【飲食ニュース】13,256件の新規開業から見える飲食業界の“今” 飲食店開業ランキングを公開

食材・メニュー

株式会社Review(リビュー/大阪市中央区/代表取締役:藤本茂夫)は、「人」と「IT」のチカラを組み合わせ、全国の実在する店舗・施設・法人などのデータを独自に収集・整備し、提供するデータプロバイダーです。

日々データを更新し、圧倒的な網羅性とリアルタイム性を保持。

他社にはない“人の手を通したデータの強さ”を武器に、マーケティング・営業戦略・経営企画やサービス設計など、データであらゆるビジネスの支援をしています。

そんな弊社ならではの、2025年1月〜3月における全国の飲食業の開業動向を独自に調査・分析し、最新のレポートを公開いたしました。

本レポートでは、開業数減少の要因を整理するとともに、今後伸びると見込まれる業態や、業界が直面する課題と未来予測についても深掘りしています。

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概要

2025年のスタートは“逆風”──開業数減少の背景

2025年1月〜3月の飲食店開業数ランキングを発表いたします。
全国の飲食店開業数ランキングトップ5には、以下の都道府県がランクインしていました。

全国の飲食店開業 都道府県別ランキングTOP5

2025年1月〜3月における飲食店の開業件数を都道府県別に見ると、以下のエリアが上位を占めました。
1位:東京都(1,828件)
2位:大阪府(1,168件)
3位:福岡県(817件)
4位:愛知県(772件)
5位:北海道(762件)

人口や観光を背景に開業が集まりやすい地域が並びました。
2025年1月から3月にかけて、全国の新規飲食店開業数は13,256件となりました。
しかし全体で見ると、前期(10月〜12月:16,044件)から約2,700件の減少となっており、
全国の外食市場を取り巻く厳しい環境が浮き彫りになっています。
物価高、人材不足、消費行動の変化、制度対応など、複数の社会課題が重なり、業界全体が大きな転換期を迎えていることが分かりました。
2025年のスタートダッシュの開業数が減少に転じた理由は、以下の要因ではないでしょうか。

■物価高・人件費高騰による採算性悪化
■人手不足の深刻化
■消費マインドの変化と多様化
■経済・社会の不透明感
■制度・社会課題の影響
■競争環境の変化

飲食店ジャンルでみる市場トレンド

2025年1月〜3月期、全国の飲食店開業ランキングをジャンル別にまとめました。
業態ごとの開業動向を見てみると、ジャンルごとに明暗が分かれる結果となりました。
従来の主力ジャンルは減少傾向が続く一方で、専門性を打ち出す業態が存在感を強めています。

2025年1月〜3月期の全国飲食店ジャンル開業ランキングでは、飲み屋・居酒屋(736件)が1位となり、依然として定番業態としての存在感を示す一方で、宴会需要の低迷や採算性の厳しさが影響し、前期からの減少が見られました。

続くバー(686件)は、ナイトタイム需要の回復基調を背景に一定の開業は見られるものの、二次会需要の減少や人件費負担の重さが影を落としています。

3位のカフェ・喫茶店(632件)は、幅広い層に支持される業態ですが、チェーン店との競争や物価高騰、SNS映え需要の一巡などが影響し、前期に続いて減少傾向となりました。

一方で、専門料理店(384件)が4位にランクインしました。
インバウンド回復や“本格志向”の高まりを背景に、特定ジャンルに特化した業態の存在感が増しており、前期から順位を2つ上げる結果となりました。

5位はラーメン(371件)。根強い人気を誇り、クラウドキッチンやデリバリーとの親和性も高い業態ですが、こちらも全体の開業数は前期から減少する結果となりました。

この結果から、従来の主力ジャンルが軒並み減少する中で、専門性や差別化を打ち出す業態が注目を                              集め始めていることが分かりました。

※詳しくはレポート資料をご覧ください。

春の開業ラッシュをけん引した3都市

月別の動向をさらに詳しく見ると、2月から3月にかけて大阪・福岡・広島の3都市で、それぞれ100件以上の開業増加が確認されました。

1位:大阪府(208件増加)
2位:福岡県(138件増加)
3位:広島県(100件増加)

いずれの地域も2月から3月にかけて50%以上の伸びを示し、短期間で開業数が大きく押し上げられました。

とりわけ広島は約2倍以上の急増となり、春の観光シーズンの到来や年度替わりに伴う需要取り込みを狙った開業が集中したと考えられます。大阪や福岡でも6割近い伸びが見られ、繁華街や観光拠点を背景とした安定した外食需要が新規出店を後押ししました。

3府県の開業を後押しした季節要因と市場構造

■大阪=繁華街 × インバウンド
■福岡=屋台文化 × 観光拠点
■広島=食文化 × 観光資源
これらの結果から、3月は季節要因と地域特性が重なり、開業が最も活発化するタイミングであることが改めて浮き彫りになりました。
※詳しくはレポート資料をご覧ください。

逆風の先に、新しい飲食のかたちが生まれる──

飲食業界は数の拡大期を終え、これからは“質と持続性”を重視する新しい時代へと進んでいきます。
2025年1〜3月期の新規開業数は約13,256件となり、前期(10月〜12月:16,044件)から約2,700件の減少となりました。
物価高、人材不足、消費マインドの変化、制度対応の負担など、複合的な社会課題が影響し、特に大都市圏で落ち込みが顕著に見られました。

一方、地方の地域は観光資源や食文化を背景に開業数を伸ばし、地方の強みを活かした事例が浮き彫りになりました。

消費者の価値観に寄り添い、社会課題を解決しながら成長する

経営面では、モバイルオーダーやAI接客、データ活用といったテクノロジーが標準化し、省人化と顧客体験の両立が当たり前となると予想されます。
開業数の減少は逆風ではありますが、その先には新しい飲食のかたちが芽生えています。
飲食業界は今こそ、その可能性を広げる時を迎えています。
変化を恐れず挑戦する方がいるからこそ、新しい時代が切り拓いていくはずです。
未来の飲食業界の発展を願い、本レポートをお届けいたします。

今回の調査結果に関しまして、詳しくは以下のURLより、レポートをご覧いただけます。

全国飲食店開業ランキングレポート ver5

https://re-view.jp/wp-content/uploads/marketingreport_food5.pdf


出典:株式会社Review

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