飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
11月が旬の食材を使用した「ししゃもの南蛮漬け」をご存じの方もいるのではないでしょうか。
南蛮漬けとは、魚やお肉などを油で揚げて、唐辛子やネギなどの香味野菜と甘酢に漬けた料理を指します。
室町時代から江戸時代にかけて、東南アジアを経由して日本にやってきたポルトガルやスペインによって伝わったといわれています。
今回は、栄養たっぷり!!旬のししゃもを使用した「ししゃもの南蛮漬け」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
ししゃもは11月が旬の食材なのか?

ししゃもは、11月がまさに旬の時期として知られています。北海道の特産であり、日本固有の魚種であるししゃもは、寒い季節においしさが増す魚です。
秋から初冬、特に10〜11月にかけて、ししゃもの産卵期が始まり、この時期がもっとも味がよくなります。
産卵期には、メスが卵をたっぷり抱えているため、ししゃもはより濃厚な風味が楽しめます。
特に、11月のししゃもは、産卵を控えて脂が乗り、うまみが増しているため、焼き魚や天ぷら、煮物などいろいろな料理に適しています。
ししゃもは、カルシウムやビタミンD・タンパク質を豊富に含み、健康にもよいといわれているため、栄養価の面でも注目されています。
しかし、実際に市場に流通している「ししゃも」と称されるものの多くは、カラフトシシャモ(カペリン)という別種であることが一般的です。
本物のししゃもは、北海道の一部地域でのみ漁獲されています。そのため、希少価値が高く、価格も高めです。
11月の旬の時期に、本物のししゃもを手に入れることができれば、風味豊かで脂ののったししゃもならではの、味わいを存分に堪能できるでしょう。
ししゃもは焼くより揚げた方がおいしい?
ししゃもは、焼く方法と揚げる方法のどちらでもおいしく楽しめるものの、どちらがおいしいかは好みによって異なります。
それぞれの調理方法には、独自の魅力があり、ししゃもの味わいや食感の違いを楽しめます。
まず、焼いたししゃもの特徴は、ししゃもの自然な風味が際立つ点です。グリルや、網で焼くことで、余分な脂が落ち、外は「パリッ」と、中は「ふっくら」とした食感が楽しめます。
焼き上がったししゃもは、香ばしい香りとともに脂のうまみが引き立ちます。特に、新鮮なししゃもは焼くことで、素材そのものの味がダイレクトに感じられるため、ししゃもの風味を存分に味わいたい方におすすめです。
また、焼いたししゃもには、塩やレモンを軽くかけるだけで、シンプルながらも深い味わいを楽しめます。
一方で、揚げたししゃもは、また違ったおいしさを引き出します。揚げることで、外は「カリッ」と香ばしく仕上がり、中は「ふんわり」と柔らかく、ししゃものうまみが凝縮されています。
特に、卵を抱えたメスのししゃもは、揚げることで卵の「プチプチ」とした食感が際立ち、濃厚な味わいが楽しめます。
さらに、片栗粉や小麦粉を軽くまぶして揚げると、表面の「カリカリ」とした食感が加わり、満足感のある仕上がりになるでしょう。
揚げたししゃもには、天つゆや塩・レモン・大根おろしなどをそえることで、さっぱりとした味わいで食べやすくなります。
どちらが「おいしいか」は、食べる人の好みによりますが、ししゃも本来の風味を楽しみたい場合は焼き。
食感や、濃厚な味わいを楽しみたい場合は、揚げる方法が適しています。
焼きと揚げの両方を試して、それぞれの味わいの違いを楽しむのも一つの方法です。
「ししゃもの南蛮漬け」をおいしく食べるには?
ししゃもの南蛮漬けをおいしく食べるには、どうしたらよいのでしょうか。
ここでは、ししゃもの南蛮漬けをおいしく食べる方法について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・新鮮な食材と適切な下ごしらえ
・南蛮酢の味付けと漬け時間を工夫
それぞれ詳しくみていきましょう。
新鮮な食材と適切な下ごしらえ
一つ目は、新鮮な食材と適切な下ごしらえです。ししゃもの南蛮漬けをおいしく仕上げるには、新鮮なししゃもを使い、下ごしらえに注意することが大切です。
ししゃもは、骨まで柔らかく食べられる魚であるものの、揚げる前に軽く小麦粉や、片栗粉をまぶすことで、外は「カリッ」と香ばしく、中は「ふんわり」とした食感に仕上がります。
揚げる際には、高温で短時間揚げることで、余分な油を吸わずに「サクッ」とした食感が楽しめます。
また、揚げたてのししゃもを熱いうちに南蛮酢に漬けることで、ししゃもに味がよく染み込み、より深いうまみが感じられる仕上がりになるでしょう。
新鮮な野菜(玉ねぎや人参、ピーマンなど)をたっぷりそえることで、ししゃものうまみと野菜の爽やかさが調和し、風味豊かな一品になります。
南蛮酢の味付けと漬け時間を工夫
二つ目は、南蛮酢の味付けと漬け時間の工夫です。おいしい南蛮漬けを作るには、南蛮酢の味付けにもこだわるとよいでしょう。
基本的な南蛮酢はお酢・しょうゆ・砂糖・みりんをベースに作りますが、お好みで唐辛子や生姜を加えることで、「ピリッ」とした辛みがアクセントになり、ししゃもとの相性が抜群になるでしょう。
味のバランスは、甘酸っぱさがほどよく感じられるように調整し、ししゃもが揚がったら、すぐに南蛮酢に漬け込みます。
また、冷蔵庫で一晩寝かせることで、味がよく染み込んでさらにおいしくなります。
特にししゃものうまみが南蛮酢に溶け込み、より深い味わいが感じられるようになるため、じっくりと漬けるのがおすすめです。
ししゃもの南蛮漬けは、冷やすことで、さっぱりとした味わいが増し、暑い季節にもぴったりの料理として楽しめます。
ししゃもの南蛮漬け作り方

ここでは、自宅で簡単にできる「ししゃもの南蛮漬け」の作り方について紹介していきます。
揚げたししゃもを甘酸っぱい南蛮酢に漬け込み、さっぱりとしたおいしさが楽しめる一品です。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料(2~3人分)
・ししゃも:10尾
・塩、こしょう:適量
・小麦粉または片栗粉:適量
・玉ねぎ:1/2個
・にんじん:1/3本
・ピーマン:1個
・油:適量(揚げ用)
南蛮酢
・お酢:100ml
・しょうゆ:50ml
・みりん:50ml
・砂糖:大さじ2
・唐辛子(輪切り):お好みで適量
作り方
南蛮酢を作る
まず、南蛮酢を作ります。鍋にお酢・しょうゆ・みりん・砂糖・唐辛子を入れて軽く煮立て、砂糖が溶けたら火を止めます。
粗熱が取れたらボウルに移し、冷ましておきましょう。
野菜を準備する
玉ねぎは薄切りにし、にんじんとピーマンは細切りにします。これらを南蛮酢のボウルに加えて、混ぜておきます。
ししゃもに下味をつける
ししゃもに軽く塩・こしょうを振り、小麦粉または片栗粉を薄くまぶします。
ししゃもを揚げる
フライパンに少し多めの油を熱し、中火でししゃもを揚げ焼きにします。両面がこんがりと色づいたら、油を切ります。
南蛮酢に漬け込む
熱いうちに揚げたししゃもを南蛮酢に入れ、野菜と一緒に全体を混ぜ合わせましょう。
冷蔵庫で冷やす
ししゃもが南蛮酢になじむように、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。一晩置くとより味が染み込み、おいしくなります。
仕上げ
最後に、仕上げです。器に盛り付けて、さっぱりした風味のししゃもの南蛮漬けを楽しんでください。
これらの材料や作り方で、自宅でもおいしいししゃもの南蛮漬けが作れます。
簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
ししゃもの南蛮漬けに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、ししゃもの南蛮漬けを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
キャストスタイルライト フライパン 20cm

TB 月影十草 5.5平鉢/10入

まとめ
今回は、栄養たっぷり!!旬のししゃもを使用した「ししゃもの南蛮漬け」について紹介してきました。
ししゃもは、11月が旬の食材であり、カルシウムやビタミンD・タンパク質を豊富に含む、栄養価が高い魚です。
ししゃもの南蛮漬けは、甘酸っぱさとしっとりとした食感が感じられる料理です。
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