【ラーメン店・地球の中華そば】「特に失敗したことがない」と言い切れるのは「メニューの幅と高いクオリティー」を維持しているから。28歳で脱サラ後の遅咲き開業からの成功秘話とは?

出店・開業

京浜急行電鉄本線 金沢文庫駅から徒歩2分の立地にある、ラーメン店「地球(ほし)の中華そば」。2014年にオープンして以来、「TRYラーメン大賞2015-16」新人大賞総合1位、TRY部門賞等アワードで数々の賞を受賞した実力店となりました。店主は、東京・渋谷にある本格派の博多豚骨ラーメンの名店「麺の坊 砦」で長年修業を積んだ樋上正径(まさみち)さん。28歳で大手企業から脱サラし、あっという間に「知る人ぞ知る」人気店となりましたが、ここまで来るには一筋縄ではいかない数多くの苦労があったのです。

開業までの経緯

学生時代に20歳で横浜ラーメン博物館にあった「一風堂」でアルバイトをしたのがラーメンに携わるようになったきっかけ。その後、学生時代はずっとラーメン店でアルバイト。「一風堂」の一番弟子で、独立された中坪さんが「麺の坊 砦」を開業されたのを機に、そちらでアルバイトをした後、大学を卒業し通信会社に就職。

4年間サラリーマンをしましたが、ラーメン店でアルバイトをしていた時の楽しさや仕事の充実感が忘れられなくて、飲食業に戻りました。まずは東京・護国寺にあった「ちゃぶ屋」で現「鳴龍」店主である斎藤さんの元で修業。ラーメン以外の料理の勉強のために居酒屋で1年働いた後、学生時代のアルバイト先「麺の坊 砦」に社員として戻り、5年間修業をし店長やマネージャーを経験。

35歳で開業するにあたり決め手となったのは、ラーメン店でアルバイトをしていた時の楽しさ、ラーメンの味作り、その思い出から。また、転職を志したのが28歳だったので、本格的な料理を始めるのは難しく感じたので、自分にとって最も馴染みがあった「ラーメン店」に決めました。

「砦」の店主の中坪さんには、学生時代にすごくお世話になり、『独立するなら絶対に「麺の坊 砦」で修業をしてから。』と決めていました。「麺の坊 砦」で5年間働き、味以外にマネジメントの部分もずいぶん教わり勉強になりました。

そして、2014年10月20日、横浜市営地下鉄ブルーライン 伊勢佐木長者町駅 徒歩5分の立地にオープン。新店ながら「知る人ぞ知る」人気店になったのです。

「地球の中華そば」一番人気の看板メニュー「中華そば(塩)ラーメン」950円(税込)

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苦労したこと、失敗したこと、それらを乗り越えたエピソード

物件探しは本当に苦労し、ストレスになりました。

今年2023年2月7日に、開業した「横浜市中区長者町」から「横浜市金沢区谷津町」に移転しましたが、外部環境や物件の様々な問題に苦労しました。借りてみないと分からないことがたくさんありましたから。

最初に開業した場所は、元々大阪の人間で縁もゆかりもない場所。条件的にここしかなく決めました。しかし、「居抜き」でしたが、狭さと衛生管理がネック。入居前に見ても、やっぱり開業してみないと分からないことが多い。ここは前にもラーメン店が入っていた物件で、その前はバーでした。換気のバランスが悪く、ドアがものすごく重いドアになってしまい移転するまで改善できませんでした。営業して初めて気が付いた点ですね。移転した場所は、同じ「居抜き」でしたが、広さが倍になり、駅に近くなり、たまたまですが妻の実家がここにあります。(笑)

経営面では、おかげさまで特に失敗したことはなく、行き詰った時期がないんです。小規模の店舗で、もともと家賃が安い物件だったので、コロナ禍でも補助金が支給され、下がり幅が少なくむしろプラスとなり影響を受けませんでした。

こういったこともあり、自分の貯蓄額等を踏まえて開業する際は最小限の「ミニマムスタート」をおすすめします。踏まえて自己資金300万円・借入600万円の合計900万円の資金で開業準備をしましたが、開業資金としてほぼなくなりましたので、開業に関して、想定よりもお金がかかるイメージを持っておいた方が良いと思います。

18~20席(カウンター7席、テーブル4席×1卓・3席×1卓、お座敷敷4〜6人)のため、行列が絶えない日が続いています。

開業してみてはじめてわかったこと

思ったほど利幅が残らないということ。食材原価や光熱費が以前よりかなり高騰していますので。

開業時と比べても、特に光熱費は2倍以上。ここは抑えようがない部分で、仕込みもしかり営業をすれば必ず発生するものですから。

本当はメニューの価格を上げたいですが、移転後まだ間もないのでためらっています。特に、移転したしたこのエリアは、「とんこつ」だけで展開されていたり、「家系」が強いお店が多かったりする地域ですので、価格にはシビアで値上げには躊躇している状態です。

また、「自家製麺」を提供していますので、厨房設備のことや法的なルール・届け出に関してはクリアしなければいけないことがあるのは開業してから分かりました。「自家製麺」を提供しようと考えている方は、厨房区画内で製麺作業を行わなければいけませんので必ず意識しておいてください。

「麺の坊 砦」にてマネージャー、支店の店長を経験後、2014年10月に伊勢佐木長者町に「地球の中華そば」を開業。店名の由来は、奥様の旧姓が「星野」だったことからという愛妻家でいらっしゃいます。

テンポスとのかかわり

開業時はほとんどありませんでしたが、移転時には戸塚店にお世話になりました。

開業時はネットのオークションサイトで中古を購入しましたが、あまり状態が良くなかった。移転時は「スチコン・ガステーブル・製氷機」など新品で100万円以上の購入。アフターケアや搬入の仕方も満足で本当に助かりました。移転の引越しもテンポスにお願いしました。「こんなに対応が良い店なんだな。」と移転時に思いましたよ。

今年6月に「フリーザー」を購入予定ですので、またお世話になると思います。

今後の展望・開業する方へのメッセージ

移転で地域性もかなり変わったので、今の地に根差していくことを大事にしています。また、今までこの地域にない味で展開しているので、「地球の中華そば」の味を少しでも広めたいと思っています。また、自分は他人に任せられないタイプなので、多店舗展開は考えられないですね。「人の問題」はけっこう大きく影響しますから。

開業する方には、「こだわりをもってラーメン作りを行う」ことを伝えたいです。「自家製麺・無化調」で提供していますが、それに対して非難・批判はありますが、そういった声に左右されてブレることなく、自分の信念を曲げずに貫き続けることを大事にしています。

また、「メニュー力」は大事。繰り返し来店いただけるようなメニューを考え構成しています。「最初に来店されて食べられたメニュー以外で、食べてみたいメニューがあるからまた来店する。」といった流れを確立し、どのメニューを食べてもらっても満足いただけるものを提供しています。全てにおいて「メニューの幅と高いクオリティー」を保つことは大変ですが、リピーターになっていただくには最も重要な要素です。

実際に、複数メニューを提供することは仕込み量が増え手間もかかり大変です。しかし、それを大変と思わずに取り組むことも大事です。

今の時代はSNSなどで良い声も悪い声も評判として書かれます。そこに気にすべきこともあるかもしれませんが、ぜひ開業時の想いは貫き通してください!

とめ

28歳で大手企業から脱サラし、あっという間に「知る人ぞ知る」人気店となった「地球の中華そば」。

ラーメン店開業を決意されてからの修業期間は7年間と決して長くはないですが、「こだわりをもってラーメン作りを行う」という芯の強さとブレなさに関しての熱い思いが印象的でした。繰り返し来店いただけるような幅広いメニューを用意され、「複数メニューを提供することは仕込み量が増え手間もかかり大変ですが、それを大変と思わずに取り組むことも大事です。」というお言葉に大きな自信も感じ取ることが出来ました。

ひとまず終息を迎えつつあるコロナ禍ですが、今後どのような試練が待っているかは分かりません。「コロナ禍でも補助金が支給され、下がり幅が少なくむしろプラスとなり影響を受けませんでした。」とのことでしたが、自分の貯蓄額等を踏まえて開業する際は最小限の「ミニマムスタート」をおすすめするとのこと。

もちろんこれが絶対条件ではありませんが、成功をされている樋上さんのお言葉だからこそ信ぴょう性があるのかと思います。

新規開業を考える方は様々な理由があると思いますが、このような経験と心構えが開業後の様々な苦労と困難を乗り越える根源なのかもしれません。

テンポスドットコムでは、様々な視点からラーメン店の開業成功を全力で応援します。
自分のお店の業態に合わせて必要なものは何があるのか、詳細を確認することができますので是非ご覧ください!

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#取材協力
店名:地球の中華そば
店主:樋上正径氏
住所:神奈川県横浜市金沢区谷津町347 千輝ビル 101
TEL:なし

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