飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
ふんわりおいしい「米粉蒸しパン」をご存じの方も多いのではないでしょうか。
蒸しパンとは、小麦粉ではなくお米を原料とした米粉で作られるパンです。
今回は、おやつにぴったり！ふんわり「米粉蒸しパン」について紹介していきます。
レシピについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
米粉とは？
米粉とは、文字通り「米を粉にしたもの」を指し、主にうるち米やもち米を原料として製粉される粉のことです。
小麦粉に比べて、グルテンを含まないため、アレルギー対応や健康志向の食材として近年ますます注目されています。
米粉は、その製造方法や用途によって大きく性質が異なり、大別すると「上新粉」「白玉粉」「道明寺粉」などの伝統的な和菓子用と、「製パン・製菓用の微細米粉」のような現代的な用途に分けられます。
上新粉は、うるち米を細かくひいたもので団子や柏餅に使われ、白玉粉はもち米を水挽きして乾燥させたもので白玉団子や、大福に用いられます。
また、道明寺粉はもち米を蒸して乾燥させ粗く砕いたもので桜餅に欠かせません。近年では、製粉技術の進歩により、粒子が非常に細かく均一な米粉が作られるようになり、パンやケーキ、クッキーなど小麦粉を使った料理の代替として幅広く活用されています。
米粉を使ったパンは、「もちもち」とした独特の食感が楽しめ、さらに冷めても硬くなりにくいという利点があります。
また、グルテンフリーであることから、セリアック病や小麦アレルギーを持つ人々にとって重要な食材です。
加えて、米粉は油の吸収が少なく揚げ物の衣として使うと、「カラッ」と仕上がる特性もあり、和食や家庭料理においても重宝されています。
日本の食文化に根差した素材でありながら、健康や多様な食生活に対応する新たな可能性を秘めた食品といえるでしょう。
米粉蒸しパンの魅力
米粉蒸しパンは、やさしい甘さとふんわり食感が楽しめるだけでなく、健康志向や、食文化の観点からも高く評価されています。
ここでは、米粉蒸しパンの魅力についていくつか紹介していきます。
主に以下の魅力があげられます。
もちもち＆ふんわりとした独特の食感
米粉蒸しパンの一番の魅力は、小麦粉では出せない食感です。米粉は、グルテンを含まないため、生地が重くならず、蒸すことで軽やかに膨らみます。
さらに、米のでんぷん質が水分をしっかり抱え込むため、しっとり「もちもち」とした口当たりになります。
噛むほどに、ほんのり甘みが広がり、こどもから大人まで楽しめる優しい食感が魅力です。
小麦アレルギー対応で安心
米粉蒸しパンは、グルテンフリーで、小麦粉アレルギーを持つ人でも安心して食べられる点が大きな強みです。
給食や、家庭のおやつとして取り入れやすく、幅広い年代の食卓に対応可能です。また、米粉は国内産が多く、輸入小麦に頼らずとも手に入りやすい点も安心材料の一つといえます。
栄養価と消化の良さ
米粉には、炭水化物だけでなく、少量のタンパク質やビタミン、ミネラルが含まれています。
蒸しパンにすると油をほとんど使わないため、胃に負担がかかりにくく、朝食や軽食、おやつとして最適です。
消化がよいため、体調が優れない時や小さなこどもの食事にも適しています。
アレンジの幅広さ
プレーンタイプだけでなく、抹茶やきな粉、チョコレート、フルーツ、野菜を混ぜるなど自由にアレンジできるのも魅力です。
蒸しパンは、短時間で作れるため、家庭で気軽に挑戦しやすく、ヘルシー志向のお菓子としても人気です。
さらに、米粉の持つ自然な甘みが素材の風味を引き立てるので、砂糖を控えても満足感が得られます。
このように、米粉蒸しパンは「食感・安心・栄養・アレンジ性」という魅力を兼ね備え、現代の食生活に寄り添うお菓子として愛されています。
米粉蒸しパン作り方
米粉蒸しパンは、小麦粉を使わずに米粉で作るため、グルテンフリーでやさしい食感が特徴です。
材料もシンプルな上、短時間で作れるため、朝食やおやつにぴったりです。
ここでは、基本的な米粉蒸しパンの作り方について紹介していきます。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料（約6個分）
・米粉（製菓用・グルテンフリータイプ）：150g
・ベーキングパウダー：小さじ2（約8g）
・砂糖：40〜50g（お好みで調整）
・卵：1個
・牛乳または豆乳：120ml
・サラダ油（または太白ごま油）：大さじ1
※アレンジする場合は、ココアパウダーや抹茶、刻んだフルーツ、チョコチップなどを加えてもよいでしょう。
作り方
下準備
蒸し器に水を入れ、沸騰させておきます。紙のマフィンカップや、シリコン型を準備しておきましょう。
粉類を混ぜる
ボウルに、米粉とベーキングパウダーを入れ、泡立て器でよく混ぜておきます。粉のかたまりをなくすことで、仕上がりがふんわりします。
液体を混ぜる
別のボウルに、卵を割り入れ、砂糖を加えてよく混ぜます。そこに、牛乳（または豆乳）と油を加え、さらによく混ぜて乳化させましょう。
粉類と液体を合わせる
粉類のボウルに、液体を一気に加え、泡立て器でダマが残らないように混ぜ合わせます。
米粉は、グルテンを含まないため、混ぜすぎても生地が硬くならないので安心です。
型に流し入れる
生地をカップの7〜8分目まで流し入れます。膨らむので入れすぎないのがポイントです。
蒸す
沸騰した蒸し器に、カップを並べ、中火〜強火で12〜15分ほど蒸します。蒸している間は蓋を開けないようにすると、しっかり膨らみます。
竹串を刺して生地がついてこなければ完成です。
仕上げとポイント
蒸し上がった蒸しパンは、熱いうちに取り出し、粗熱を取ってからいただきます。冷めてももちもち感が残りやすいのが米粉蒸しパンの特徴です。
保存する場合は、乾燥を防ぐためラップで包み、冷凍保存も可能です。
シンプルなレシピですが、砂糖を控えてヘルシーにしたり、甘納豆やさつまいもを入れて和風にしたりとアレンジも自在です。
作りやすく体に優しい米粉蒸しパンは、家庭のおやつや軽食に最適な一品です。
米粉蒸しパンに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、米粉蒸しパンを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介！
キッチンエイドミキサー
ガス高速オーブン卓上
まとめ
今回は、おやつにぴったり！ふんわり「米粉蒸しパン」について紹介してきました。
米粉蒸しパンの魅力として、栄養価と消化のよさや、アレンジの幅広さなどがあげられます。
簡単な材料のみで作れるため、ぜひおやつや朝食に体に優しい米粉蒸しパンを味わってみてください。
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