御所の貴人や、三千家の家元達をはじめとする茶人達によって愛され、洗練されてきた京都の和菓子は、まさに食べるべき文化財です。
近年では、インバウンドの影響により多くの外国人観光客が訪れています。
日本人はもちろんのこと、外国人の間でも和菓子が話題になっており、和菓子を求めて京都を観光している方も大勢います。
もちろん全国の百貨店に、名を馳せる老舗もおいしいですが、わざわざ京都に来たのなら京都の本店でしか食べられない和菓子を食べてみたいものです。
今回は、夏の季節を楽しみたい!京都で食べられる伝統的和菓子トップ10について紹介していきます。

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目次
夏といえば和菓子?

夏といえば、涼しげな見た目と食感が魅力の和菓子が思い浮かびます。季節感を大切にする日本では、夏になると水分が多く、ひんやりとした和菓子が人気を集めます。
代表的なものに、「水ようかん」「くず餅」「あんみつ」「ところてん」「ういろう」などがあり、どれも見た目に透明感があり、暑い時期でも食べやすいのが特徴です。
「水ようかん」は、寒天であんこを固めたもので、冷やして食べると口当たりがよく、喉越しもさっぱりしています。
「くず餅」は、葛粉から作られ、もっちりとした弾力と透明感があり、黒蜜やきなこをかけて楽しみます。
また、「あんみつ」は寒天と果物、あんこを組み合わせた涼菓で、見た目にも華やかです。
氷をそえたり、冷やした白玉を加えたりすることで、さらに夏らしさが引き立ちます。
これらの和菓子は、暑さで食欲が落ちがちな夏でも、つるりと食べられることが魅力です。
加えて、ガラスの器や竹の葉など、器や盛りつけの工夫でも季節感を演出します。和菓子は、味だけではなく、五感で楽しむ日本の伝統文化です。
夏に、和菓子をいただくことで、涼を感じるとともに、日本の美意識にも触れることができるのです。
京都の和菓子文化
京都の和菓子文化は、日本の伝統と美意識が息づく奥深い世界です。千年以上の歴史を持つ古都・京都では、茶道や四季の行事と密接に結びついた和菓子が発展してきました。
特に、茶の湯の文化とともに発展した「上生菓子(じょうなまがし)」は、芸術品のように繊細な造形と色彩を持ち、季節や自然を表現することが重視されています。
京都の和菓子は、「目で楽しみ、舌で味わう」と言われるように、見た目の美しさにも強いこだわりがあります。
桜、紅葉、雪、月など、自然の移ろいを映し取った和菓子は、まるで一幅の絵のよう。
たとえば、春には桜を模した「桜餅」、夏には清涼感あふれる「葛まんじゅう」や「水無月」、秋には紅葉をかたどった「練り切り」、冬には雪景色を表現した「雪平(せっぺい)」などが並びます。
また、老舗和菓子店が多いのも京都の特徴で、300年以上続く店も珍しくありません。
これらの店では、代々受け継がれてきた技と味が守られつつ、現代の感性に合わせた新しい和菓子も登場しているのです。
京都の和菓子は、単なる「甘いもの」ではなく、歴史と文化、美の感覚が詰まった「和の芸術」。
訪れる人々に、京都らしい心の豊かさと四季の彩りを届けてくれるでしょう。
京都で食べられる伝統的和菓子トップ10!

京都には、長い歴史と伝統に育まれた和菓子文化があり、訪れた際にはぜひ味わってほしい名菓が数多くあります。
ここでは、京都で食べられる伝統的な和菓子の中から、特に人気と歴史のある和菓子について紹介していきます。
主に以下の和菓子があげられます。
第1位:八ツ橋(やつはし)
八ツ橋は、京都を代表する銘菓です。焼いた「堅焼き八ツ橋」と、生地で餡を包んだ「生八ツ橋」があり、「ニッキ」の香りと「もちもち」した食感が特徴です。
第2位:水無月(みなづき)
水無月は、6月の夏越の祓(なごしのはらえ)に食べる習慣がある和菓子で、三角形のういろう生地の上に小豆を散らしたものです。
水無月には、暑気払いの意味が込められています。
第3位:葛まんじゅう(くずまんじゅう)
葛まんじゅうは、透明感のある葛の生地でこしあんを包んだ夏の涼菓です。ひんやりとした喉ごしと、上品な甘さが魅力です。
第4位:練り切り(ねりきり)
練り切りは、茶席で供される上生菓子の代表格です。白あんと求肥を練り合わせた生地で、季節の花や風物詩をかたどります。見た目は、まさに芸術品です。
第5位:鳴門金時の芋ようかん
鳴門金時の芋ようかんは、芋本来の風味と自然な甘さを活かしたようかんで、素朴ながら奥深い味わいが楽しめます。秋の京都で、特に人気があります。
第6位:京観世(きょうかんぜ)
京観世は、しっとりとした小豆あんを、小麦粉を使った生地で巻いた棹菓子です。断面が美しく、茶席や贈答品として重宝されています。
第7位:阿闍梨餅(あじゃりもち)
阿闍梨餅は、比叡山の修行僧「阿闍梨」にちなんだ、もちもちの皮でこしあんを包んだ人気の和菓子です。日持ちもよく、お土産としても定番です。
第8位:亥の子餅(いのこもち)
亥の子餅は、毎年11月の「亥の日」に無病息災を願って食べる行事菓子です。
小豆あんを包んだ餅菓子で、いのししの姿に似せて作られています。
第9位:桜餅(さくらもち)
桜餅は、春の定番です。塩漬けの桜葉で、包んだ餅生地とあんこの甘さが絶妙です。京都では、道明寺粉を使った関西風が一般的です。
第10位:御所車(ごしょぐるま)
御所車は、京の風情を感じさせる車輪の形をした上品な焼き菓子です。控えめな甘さで、煎茶や抹茶に合います。
京都の和菓子は、ただ甘いだけではなく、四季折々の自然や風習、文化が詰め込まれた繊細な世界です。
(これらのランキングは、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
どの菓子も職人の技と心が宿っており、一つひとつに物語があります。京都を訪れたら、ぜひ五感で味わってみてください。
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のぼり 「和菓子」

日本刀和菓子ナイフ

まとめ
今回は、夏の季節を楽しみたい!京都で食べられる伝統的和菓子トップ10について紹介してきました。
京都の和菓子文化は、日本の伝統と美意識が息づく奥深い世界です。千年以上の歴史を持つ古都・京都では、茶道や四季の行事と密接に結びついたと言われています。
八ツ橋や水無月といった、人気と歴史のある和菓子をぜひ京都で味わってみてください。
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