“店の個性”はグラスで決まる?ドリンクの売れ行きを変える食器選び

経営ノウハウ

飲食店にとって、ドリンクは原価率が低く利益率の高い大切な商品です。
しかし、その売れ行きを左右するのは味だけではありません。

実は、同じ中身でも「どんなグラスに注ぐか」でお客様の印象は大きく変わります。
「なんとなく美味しそう」「高級感がある」と感じてもらえるかどうかは、グラス選び次第。

今回は、ビールやワイン、ハイボールからノンアルカクテルまで、グラスの違いで売上が変わるポイントを解説し、最後にテンポスで選べるラインナップもご紹介します。

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目次

ビール ― 定番だからこそグラスで差がつく

なぜビールは“グラス選び”が大事なのか

ビールは多くの飲食店で最もオーダー率の高い定番ドリンクです。
だからこそ「どう提供するか」でお客様の印象が変わりやすいメニューでもあります。

同じ銘柄、同じ注ぎ方でも、ジョッキに入れるか、細長いピルスナーグラスに入れるかで「見た目」「飲みやすさ」「高級感」はまったく違ってきます。
つまり、グラス選びはお店のコンセプトをお客様に伝える重要な要素なのです。

ジョッキ ― 親しみやすさと豪快さ

ジョッキは、居酒屋やカジュアルなバルで定番のスタイルです。
大きなサイズ感と取っ手付きの形状は「豪快に飲む」イメージを与えます。

特にサラリーマンのグループ客や大人数の宴会では、「やっぱりビールはジョッキで乾杯!」という安心感が支持されます。親しみやすさを演出したい店舗には最適です。

ピルスナーグラス ― 泡立ちと透明感で“高見え”

細長いピルスナーグラスは、泡がきめ細かく立ち上がり、黄金色のビールが美しく映えます。
女性客やデート利用のシーンでは「ちょっと上品で特別なビール」という印象を与えられます。
さらに、少量でも見栄えが良いため、原価を抑えつつ高級感を出したいときにも有効です。

その他の選択肢 ― 店の雰囲気に合わせる

最近では、ステム付きのビアグラス(ワイングラスのように脚があるタイプ)を採用するお店も増えています。
クラフトビールや限定品を提供する際には、特別感を演出できるため相性抜群です。

また、厚みのあるロックグラス風のビアグラスは「しっかりと冷たい口当たり」を強調でき、重厚な雰囲気のバーやダイニングで好まれます。

まとめ ― ビールこそグラスで差別化を

「ビールはどこで飲んでも同じ」と思われがちですが、グラスひとつで“体験価値”が変わります。
お客様に「この店で飲むビールは特別」と感じてもらえれば、それがリピートや客単価アップにつながります。
定番だからこそ、グラスで差をつける工夫が必要なのです。

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ワイン ― 種類ごとに最適な形を

ワイングラスの形が味を変える理由

ワインはグラスの形によって「香り」「味わい」「余韻」の感じ方が変わる飲み物です。
なぜなら、グラスの口径(飲み口の広さ)やボウルの膨らみ方が、香りの広がり方や口の中に入るワインの流れを左右するからです。

つまり、同じワインでも、グラスを変えるだけで印象が大きく変わるのです。

赤ワイン ― 大ぶりグラスで香りを引き立てる

赤ワインは香りが複雑で、タンニンによる渋みやコクがあります。
そのため、ボウルが大きく、口径も広いグラスが適しています。

ワインと空気が触れる面積が広がることで香りがより開き、飲む直前に鼻へ立ち上る香りをしっかり感じられます。
特にフルボディの赤ワインでは、深みを十分に楽しめる大ぶりグラスが効果的です。

白ワイン ― スリムなグラスで爽やかに

白ワインは酸味やフレッシュさが魅力です。
そのため、赤ワイン用に比べてやや小ぶりで、口径が狭めのグラスが適しています。

香りが逃げにくく、冷たさを長く保ちやすい形状で、爽快感を引き立てます。
特に辛口の白やスパークリングに近い軽快なタイプでは、スリムなグラスが相性抜群です。

スパークリングワイン ― フルート型で泡を演出

スパークリングワインには、細長いフルートグラスが定番です。
気泡が立ち上る様子を視覚的に楽しめるだけでなく、泡が長持ちし、爽快な口当たりをキープできます。

特別感を演出したいパーティーや乾杯シーンでは欠かせません。

ロゼやデザートワイン ― 中間サイズの万能グラス

ロゼやデザートワインは、赤と白の中間的な性格を持っています。
中ぶりで口径が広すぎないグラスを使うことで、フルーティーな香りを楽しみつつ、軽やかさも損なわずに提供できます。

まとめ ― ワイングラスはお店の品格を決める

「ワインはボトルや銘柄で勝負」と思われがちですが、実際にはグラスが与える印象が大きな役割を果たします。

赤・白・スパークリングでグラスを使い分けるだけでも「この店はワインにこだわっている」とお客様に伝わり、信頼感や満足度につながります。

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クラフトビール ― 個性を活かすグラスの選び方

なぜクラフトビールはグラスが重要なのか

クラフトビールは、種類によって香り・苦味・コクが大きく異なります。
そのため「どんなグラスで提供するか」が味わい体験の一部になります。

大手メーカーのビールのように“均質な味”ではなく、クラフトは“個性の演出”がポイント。
その個性を最大限に引き出すのがグラスの役割です。

IPA(インディアペールエール) ― 香りを閉じ込めるチューリップ型

ホップの香りが特徴のIPAには、チューリップ型のグラスが適しています。
口がすぼまっている形状により、香りが逃げにくく、飲むときに強く感じられます。
苦味と柑橘系の香りが引き立ち、IPAらしい華やかさをお客様に伝えることができます。

スタウト ― 重厚感を支える丸みのあるグラス

黒ビールやスタウトは、香ばしい麦の香りやクリーミーな泡が魅力です。
グラスは丸みがあり、やや厚めのものが相性良し。

口当たりがまろやかになり、濃厚な余韻をじっくり楽しめます。
寒い季節や夜のバー営業では特におすすめです。

ヴァイツェン ― 小麦の柔らかさを引き立てる背の高いグラス

小麦ビール(ヴァイツェン)は、やさしい香りとクリーミーな泡が特徴です。
背の高い専用グラスを使うと、泡立ちがきれいに立ち上がり、見た目の華やかさがアップします。
ライトで飲みやすい印象を演出できるため、女性客や初心者にも人気です。

季節限定・フルーツビール ― 視覚的に楽しませる透明グラス

クラフトビールには、フルーツやハーブを加えた限定品も多くあります。
その鮮やかな色合いを活かすなら、余計な装飾のないシンプルな透明グラスが最適です。
見た目の美しさがSNS映えし、写真を撮りたくなる演出につながります。

まとめ ― クラフトビールは“体験”として提供する

クラフトビールを楽しむお客様は「新しい味を体験したい」という期待を持っています。
ただ飲ませるのではなく、グラスの選択を含めて“物語を感じさせる演出”ができれば、他店との差別化につながります。

お店のこだわりを表現するツールとして、クラフトビール用グラスは大きな力を発揮します。

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ハイボール・カクテル ― 氷と炭酸を美しく見せる

見た目が“爽快感”を決める

ハイボールやカクテルは、味わいだけでなく「見た目の印象」が売れ行きを大きく左右します。
特に炭酸の泡や氷の透明感は、グラスの形や厚みによって演出効果が変わります。
お客様に「この一杯は美味しそう!」と思わせるためには、グラスの選び方が重要です。

ハイボール ― 背の高いグラスでスッキリと

ハイボールは、炭酸がシュワっと立ち上がる爽快感が魅力です。
その特性を引き出すには、背の高い細めのハイボールグラスが最適です。

縦に伸びる泡のラインが美しく見え、透明感のある氷がきらめくことで、清涼感が一層引き立ちます。
さらに、厚みのあるグラスを使うと冷たさが長持ちし、最後まで爽やかに楽しんでもらえます。

カクテル ― 色彩と透明感を引き立てるデザイン

カクテルは味のバリエーションだけでなく、見た目の華やかさが大きな魅力です。
例えば、モヒートやジン・トニックなど透明感のあるカクテルには、シンプルでクリアなグラスが相性抜群です。

反対に、トロピカル系やフルーツを使ったカクテルでは、広がりのあるグラスを使うことで色の層や果実の鮮やかさが映えます。

ノンアルコールカクテル ― SNS映えで差別化

最近はノンアルコールカクテルを注文するお客様も増えています。
その際には「お酒と同じくらい特別感を出すこと」がポイントです。

大ぶりのワイングラスやカラフルなストローを合わせるだけで、写真に撮りたくなる一杯に仕上がります。
特に若い女性客やSNS利用が多い世代には効果的です。

まとめ ― “氷と泡の演出”で価値が上がる

ハイボールやカクテルは、グラスのデザイン一つで「安っぽい」印象にも「上質な一杯」にも変わります。

透明感のある氷、立ち上る炭酸、鮮やかな色合いを最大限に引き出すことで、お客様の満足度もアップし、リピートにつながります。
見た目の爽快感や華やかさを演出することが、お店のブランド価値を高める近道なのです。

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ノンアルドリンク ― “映え”で差別化

ノンアルコール需要は確実に増えている

近年、健康志向や車利用、アルコールが苦手なお客様の増加により、ノンアルコールドリンクの需要は高まっています。

特に若い世代や女性客は「おしゃれに飲みたい」という気持ちが強く、ただのソフトドリンクでは満足されにくいのが現実です。
そこで重要になるのが、“映える”グラスと盛り付けです。

普通のソフトドリンクとの差別化

同じオレンジジュースでも、カフェグラスに注ぐのか、ワイングラスに注ぐのかで印象は大きく変わります。

透明な氷をたっぷり入れてキラキラと輝かせたり、フルーツをトッピングしたりするだけでも、「ただのジュース」から「特別な一杯」へと変わります。

ノンアルカクテルで“特別感”を演出

ノンアルカクテルは、アルコールを飲めないお客様にも「一緒に楽しめる時間」を提供できるメニューです。

例えば、モヒート風のノンアルや、カラフルなフルーツシロップを使ったカクテルは、SNS映えする見た目で人気を集めやすいです。
グラスの形状やストロー、ミントやレモンなどの飾りを工夫することで、印象はさらにアップします。

SNS世代に効果的なアピール

映えるノンアルドリンクは、写真を撮ってシェアしたくなる魅力があります。
InstagramやTikTokでの拡散を狙うなら、グラスの透明感や色合いがはっきり映る演出が効果的です。
特に、照明や背景も意識すれば「お店そのものが写真スポット」として評価される可能性もあります。

まとめ ― ノンアルだからこそ“見せ方”が勝負

ノンアルコールドリンクは、「飲めない人のための代替品」ではなく、「誰もが楽しめる選択肢」として打ち出すことで価値が高まります。

グラスや盛り付けにひと工夫加えるだけで、店の個性やブランディングにつながり、リピート客の獲得にも直結します。

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テンポスで選べるグラスのラインナップと使い分け例

業務用食器を幅広くそろえるテンポスでは、定番のジョッキからデザイン性の高いワイングラス、カクテルグラスまで豊富にラインナップされています。

耐久性に優れたシリーズも多く、コストを抑えつつ「見せ方」で差別化したい店舗に最適です。
価格帯も幅広いため、「まずはお試しで数脚」「一気にまとめ買い」といった柔軟な導入が可能です。

タンブラー i ラインラウンド タンブラー8 6入/業務用/新品/小物送料対象商品

シンプルなストレートな形のタンブラー。
容量も使いやすいサイズで、多目的に使える定番グラスです。

活用例:ソフトドリンク、ノンアルコールカクテル、ハイボールなどをカジュアルに出したいとき。
大きすぎず、厨房でも扱いやすい。

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アルスター(ソーダグラス)タンブラー300 373(6個入)/飲食店/業務用/新品/小物送料対象商品

容量305 mlクラスのグラスのセット。標準サイズとして、使い勝手がよいモデルです。
活用例:ハイボール、カクテル、軽めのビールやワインを出したいとき。客席回転を意識する店舗で重宝。

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ナック・フェザーHS ショットグラス東洋佐々木ガラスP-01105-2/ 12個入/業務用/新品/小物送料対象商品

小容量のショット用グラス。リキュールやデザートドリンク、試飲用などに。
活用例:アルコールメニューで「プチ飲み比べ」セットを出すとき、またノンアルコールドリンクやウェルカムドリンクとして少量で特別感を演出する際にも便利。

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アデリア パティーヌモール150 3個入/業務用/新品/小物送料対象商品

(sousyoku.jpg)

少し装飾性があるタンブラー。デザイン重視の店舗で使いたいタイプ。
活用例:ノンアルコールカクテルやフルーツドリンクなど「見た目で引きたい」メニューに使うと映える。SNSで撮られやすい。

商品はこちら

ECOZEN製グラス ECOZENグラス-1/青/業務用/新品/小物送料対象商

軽量で割れにくいECOZEN素材のグラス。扱いやすさが強み。
活用例:屋外席やテラス席、子連れのお客様対応時など、落とされやすいシチュエーションで使いたい。耐久性重視の場所に向く。

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グラス選びのポイントとテンポスを使う利点

選ぶときに見るべきポイント

容量とサイズ

提供量に見合った容量か。満たして余裕があるくらいだと見栄えが良くなる。

素材と耐久性

ガラス、トライタン、樹脂など。洗浄機にかけるか、扱いやすさを考慮。

形状・口径

香りや泡を活かしたいなら口が少し狭い、演出重視なら広めなど。

デザイン性

店舗の雰囲気とマッチするかどうか。シンプル vs 装飾。

コストパフォーマンス

割れやすさ、価格、予備数などを考えて無理ない予算で選ぶ。

テンポスドットコムでは、ジョッキ・タンブラー・ステムグラス・耐熱グラス・ギフトグラスなど多様なカテゴリが揃っています。

また、耐熱グラスや取っ手付きグラスなど特殊な用途向けのものも取り扱っております。
ギフト用の装飾性の高いグラスもあり、プレミアム感を出したいときにお使いいただけます。

まとめ

テンポスで扱うグラスの中から特徴的な5点を挙げてみましたが、「これが万能」というものはありません。

大切なのは、「そのメニューでどう見せたいか」「どのシチュエーションで使うか」を明確にして選ぶことです。

上記の例を参考に、あなたのお店のコンセプト・客層・運用スタイルに合ったグラスを選ぶと、ドリンク提供がより印象的になり、売れ行きにも差が出てきます。

まとめ ― グラスはお店のブランディングツール

グラスは「お店の顔」になる

ドリンクを提供する際に、お客様が最初に目にするのは「グラス」です。
形や大きさ、厚み、デザインひとつで、同じ飲み物でも印象は大きく変わります。

つまり、グラスは料理やドリンクの魅力を引き出すだけでなく、お店全体のイメージを伝える重要な役割を持っているのです。

コンセプトを映し出すアイテム

たとえば、シンプルで無駄のないタンブラーは「カジュアルで親しみやすいお店」を演出しますし、脚付きのワイングラスや細長いシャンパングラスは「上質で特別感のある空間」を想起させます。
お店のコンセプトや客層に合わせたグラス選びは、まさにブランディングの一環といえます。

写真映えと口コミ効果

最近ではSNSを通じてお客様が写真を投稿することも多く、その際に「映えるグラス」が選ばれているかどうかが話題性や集客力に直結します。

特にカクテルやノンアルコールドリンクでは、ガラスの透明感や氷・果実の見え方が美しければ、美味しさ以上の価値を伝えてくれるのです。

長期的な投資と考える

グラスは消耗品でありながら、お店のブランド力を左右する資産でもあります。
多少コストをかけても、「このお店らしい」と感じてもらえるグラスを揃えることは、長期的に見てお店の価値を高める投資になります。

最後に

ドリンク用のグラスは単なる器ではなく、「お客様の記憶に残る体験」を形づくるブランディングツールです。

提供する一杯をより魅力的に見せる工夫として、そしてお店の個性を伝える手段として、ぜひグラス選びを戦略的に考えてみてください。

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