飲食店を開業すると決めて、業務用機器を探しはじめているという方がいるのではないでしょうか。
業務用設備が必要な要件を満たしているかどうかは大切なポイントです。
よさそうな設備を見つけても「本当にこの設備で大丈夫なのか？」と不安になることもあるでしょう。
しかし、必要な機器がわからなくては、正確な初期投資の費用を計算できません。まずは、必要な機器をチェックしていきましょう。
今回は、飲食店開業時に必要な業務用機器とは？必要な備品をチェック確認して紹介していきます。
飲食店の開業を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
飲食店開業時に必要な業務用機器とは？
飲食店を開業する際には、業種ごとに必要となる業務用機器が異なります。
ここでは、主な業種別に必要な機器について紹介していきます。
主に以下の業務用機器があげられます。
飲食店全般に共通する機器
どの業態でも必要となる基本的な設備があります。それは、業務用冷蔵庫・冷凍庫、シンク、作業台、ガスコンロやIH調理器、換気フード、食器洗浄機、レジスターなどが代表的です。
また、衛生管理のための手洗い場や消毒設備も必須です。
ラーメン店
ラーメン店では、製麺機（自家製麺の場合）、スープを仕込む大型寸胴鍋、ガスレンジ、ゆで麺機、麺上げザルなどが必要です。
また、カウンター席中心の場合は、省スペースの厨房設計も重要です。
イタリアンレストラン
イタリアンレストランでは、ピザ窯（ガス式・薪式など）、パスタボイラー、フードプロセッサー、オーブン、グリル、ワインセラーなどが求められます。
見せる調理演出のために、オープンキッチンにすることも多く、機器のデザイン性も考慮されます。
居酒屋
居酒屋は、多種多様なメニューに対応できるよう、フライヤー、鉄板、焼き台（焼鳥用）、炭火コンロ、蒸し器などの機器が必要です。
ドリンク提供用にビールサーバー、冷蔵ショーケースも重要です。
カフェ・ベーカリー
カフェ・ベーカリーでは、エスプレッソマシン、コーヒーミル、スチームコンベクションオーブン、ミキサー、発酵器、冷蔵・冷凍ショーケースなどが必要です。
店内で焼き上げるスタイルであれば、オーブンと作業スペースが広くなくてはいけません。
スイーツ専門店
洋菓子店であれば、製菓用オーブン、ホイッパー、テンパリングマシン、冷蔵・冷凍ショーケースなどが必要です。
和菓子店では、蒸し器や練り機、餅つき機など、専用の機器が必要になります。
業種に合った機器を選定することで、効率的なオペレーションとクオリティの高い提供が可能となります。
また、中古機器を上手に活用することで初期費用を抑えられます。
業務用機器は全部でいくらの費用がかかる？
飲食店開業時にかかる業務用機器の費用は、店舗の規模や業種、厨房の設計、機器の新旧によって大きく異なります。
一般的には、100万円〜500万円程度が目安とされています。
ここでは、業種別でみた費用について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
小規模カフェ・軽飲食店（10～15席程度）
小規模カフェ・軽飲食店では、必要最低限の機器（業務用冷蔵庫、シンク、コンロ、オーブン、エスプレッソマシンなど）をそろえる場合で100万〜200万円かかってきます。
中古機器を活用すれば、100万円以下に抑えることも可能です。
居酒屋・定食屋（20～30席程度）
居酒屋・定食屋は、メニューの多様化に対応するため、フライヤー、焼き台、ビールサーバー、冷凍冷蔵庫、食洗機など多くの機器が必要です。
新機材中心であれば、200万〜400万円程度が目安です。
ラーメン店・専門料理店
ラーメン店・専門料理店では、寸胴鍋、ゆで麺機、製麺機（自家製の場合）、スープストッカーなど特殊な機材が加わるため、300万円以上かかる場合があります。
特に、自家製麺やスープの大量仕込みを行う店舗では、高性能な設備投資が必要です。
本格レストラン（イタリアン・フレンチなど）
本格レストランでは、ピザ窯、スチームコンベクションオーブン、ワインセラーなど、機器のグレードや演出性が求められるため、400万〜500万円以上になることもあります。
厨房スペースも広くなりがちで、その分コストも上昇してしまうでしょう。
（これらの費用の目安は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。）
また、新規購入か中古購入かで大きく費用が変わってきます。中古品は、新品の半額以下で購入できる場合もあり、初期費用を抑えたい方には有効な選択肢です。
加えて、居抜き物件を利用することで、すでに設置された機器をそのまま使えるため、さらに費用を抑えることが可能です。
業態や経営方針に応じて、機器選びは慎重に行いましょう。
必要な備品をチェックしてみよう！
飲食店で使用する業務用機器には、細かな部品や付属品が多く、それぞれがスムーズな営業に欠かせません。
開業前に、必要備品のチェックリストを確認しておくことが重要です。
主に以下の備品があげられます。
冷蔵・冷凍機器
・棚板（仕切り棚）
・温度計
・排水トレイ
・ドアパッキン（劣化防止）
調理機器（コンロ・オーブン・フライヤーなど）
・バーナーキャップやゴトク
・油受けトレイ（フライヤー）
・排気フィルター
・点火装置や電源コード
食器洗浄機・シンクまわり
・排水ホース
・シンク用ストレーナー（ゴミ受け）
・食洗機用ラック・バスケット
・洗剤供給装置
コーヒー・ドリンク機器
・ポルタフィルター（エスプレッソ）
・タンパー
・ドリップトレイ
・カルキ除去フィルター（給水設備）
その他共通部品
・キャスター付きの機器はストッパー付きか要確認
・電源プラグの形状（単相・三相）
・ガス機器のガス種（都市ガス／プロパン）に適合しているか
・交換用の消耗部品（パッキン・フィルターなど）
部品が欠けていると、当日の営業に支障が出たり、衛生面で問題が起きたりしてしまいます。
開業前に、業者と一緒に現場確認を行い、「稼働確認」と「備品の有無」をダブルチェックしましょう。
特に中古機器を購入する際には、部品の欠品や劣化に注意が必要です。
飲食店で使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、飲食店で使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介！
食器洗浄機(アンダーカウンタータイプ)
アデリア 小皿 6個入
まとめ
今回は、飲食店開業時に必要な業務用機器とは？必要な備品をチェック確認して紹介してきました。
飲食店開業時に必要な業務用機器は、業種によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。
開業時に、必要な備品を確認しておくことでスムーズにそろえられるでしょう。
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