200L 単相100V

 

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(4)冷蔵ショーケース

ガラス扉で視認性抜群です。セルフ形式やデザート・ドリンク販売用に効果を発揮します。

高さのあり大型のリーチインタイプや高さの低い小型タイプ、カウンター下に設置できるアンダーカウンタータイプ、ケーキや総菜の販売向きのショーケース、扉の無いオープンショーケースなど種類が豊富です。

メリット:ガラス扉で視認性が高い/売りのドリンク類を”魅せながら”保存ができる
デメリット:ガラス扉の特性上、肉などの食材の保存には不向き

冷蔵ショーケース 252L 単相100V

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(5)ブラストチラー・ショックフリーザー

ブラストチラーとは:熱い食品を急速に冷却する機器(約90℃→0~10℃)
ショックフリーザーとは:粗熱を取った食品を急速に冷凍(常温→-20℃)
両機能を備えた機種もあります。

菌の繁殖を防ぎ、安全性が向上します。
作りたてのおいしさや食感を保ったまま冷却・冷凍でき、調理効率もアップします。
長期保存が可能になり、食品ロスや添加物の使用も減らせます。

メリット:食材を素早く冷却・冷凍でき、安全性と品質、保存性が向上する
デメリット:導入コストが高く、設置スペースや電力消費も考慮が必要

ブラストチラー(急速冷却)とショックフリーザー(急速凍結)の機能を併せ持った商品もあります。

ブラストチラー/ショックフリーザー 三相200V

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関連記事:飲食店経営者必見!改めて知ろう、冷蔵庫・冷凍庫の種類と使用例

厨房冷蔵庫の選び方|失敗しない7つのチェックポイント

  1. 容量:仕入れ・回転数・冷凍比率に応じて
  2. 寸法・設置スペース:ドアの開き方、通路幅も確認
  3. 消費電力と省エネ性能:インバーター搭載ならランニングコストに差
  4. 扉タイプ:観音開き・引き出し・片開き、それぞれの動線に合うか
  5. メンテナンス性:排水・ファン・棚の掃除のしやすさ
  6. メーカー信頼性:ホシザキ、フクシマガリレイ、大和冷機などはメンテ網も広い
  7. 厨房の動線との相性:冷蔵庫前で人が詰まらないレイアウトに

関連記事:【冷蔵機器編】中・小規模飲食店の厨房機器の選び方

新品と中古、どちらを選ぶ?価格・安心・耐用年数の違い

新品

初期費用:高い(30万〜50万円)
保証  :メーカー保証あり
外観  :新品同様
耐用年数:10〜15年

中古

初期費用:安い(5万〜30万円)
保証  :店舗によっては整備+保証あり
外観  :使用感あり
耐用年数:残耐用年数による

◆豆知識|中古冷蔵庫のチェックポイント◆

ドアパッキンの傷み、棚のぐらつき、ファン音、温度安定などは実機で確認をしましょう。
年式が7年以内・整備済み・保証ありの店舗を選ぶのがコツです。

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設置前の最終チェック|見落とされがちな5つのポイント

  1. 搬入経路の幅と高さ(冷蔵庫のサイズ+包装材の厚みも要確認)
  2. 設置場所の換気(背面と側面に10cm以上の余裕を)
  3. 熱源との距離(コンロやフライヤーは故障の原因に)
  4. 床の水平・強度(設置不良で故障リスクUP)
  5. ブレーカーの容量(消費電力の合計が契約アンペアを超えないか)

◆ワンポイント|設置後は「プレ運転」を忘れずに!◆
設置後すぐに食材を入れず、2〜3時間プレ運転で庫内温度を安定させましょう。

まとめ|冷蔵庫選びで飲食店の経営効率が変わる

厨房冷蔵庫は単なる「保冷機器」ではなく、売上・仕込み・ロス削減・作業効率に直結する“厨房の心臓部”です。

  • 業態と厨房レイアウトに合ったタイプを選ぶ
  • 単なる「価格」ではなく、「耐久性」や「電気代」まで含めた総コストで判断
  • 中古でも信頼できる業者から購入すれば、大きなコストカットが可能

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