ふりかけと言ったら、「ご飯のうえにかけて食べる」と思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
近年、ふりかけがおかずの一品として利用されています。
物価高で支出を減らすためという狙いもありますが、素材にこだわったぜいたく系商品や、楽しさのある企業コラボ再現系商品なども多く出回っています。
また、ふりかけの売上が過去最高を記録したという発表もあり、今でも人気振りが伺えます。
令和に現れたふりかけブームは今後も続くのでしょうか。
今回は、ふりかけの売上が過去最高を記録!発祥やおすすめのふりかけについて紹介していきます。

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目次
ふりかけの発祥

ふりかけの発祥は、大正時代にまでさかのぼります。ふりかけは、白ご飯にかけて食べる乾燥調味料で、現在では多くの家庭で親しまれていますが、その誕生には栄養改善の目的がありました。
ふりかけをはじめて考案したと言われているのが、熊本県の薬剤師・吉丸末吉です。彼は、当時の日本人に多かったカルシウム不足を補うため、魚の骨を粉末にし、それにゴマや海苔、塩などを混ぜて「御飯の友」という商品を開発しました。
これが現在のふりかけの原型とされ、1916年(大正5年)頃のことと言われています。
「御飯の友」は、地元熊本で人気を集め、次第に全国へと広まっていきました。
その後、戦後の食糧難の時代には、ふりかけは貴重な栄養源となり、いろいろな会社が独自のふりかけを開発しました。
1950年代には、「丸美屋食品工業」や「永谷園」などの企業が市場に参入し、のりたまやおかかなど、多様な味が登場しました。
これにより、ふりかけは子供から大人まで楽しめる日常的な食品として定着していったのです。
ふりかけの魅力は、保存がきき、手軽にご飯をおいしくできる点にあります。
また、時代とともに進化を続け、最近では健康志向の素材や外国風の味付けなど、バリエーションも豊かになっています。
ふりかけは、栄養改善のための発明から始まり、今では日本の食文化を代表する一品となっているのです。
ふりかけの売上が過去最高を記録している理由とは?
ふりかけの売上が過去最高を記録している背景には、いったいなにがあげられるのでしょうか。
ここでは、ふりかけの売上が過去最高を記録している理由について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
物価高騰による節約志向の高まり
近年の物価上昇により、家計の節約志向が強まっています。特に、主食であるお米の価格が高騰する中で、手軽にご飯の味を引き立てるふりかけの需要が増加しているのです。
ふりかけは、少量でご飯をおいしくできるため、おかずの代替としても活用されており、夕食などの主食時にも利用されるケースが増えています。
このような背景から、ふりかけ市場は拡大し、2024年には市場規模が過去最高の416億円に達しました。
(出典元:日本食糧新聞社)
多様な商品展開と進化する味のバリエーション
ふりかけ市場では、従来の定番商品に加えて、再現系や生系など多様な商品が登場しています。
たとえば、牛丼チェーンの味を再現した「松屋牛めし味ふりかけ」や、韓国風おにぎりの味を楽しめる「まぜこみチュモッパ」など、お客様の好みに合わせた商品展開が進んでいます。
また、高級志向の商品も登場しており、一袋960円の「サムライ贅沢ふりかけ」などが人気を集めています。
これらの多様な商品展開が、お客様の購買意欲を刺激し、市場の拡大に貢献しているのです。
SNSやメディアを活用した効果的なプロモーション
ふりかけメーカーは、SNSやテレビ番組を活用したプロモーションを積極的に行っています。
たとえば、三島食品の「ゆかり」シリーズは、姉妹商品として「かおり」「あかり」「うめこ」を展開し、SNS上で話題となりました。
また、テレビ番組で取り上げられることで、商品の認知度が向上し、売上の増加につながっています。
このようなプロモーション戦略が、新たな顧客層の獲得や既存顧客のリピート購入を促進し、売上の増加に貢献しているのです。
これらの要因が相まって、ふりかけの売上は過去最高を記録し、今後もさらなる市場拡大が期待されています。
物価高の今だからこそ食べたい!おすすめふりかけ3選!

物価高が続く中、手軽でコスパのよい「ふりかけ」は、家計の強い味方です。
ご飯さえあれば、おいしい一品に早変わりするふりかけは、忙しい日々にもぴったり。
ここでは、今だからこそ食べたいおすすめのふりかけについて紹介していきます。
主に以下のふりかけがあげられます。
丸美屋「のりたま」
のりたまは、ふりかけの定番中の定番です。のりの風味とほんのり甘い卵が絶妙にマッチし、どこか懐かしい味わいが人気の理由です。
子どもから大人まで幅広く愛されており、ご飯を炊くだけで立派な一食に変わります。価格も安定しており、大容量パックもあるため家計に優しい点も魅力です。
三島食品「ゆかり」シリーズ
その爽やかな香りとほどよい酸味が特徴のゆかりは、さっぱりとした味わいが暑い時期にもぴったりです。
さらに姉妹商品として、青じその「かおり」、ピリ辛たらこの「あかり」なども展開されており、気分に合わせて味を選べる楽しさがあります。
保存性も高く、アレンジ料理にも使える万能ふりかけです。
永谷園「超ふりかけ 牛しぐれ」
牛しぐれは、ご飯のおかずになるふりかけとして近年人気急上昇中です。しっかりとした牛肉のうまみと甘辛い味付けが特徴で、まるで牛丼の具のような満足感があります。
少量でもご飯が進み、満腹感も得られるため、節約時の強い味方になるでしょう。温かいご飯に混ぜるだけで、豪華な一品になります。
(これらのふりかけは、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
これらのふりかけは、安くて手軽、しかも美味しいと三拍子そろった優れものです。
物価が上がっても、ちょっとした工夫で食卓を豊かにすることができるのが、ふりかけの大きな魅力です。
みなさんのお気に入りのふりかけを見つけて、日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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調味缶 小 F (ふりかけ)

まとめ
今回は、ふりかけの売上が過去最高を記録!発祥やおすすめのふりかけについて紹介してきました。
ふりかけの発祥は、大正時代です。また、はじめてふりかけを考案したのが、熊本県の薬剤師・吉丸末吉です。
当時の日本人に多かったカルシウム不足を補うため、魚の骨を粉末にし、それにゴマや海苔、塩などを混ぜて「御飯の友」と開発したのです。
進化を続けるふりかけは、今後も需要が高まりご飯のおともとして、これからも人気であり続けるでしょう。
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