日本各地には独自の方言や言葉文化があり、その地域の歴史や暮らしと深く結びついています。沖縄にもまた、琉球王国時代から受け継がれてきた方言「しまくとぅば（島言葉）」があります。毎年9月18日は、その大切な言葉を守り伝えるために制定された「しまくとぅばの日」です。
※記事制作20年以上の担当者が、あなたのお店の良さをインタビューで聞き出して記事を作成します！あなたのお店を記事にして毎月6桁のユーザーが訪問する、全国の飲食店を応援するフードメディア「テンポスフードメディア」に掲載しませんか？上記ボタンをクリックし、詳細をぜひご覧ください。
また、不明点などお気軽に下記ボタンからお問合せください！
目次
「しまくとぅばの日」とは？
「しまくとぅばの日」は2006年に沖縄県が条例で制定しました。日付の由来は、「く（9）とぅ（10）ば（8）」という語呂合わせから。9月18日を「くとぅば」と読み替えて、沖縄の方言を記念する日に定めています。
沖縄県は、しまくとぅばの普及や継承を目的に、この日を中心にさまざまなイベントや取り組みを行っています。特に若い世代が方言に親しめるよう、学校や地域での学習活動やキャンペーンが展開されています。
「しまくとぅば」とは？
「しまくとぅば」とは、沖縄の各地域に伝わる方言の総称です。本島北部・中部・南部、さらに八重山諸島や宮古諸島でも、それぞれに異なる言葉が使われてきました。
例えば、同じ「ありがとう」でも地域によって言い方が異なります。
- 本島 …「にふぇーでーびる」
- 宮古 …「たんでぃがーたんでぃ」
- 八重山 …「みーはいゆー」
このように、しまくとぅばには地域ごとの多様性があり、単なる言葉以上に文化や生活の背景を映し出しています。
沖縄言葉と食べ物
沖縄の食文化は、方言と深く結びついています。料理の名前そのものが「しまくとぅば」からきているものも多く、食卓に並ぶ一皿一皿に土地の歴史や暮らしが刻まれています。
代表的な例をいくつかご紹介します。
・チャンプルー
「混ぜる」という意味の方言で、豆腐や野菜、肉などを炒め合わせた家庭料理。ゴーヤーチャンプルーが特に有名です。
・ジューシー
炊き込みご飯を指す言葉。豚肉や昆布を入れて炊き込む「クファジューシー」や、おかゆ風の「ヤファラジューシー」など種類があります。
・イナムドゥチ
豚肉やかまぼこ、野菜を使った白味噌仕立ての汁物。正月や祝いの席で食べられる縁起の良い料理です。
・サータアンダギー
沖縄風ドーナツのこと。「サーター＝砂糖」「アンダ＝油」「アギー＝揚げる」という意味のしまくとぅばから生まれた名前です。
・ヒージャー
山羊を意味する言葉で、「ヒージャー汁」として郷土料理にも登場。滋養強壮に良いとされ、地元では昔から親しまれています。
二色彩琉球沖縄4.5小鉢 φ13.4×5.2cm 067-238 (10個入) /業務用/新品/小物送料対象商品
【業務用/新品】【マルゼン】ドーナツフライヤー用サイドラック MEFD-18RCL(R) 幅450×奥行600×高さ895(mm)【送料無料】
なぜ「しまくとぅば」を守るのか？
近年、しまくとぅばを日常的に使う人は減少しています。標準語が浸透し、方言を話す機会が少なくなってきたためです。
しかし、しまくとぅばは単なる会話の手段ではなく、沖縄の歴史・風習・心を伝える大切な文化遺産です。例えば歌や踊り、民話や祈りの言葉にも使われており、しまくとぅばを理解することは沖縄文化そのものを理解することにつながります。
しまくとぅばの日の取り組み
9月18日前後には、沖縄県内外でさまざまな取り組みが行われます。
- しまくとぅばを使った朗読会やスピーチ大会
- 子ども向けの方言クイズや絵本の読み聞かせ
- SNSでの「#しまくとぅばの日」投稿キャンペーン
こうした活動を通じて、多くの人が楽しく方言に触れ、未来へ受け継ぐ意識を高めています。
まとめ
9月18日の「しまくとぅばの日」は、沖縄の方言を大切にし、次世代へとつないでいくための記念日です。言葉は文化の根幹。しまくとぅばを知り、学び、使うことは、沖縄のアイデンティティを守ることでもあります。
もし沖縄を訪れる機会があれば、現地の人にしまくとぅばで挨拶してみるのもおすすめです。きっと温かく迎えてくれるでしょう。
※独立・開業に至るまでの経緯やとっておきの裏話、成功の秘話などを独占インタビュー！上記ボタンをクリックし、他店舗店主のヒストリーもぜひご覧ください。
#しまくとぅばの日 #沖縄方言 #沖縄文化 #方言の日 #9月18日 #郷土の言葉
