【ラーメン店・なるめん】細く長く続けていきたい。勢いだけではやっていけない。ち密な計算で一日一日を積み上げているなるめんの成功秘話とは?

出店・開業

東急目黒線「大岡山」駅より徒歩3分、住宅街にある隠れ家的な店構えの店内はカウンター4席のみという行列必至の人気店です。

2020年10月10日の開店以来、食べログ★3.63を獲得、ラーメンデータベース90.539ポイント(2023年12月26日現在)の人気ラーメン店となりました。

そんな『なるめん』さんの開業までの経緯や苦労したことや失敗したことなど、そして成功に至るまでの秘話をお聞きしました。

開業までの経緯

学生の頃は、ものづくりがしたいと思っていたので、専門学校でギタークラフトをしていました。
音楽業界に携わりたいなと思って勉強していましたが、音楽業界が不況で就職先がなく、何か別の形でもの作りができないかな?と探していました。

元々ラーメンが好きだったので、何かを作るなら、ラーメン業界に入りたいなと思い立ちました。
博多一風堂など、さまざまなラーメン店で6~7年修行をしたのち、独立して開業しました。

取材当時の1番人気メニュー:味噌ラーメン900円(税込)
一週間前後ごとに変わるメニューや営業時間はXで発信されています。

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苦労したこと、失敗したこと、それらを乗り越えたエピソード

修行先とのギャップ

最初は元住吉で居抜きの店舗での開業をしました。
機器や什器はそろっていたので開業の時はそんなに苦労はありませんでした。

しかし、実際に開業してみると、それまで修行していた一風堂がセントラルキッチンだったことや、7、8人が厨房にいるような大型の店舗で修行していたので、小さい厨房でワンオペをするということや、ゼロから自分で調理をしていくという経験がなかったため戸惑いがありました。

初めて開業する際に何が必要になってくるのか、というのが分からず、後々厨房用品を増やすにしてもスペースが足りないということもあって。
店舗を決める時点でもう少しちゃんと考えればよかったなと後悔しました。

「自家製麺を使用しようかな」と考え製麺機を後から置こうと思っても、スペースがなく困りました。
開業時に、店舗を決める時点で、どのようなラーメンを作りたいのか、というのをちゃんと考えてから店舗を選べばよかったなと思いましたね。

2度の引っ越し

最初は元住吉での開業でしたが、開店から1年で関内の「ラーメン横丁」に声をかけていただいて、移転となりました。
店舗が広くなってわりと理想のラーメン作りが出来るようになったので良かったですね。
その後、コロナのあおりを受けて、大岡山に移動となりました。

カウンター4席の小さな店舗です。当時は先が見えなかったため、スタッフのお給料などを考えても、同じ規模で続けることが難しく感じて。
規模を小さくしようと考えてワンオペで行こうと思い今にいたっています。

カウンター4席の店内。行列は必至です。

開業してみてはじめてわかったこと

地域性の違い

全てといえば全てなのですが(笑)
一番は味づくりですかね。地域性があるな、と思いました。
街の特性も、移転先によって違って受け入れてもらえる味が地域ごとに違ったので難しかったです。

地域ごとに味を調整していかなければならなくて、それによって使う器具とかも変わってきてばたばたすることが多かったですね。

居抜きの落とし穴

居抜きの店舗で始めるということで、何かが壊れる、雨漏りがする、というのが内見だけではわからないことが多く、修繕作業を行わなければならなくて大変でした。
配管系のトラブルも小さいながらも起きましたね。

空調の規模も暑さがすごくて後から増設、などもありました。
冬場の内見が多くて夏場のイメージが出来ていませんでしたね。

夏場の冷やしのメニューを増やそうと思ってもシンクが足りない、増やしたくてもスペースが足りない、などもあったので色々と大変でした。

ワンオペの厨房で、一杯一杯を丁寧に仕上げます。

テンポスとのかかわり

困ったことがあればなんでもテンポスさんに相談します

開業前からのお付き合いですね。良く行くのは新宿店です。
何かの用事のついでとか、横浜店、川崎店、立川店などにも行きますね。
備品はほぼテンポス。自分の行動範囲で行けるテンポスへ行っています。

ラーメンの食べ歩きをしているので、その道すがらテンポスさんへ行って何かないかな?と見たりしますよ。
ドットコムではガス台を買ったりもしました。

関内から大岡山への引っ越し作業もお手伝いしてもらったりもしました。いつもお世話になっています。
困ったことがあれば、まっさきにテンポスさんが頭に浮かぶので!

今後の展望・開業する方へのメッセージ

今を着実に続けていきたい

今後の展望というか、細く長く、今の店舗を続けていきたいなと思っています。
移転を二回も繰り返して、移転することは大変なことだな、と思っているので、他に店舗を移したり増やしたり、ということは考えていません。

今1人でやっているので、体の続くうちは細く長く続けていきたいな、と思っています。と道理さんは力強く語ります。

ち密な計算が大事

飲食の世界に飛び込むというのは、なかなか難しい時代になってきた、とは思いますが、事前の準備をしっかりすればやりがいのある仕事だと思います。
勢いとか情熱よりも、ち密な計算が、その後を分けると思います。

先輩や、テンポスさんとか、親身に聞いてくれる人は沢山いると思うので、一人で悩まず、まずはいろんな人に相談してやっていけばいいと思いますね。と道理さんは語ってくれました。
SNSなどもありますし、ラーメン業界のネットワークは強いですね。とも語ります。

ワンオペで回していくには勢いだけではどうにもならないこともあるので、きちんと考えて動くことが大事だと思っています。

まとめ

飲食店を始めるには、「ち密な計算が大事」と語る道理さん。

ご自身も失敗した、と語るように、店舗を決める段階からその後のメニューや動線、必要な調理機器をイメージすることが大事だということを教えて頂きました。

しっかりと準備をして、一人で抱え込まず、周りの協力を得ながら今後を見据えた動きを一つ一つしていくことで、開業への道は開けていくものだと思います。

自分の好きな味、の追及もいいですが、地域ごとに変わってくる「好まれる味」への対応力も大事になってくるのだな、と考えさせられました。

これから開業を目指すみなさんもどのような味を目指すのか、をしっかり意識して、一人で抱え込まず、頼れる方や、是非、テンポスへご相談ください。

テンポスドットコムでは、様々な視点からラーメン店の開業成功を全力で応援します。
自分のお店の業態に合わせて必要なものは何があるのか、詳細を確認することができますので是非ご覧ください!

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#取材協力
店名:なるめん
店主:道理大樹氏
住所:東京都大田区北千束3-16-10
TEL:非公開

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