居酒屋・立ち呑み店を開業する15のメリット!開業時に必須の「食品衛生責任者」の取得方法も徹底解説!

経営ノウハウ

居酒屋・立ち呑み店を開業するメリットとは

「居酒屋や立ち呑み店」は、飲食店の中でも、お酒好きはもちろんのこと、独特の雰囲気や解放感、お店独自の料理や飲み物で男女を問わず、幅広い年代で人気が高い業種です。今回は、そんな居酒屋・立ち呑み店を開業する15のメリットをご紹介します。

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1.需要の高さ

居酒屋や立ち呑み店は、多くの人々がリラックスし、友人や同僚との交流を楽しむために利用する場所です。日本の文化に根付いており、需要が高い傾向にあります。食事やお酒を楽しむことが好きな人々にとって、居酒屋や立ち呑み店は魅力的な選択肢となるでしょう。

2.収益性の高さ

飲食業界は競争が激しい一方で、利益率が高い傾向にあります。適切な経営戦略や良質なサービスを提供することで、収益性を高めることが可能です。特に立ち呑み店は比較的低コストで運営できるため、利益率を向上させやすいと言えます。

3.社交的な環境

居酒屋や立ち呑み店は人々が集まる場所であり、コミュニケーションや交流が盛んに行われます。お客様との対話や交流を通じて、人間関係を構築し、地域社会とのつながりを深めることができます。また、リピーター客の獲得や口コミによる広告効果も期待できます。

4.メニューの多様性

居酒屋や立ち呑み店では、多様な食材や料理スタイルを提供することができます。魚介類、肉料理、野菜料理、おつまみなど、幅広いメニューを用意することで、さまざまなお客様の好みやニーズに対応することができます。

5.地域経済への貢献

居酒屋や立ち呑み店は、地域の活性化にも寄与します。地元の食材や飲み物を使用することで、地元農家や生産者を支援し、地域経済の活性化につなげることができます。また、地域の観光資源や文化と連携したイベントやコラボレーションも行うことで、地域の魅力を高めて、観光客の誘致や地域への注目度向上に寄与することができます。

6.フレキシブルな経営形態

居酒屋や立ち呑み店は、さまざまな経営形態に適応することができます。小規模な店舗や路地裏にあることも多く、比較的少ないスペースや資本で開業することができます。そのため、事業の規模や形態を自由に設計することができます。

7.多様なターゲット層への対応

居酒屋や立ち呑み店は、若い世代から年配の方まで、幅広いターゲット層に対応できるビジネスです。学生やサラリーマン、カップルや家族など、さまざまな人々が訪れることがあります。そのため、幅広い顧客層に対して魅力的なサービスや雰囲気を提供することで、集客力を高めることができます。

8.新たな食文化の創造

居酒屋や立ち呑み店は、独自の食文化を創造する場でもあります。創意工夫を凝らしたメニューやオリジナルの料理スタイルを提供することで、お客様に新たな食の体験を提供することができます。地域や季節の特産品を活かした料理や、地元の酒蔵とのコラボレーションなども、独自性を高める一手段です。

9.イベントやパーティーの場としての活用

居酒屋や立ち呑み店は、イベントやパーティーの開催場所としても利用されることがあります。誕生日会や歓送迎会、忘年会など、特別な日や集まりの際に人々が集まる場所として選ばれることが多いです。そのため、予約や団体向けのサービスを提供することで、さらなる収益を上げることができます。

10.文化とのつながり

居酒屋や立ち呑み店は、日本の伝統的な飲食文化と深い関わりがあります。日本酒や焼酎などの日本特有の酒類や、和食の料理スタイルを提供することで、日本の文化や伝統に触れる機会を提供することができます。地域の伝統や歴史と結びついたメニューやイベントを開催することで、お客様に独特な体験を提供することができます。

11.地域の特産品や地元企業の支援

居酒屋や立ち呑み店は、地元の農産物や水産物、地酒などの地域特産品を積極的に取り入れることができます。これにより、地域の生産者や地元企業を支援し、地域の経済活性化に貢献することができます。また、地元のイベントやフェスティバルとの連携や協力関係を築くことも可能です。

12.学びとスキルの向上

居酒屋や立ち呑み店を経営する過程で、さまざまなスキルや知識を習得する機会があります。食材の仕入れや在庫管理、スタッフの指導やスケジュール管理、顧客対応やマーケティングなど、経営全般にわたる幅広いスキルを身につけることができます。また、食文化やお酒に関する知識の深掘りや新たなトレンドに対する理解も深めることができます。

13.独立起業の醍醐味

居酒屋や立ち呑み店を開業することは、独立起業の醍醐味を味わうことができます。自分のビジョンやアイデアを具現化し、自身の経営スキルや才能を発揮する機会となります。独自の経営戦略やサービスの提供、スタッフの育成など、自身の経営手腕を試すことができます。

14.成長と拡張の可能性

居酒屋や立ち呑み店は、需要の高さや多様な顧客層に支えられています。成功すれば、新たな店舗の展開やフランチャイズ展開など、事業の成長と拡張の可能性があります。また、新たなメニューやコンセプトの追加、オンライン予約やデリバリーサービスの導入など、ビジネスの進化や拡充も考えられます。

15.楽しさとやりがい

居酒屋や立ち呑み店を経営することは、多くの人々が食事やお酒を楽しむ場所を提供することになります。お客様が笑顔で楽しんでいる姿を見ることができるだけでなく、自分自身も食やお酒に関する知識や経験を深めることができます。また、お客様との交流やコミュニケーションを通じて、豊かな人間関係を築くことができます。お店の雰囲気やサービスの向上に取り組むことで、お客様からの喜びや満足感を得ることができ、そのやりがいを感じることができます。

以上が居酒屋や立ち呑み店を開業するメリットの一部です。
しかし、開業には多くの努力やリスクも伴いますので、慎重な計画と準備が必要です。ビジネスの成功には、市場調査や競争分析、財務計画の策定などの重要なステップが必要です。また、飲食業界には法的な制約や衛生基準も存在するため、それらにも対応する必要があります。

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今回は、さらに、飲食店開業にあたり、重要な資格のひとつ、これがないと開業できない「食品衛生責任者」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

食品衛生責任者とは

食品衛生責任者は、飲食店や喫茶店、食品工場など、食品の衛生管理が必要な事業を行う際に必要になる資格です。

食品の衛生責任者は、食品衛生法に定められた営業施設ごと、食品衛生責任者を選任し、各店舗に配置することが義務付けられています。

役割としては、食材や調理機器・器具の取り扱いに衛生上の注意を払うこと、従業員への手洗い・消毒の実施を徹底させるなどが挙げられます。
これら以外にもお店での食品衛生上、未然に事故を防止するための管理・運営が義務付けられています。

食品衛生責任者は、取得後でも実務講習会などに参加し、最新の知識を学んでいくことが必要です。

食品衛生責任者取得のメリット

飲食店を開業する際に、営業許可証を取得するためには、「調理師」、「栄養士」、「食品衛生責任者」などいずれかの資格が必要になりますが、「食品衛生責任者」がもっとも簡単に取得できます。

食品衛生責任者は、食中毒、食品衛生法違反を起こさないために、管理・運営をする責務があります。

資格は、各都道府県の食品衛生協会が開催している講習を受講することで取得できます。
講義内容は、衛生法規、公衆衛生学など6時間ほどの受講となります。

受講料は都道府県によって異なりますが、大体1万円前後です。
講習会受講後は、修了証として、食品衛生手帳が配布されます。

食品衛生責任者の資格は、全国共通のため、どの都道府県で取得しても全国で飲食店を開業できます。

基本的には常にお店にいる人が取得します。そのため、複数店舗を運営する場合は、お店と同じ数の資格保有者が必要です。お店には、最低1人は、食品衛生責任者として常駐する必要があります。

食品衛生責任者受講が要らない人

栄養士、調理師、製菓衛生師などの免許を持っている方は、食品衛生責任者養成講習会を受講することなく、申請のみで資格の取得が可能です。

食品衛生管理者

食品衛生責任者とよく似た資格で食品管理者という資格もあります。食品衛生管理者は、食品を製造または加工の過程において、その施設に配置することが義務付けられた国家資格です。

乳製品、食品添加物、食用油、食肉製品等、特定の食品を製造または加工する工場などに1名の配置が必要になります。

国家資格である食品衛生管理者は、歯科医師、薬学、獣医師など、一定レベルの知識がないと取得ができません。
飲食店の経営については、食品衛生管理者は必ず必要な資格ではありません。

【こちらもチェック】【まとめ】飲食店の衛生管理ノウハウ6選~感染予防から、クレンリネス、食中毒防止、HACCP対応まで~
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

食品衛生責任者の取得方法

ここでは、食品衛生責任者の取得方法について解説していきます。

講習会を受講するだけ?

食品衛生責任者講習会は、「衛生法規」「公衆衛生学」「食品衛生学」の3つに分かれています。
衛生法規(伝染病、疫病予防、環境衛生など)が2時間、公衆衛生学(商品衛生法、施設基準、規格基準など)が1時間、食品衛生学(食品事故、商品の取扱い、施設の衛生管理など)が3時間となっており、計6時間、地域によっては小テストを行う場合があります。

有効期限と更新

食品衛生責任者の有効期限はありません。更新については、都道府県により異なりますが、基本的に更新手続きは義務付けられていません。

ですが、食品衛生責任者の資格取得後、講習会に参加しなければならないケースもあります。地域により参加が必須、任意で異なるため、事前に確認が必要です。

受講証明書を紛失時について

食品衛生責任者の証明書または終了書を紛失した場合は、再発行のために、受講証明書の番号が必要になります。

万が一の事態に備えて、あらかじめ番号を別の場所に記録しておくと良いでしょう。

受講資格

食品衛生責任者講習会は、17歳以上であれば基本的に誰でも受講可能です。しかし、地域によっては現役高校生の場合は、受講不可としている場合があります。

外国人の方は、在留カード・特別永住者をお持ちの方に限るとされています。

予約方法と当日の流れ

ここでは食品衛生責任者の予約方法と当日の流れについて解説していきます。

予約方法

食品衛生責任者講習会は、事前予約が必須です。地域によって異なりますが、「電話・インターネット・はがき・FAX」で申し込めます。

東京都や大阪など人口の多い地域では1~3ヶ月先の予約が埋まっている場合がある為、早めに予約しましょう。

申し込み後は「受講票」が届き、受講当日その受講票の持参が必要になります。

当日の流れ

当日の持ち物

・食品衛生講習会受講票(事前郵送のもの)。
・受講料(10,000円前後、地域によって金額は異なります)
・筆記用具
・身分証明書
・その他受講票に明記されている持参しなくてはならないもの

受講当日

受付・着席

受講当日は9時半までに入室し、受講料を支払います。
座席は、指定された席に着席し、テキストを受け取ります。

講義

10時から午前の講義が始まり、17時に終わります。
衛生法規が2時間、公衆衛生学が1時間、食品衛生学3時間、途中休憩を挟んだ計7時間です。
講習会ではテキストの中でも、重要なポイントを抜き取ったものになります。
最後に行われるテストも講義の内容を聞いていればわかる確認テストのようなものです。

修了証の交付

講習会の最後には「修了証書」を受け取ります。
お店を開業する際、保健所へ営業許可の申請をする時に、修了証は必要になります。

原則では、お店の中で見やすい位置に、責任者の名前を記載したプレートの掲示をする必要があります。

まとめ

食品衛生責任者は、飲食店開業には必要になる資格です。
1日で取得できる資格ではありますが、東京都や大阪など人口の多い地域では1~3ヶ月先の予約が埋まっている場合がある為、早めに予約しましょう。

また、食品衛生責任者以外にも飲食店開業に必要となる資格・許可がいくつかあります。

下記URLでは、業するために必要となる保健所、警察署、消防署、での手続き、税務署での手続き、従業員を雇用する時に必要な諸手続きや、申請のために必要な資格などの解説しています。
合わせてチェックしてみてください。

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【北海道地区】食品衛生責任者の取得方法を解説!飲食店開業に向けた重要な資格!

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