渋谷区で飲食店を開業時に融資を受ける際のポイントは?開業の流れも含めて解説!

出店・開業

活気あふれる街、渋谷区で飲食店を開業したいという夢をお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、開業には資金が必要となり、自己資金だけで賄うのは難しい場合も少なくありません。そこで、今回は渋谷区で飲食店を開業時に融資を受ける際のポイントと、開業の流れについて詳しく解説します。

目次

渋谷区の開業率は東京23区中1位

2016年度の総務省・経済産業省の調査によると、飲食店を含む渋谷区の開業率は17.3%と東京23区内で1位です。2位の新宿区は9.8%で、2位以下と大きく差がついています。また廃業率は13.9%となっています。

まずは融資、補助金、助成金、それぞれの特徴を知りましょう!

融資、補助金、助成金は、いずれも事業資金を調達する手段として活用できますが、それぞれに特徴があります。

融資

融資は、金融機関から借り入れを行うことです。利子をつけて返済する必要があるため、返済計画をしっかりと立てることが大切です。融資のメリットとしては、資金調達が早いこと、事業の自由度が高いことなどが挙げられます。

一方、デメリットとしては、利子がかかること、返済義務があることなどが挙げられます。

補助金

補助金は、国や地方公共団体などの公的機関から、事業の実施に必要な経費の一部を支給されるものです。返済の必要がないため、利子や返済の負担がありません。補助金のメリットとしては、資金調達が早いこと、利子や返済の負担がないことなどが挙げられます。

一方、デメリットとしては、申請に手間がかかること、採択率が低いことなどが挙げられます。

助成金

助成金は、補助金と似ていますが、補助金よりも受給要件が緩やかであるのが特徴です。補助金と同様、返済の必要がないため、利子や返済の負担がありません。助成金のメリットとしては、資金調達が早いこと、利子や返済の負担がないことなどが挙げられます。

一方、デメリットとしては、申請に手間がかかること、採択率が低いことなどが挙げられます。
それぞれの特徴をまとめると、以下のようになります。

資金調達の主体

融資:金融機関
補助金:国や地方公共団体など
助成金:国や地方公共団体など

返済の必要性

融資:必要
補助金:不要
助成金:不要

利子

融資:必要
補助金:不要
助成金:不要

申請の難易度

融資:やや高い
補助金:やや高い
助成金:比較的低い

資金の使い道

融資:自由
補助金:指定された用途に限る
助成金:指定された用途に限る

事業資金を調達する際には、それぞれの特徴を理解した上で、自社に最適な方法を選択することが大切です。

渋谷区で利用可能な融資・補助金・助成金とは?

渋谷区で飲食店を開業する場合、資金調達手段として融資や補助金・助成金の利用を検討することができます。以下では、渋谷区で利用可能な主な融資・補助金・助成金について詳しく説明します。

融資

渋谷区創業支援資金

創業を目指す方、または創業して1年未満の中小企業者向け
借入可能額:2,000万円
金利:~0.10% 
最長借入期間:7ヶ月

渋谷区事業承継支援資金

事業承継を計画する中小企業者向け
借入可能額:2,000万円
金利:~0.10% 
最長借入期間:7ヶ月

セーフティネット保証

・金融機関の融資に、信用保証協会が保証を付与する制度
・自己資金や担保が不足している場合でも、融資を受けやすくなる

日本政策金融公庫

・創業・小規模事業者向けの融資制度を多数用意
詳しくは後ほど説明いたします。

都民信用金庫

・渋谷区に本店を置く金融機関
・飲食店開業向けの融資制度を設けている

補助金・助成金

渋谷区中小企業事業活動支援補助金

・新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者向け
・事業継続に必要な設備投資等を支援

東京しごと創出応援団「事業再構築等支援事業」

・事業再構築に取り組む中小企業者向け
・コンサルティング費用や設備投資費用等を補助

ものづくり補助金

・新たな製品・サービスの開発に取り組む中小企業者向け
・開発費用の一部を補助

その他

渋谷区創業支援センター

創業に関する相談や支援を受けられる施設です。
融資制度や補助金・助成金に関する情報提供も行っています。

注意事項

融資・補助金・助成金の内容は変更されることがあります。
渋谷区では、飲食店開業を支援する様々な融資・補助金・助成金制度があります。
これらの制度を活用することで、資金調達をスムーズに進め、開業後の事業運営を安定させることができます。

※こちらは2024年4月1日現在の情報です。最新の情報はこちらからご確認ください。

融資を受ける際に気を付けるべきポイントとは

渋谷区で飲食店を開業する際、資金調達手段として融資を利用するケースが多くあります。しかし、融資を受けるためには、金融機関に「お金を返済できる」という信頼を与えることが重要です。そのため、以下のポイントを押さえて準備を進めましょう。

事業計画書の作成

事業計画書は、融資の審査において最も重要な資料の一つです。事業内容、資金計画、収益計画などを具体的に書き、事業の成功可能性を明確に伝えましょう。

自己資金の確保

融資は自己資金を補うためのものです。自己資金が十分にあるほど、融資を受けやすくなり、金利条件も良くなります。

担保・保証人の準備

融資の返済が滞った場合に備えて、担保や保証人を用意することが求められます。

金融機関の選定

渋谷区には、日本政策金融公庫や都民信用金庫など、飲食店開業向けの融資制度を設けている金融機関が複数あります。各金融機関の融資条件を比較検討し、自分に合ったものを選びましょう。

その他の注意点

・融資の審査には時間がかかるため、早め早めに準備を進める
・金融機関によって審査基準や金利条件が異なるため、複数の金融機関を比較検討する
・融資の返済計画をしっかりと立て、返済負担を軽減する
・融資に関する専門用語を理解し、契約前に内容をよく確認する

渋谷区で開業する際の費用の相場とは?

渋谷区で飲食店を開業する際には、物件取得費、内装工事費、厨房設備費、人件費、広告宣伝費など、様々な費用がかかります。以下では、それぞれの費用の相場を詳しく説明します。

物件取得費

店舗の立地や広さ、築年数によって大きく変動
駅近、繁華街:坪単価40,000円~50,000円
駅から少し離れた場所:坪単価20,000円~30,000円
20坪の店舗の場合:800万円~1,000万円

内装工事費


店舗の規模やデザインによって大きく変動
シンプルな内装:坪単価10万円~15万円
こだわった内装:坪単価20万円~30万円
20坪の店舗の場合:200万円~600万円

厨房設備費

店舗の規模や業態によって大きく変動
小型店舗:100万円~200万円
中規模店舗:200万円~500万円
大型店舗:500万円~1,000万円

人件費

従業員数、雇用形態によって変動
アルバイト:時給1,000円~1,500円
正社員:月給20万円~30万円

5. 広告宣伝費

広告媒体、宣伝方法によって変動
ホームページ制作:50万円~100万円
チラシ配布:10万円~50万円
SNS広告:月額数万円~数十万円

その他

各種許可申請費用
什器・備品購入費用
開業準備費用

合計費用:500万円~2,000万円程度

上記の費用をすべて合計すると、500万円~2,000万円程度が相場となります。
店舗の規模や業態、立地によって費用は大きく変動します。

渋谷区で開業する際の資金調達の方法

渋谷区で飲食店を開業する際には、自己資金以外にも様々な資金調達方法があります。以下では、それぞれの方法について詳しく説明します。

自己資金

最も確実な資金調達方法です。開業資金の全てを自己資金で賄うことができれば、借入による金利負担を軽減できます。

融資

金融機関からお金を借りる方法です。

金融機関

・銀行
・信用金庫
・信用組合
日本政策金融公庫

融資の種類

・創業融資
・事業資金
・設備投資資金

融資の審査基準

・事業計画
・収益見込み
・自己資金
・担保・保証人

補助金・助成金

国や地方自治体から、事業活動に必要な費用の一部を補助・助成を受ける方法です。返済義務はありません。

渋谷区の補助金・助成金

・渋谷区創業支援資金
・渋谷区中小企業事業活動支援補助金

その他の補助金・助成金

・ものづくり補助金
・東京しごと創出応援団「事業再構築等支援事業」

クラウドファンディング

インターネットを通じて多くの人から資金を集める方法です。

その他

・ファクタリング
・エンジェル投資家

資金調達方法の選び方

・必要な資金調達額
・返済能力
・事業内容
・補助金・助成金の要件

日本政策金融公庫を利用する

日本政策金融公庫では、創業融資、事業資金、設備資金など、様々な融資制度を設けています。渋谷区で飲食店を開業する場合に利用できる主な融資制度は以下の通りです。

創業融資

創業を目指す方、または創業して2年以内の中小企業者向け
借入可能額:2,000万円
金利:~0.10% 
最長借入期間:7ヶ月

新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)

女性または35歳未満または55歳以上の方の創業を支援
借入可能額:5,000万円
金利:~0.70% 
最長借入期間:12年

ソーシャルビジネス支援資金

NPOや社会福祉系の事業、社会的課題の解決を目的とする事業者を支援
借入可能額:3,000万円
金利:~0.10% 
最長借入期間:10年

融資を受けるためのポイント

日本政策金融公庫から融資を受けるためには、以下のポイントを押さえて準備を進めましょう。
・事業計画書を作成する
・自己資金を確保する
・担保・保証人を準備する

その他

日本政策金融公庫は、創業相談や融資セミナーなども開催しています。積極的に活用しましょう。

※こちらは2024年4月1日現在の内容です。最新の情報など詳しくは日本政策金融公庫の公式HPなどで確認してください。

開業前に

・事業計画をしっかりと立てる
・複数の資金調達方法を検討する
・金融機関や補助金・助成金の担当者に相談する

渋谷区で飲食店を開業する際には、自己資金以外にも様々な資金調達方法があります。それぞれの方法の特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。

渋谷区で開業する際の実際の開業までの流れを解説

渋谷区で飲食店を開業するには、以下の流れで手続きを進める必要があります。

コンセプト設計

まず、どのような飲食店を開業するのか、具体的なコンセプトを策定する必要があります。ターゲットとなる顧客層、提供する料理やサービス、店舗の雰囲気などを明確にしましょう。

事業計画書を作成する

事業計画書とは、飲食店の経営計画を示す書類です。事業計画書には、以下の内容を盛り込みましょう。

店舗の概要

店舗の立地や規模、コンセプト、内装、設備などをまとめたものです。大まかにどのような店舗を想定しているのかまとめましょう。

メニューやコンセプト

競合店を分析したり独自の強みを打ち出したりすることで競争に勝てるよう考えましょう。

ターゲット顧客

ターゲット顧客を明確にすることで店舗の方向性や立地の条件なども明確になってきます。

売上計画、収支計画

収支計画を実現可能なものにすることで明確なビジョンを打ち出しましょう。売り上げの計画もしっかりとすることで事業の実現性を明確にします。

事業計画書は、金融機関から融資を受ける際だけでなく、物件探し、行政手続きなど、開業後の運営にも必要となりますので、しっかりと練ることが重要です。

物件選定

コンセプトに合致した物件を探しましょう。渋谷区は商業施設やオフィスビルが多く、様々な客層が存在します。立地条件、広さ、賃料などを考慮して、最適な物件を選びましょう。

資金調達

開業資金には、店舗の改装費、厨房機器の購入費、運転資金などがかかります。自己資金で賄えない場合は、融資や補助金の活用を検討しましょう。

内装工事

コンセプトに基づいて、店舗の内装工事を進めます。厨房設備や空調設備なども同時に設置する必要があります。

設備・什器・備品の購入

厨房機器、テーブル、椅子、食器などの設備・什器・備品を購入します。

食品衛生責任者の選任

食品衛生責任者講習会を受講し、食品衛生責任者を任命する必要があります。

飲食店営業許可の取得

渋谷区保健所に営業許可申請を行い、許可を取得する必要があります。事前相談や施設検査なども必要となります。

開業準備

スタッフの採用、メニューの最終確認、食材の発注など、開業に向けて準備を進めます。

開業

上記の準備が整ったら、いよいよ開店です。

開業後の運営

顧客満足度を高め、売上を向上させるために、日々努力を重ねましょう。

渋谷区で飲食店を開業するメリット

集客の見込みが高い

東京都内でも特に人気の観光地であり、多くの観光客や地元客が訪れます。

若者や外国人の多さ

若者の街としても知られており、若者や外国人観光客が多く集まるため、様々なジャンルの飲食店が求められます。

交通の便が良い

交通の要所であり、JR山手線や東京メトロ、私鉄など複数の路線が交差するため、アクセスが良好です。

商業施設やオフィス街が近い

商業施設やオフィス街が集積しており、昼夜問わず多くの人が行き交います。

渋谷区で飲食店を開業するデメリット

激しい競争

東京都内でも有数の繁華街であり、飲食店の競争が激しい地域です。新規開業の飲食店が多く、市場に参入する際には競合他社との差別化が求められます。

高い家賃

渋谷区内の商業地域や駅周辺の物件は家賃が高額であるため、運営コストが高くなる可能性があります。

人手不足

飲食業界では人手不足が深刻化しており、特に都心部ではスタッフの確保が難しい状況があります。

不特定多数の客層

観光客や若者を含む幅広い客層が訪れるエリアです。そのため、ニーズの異なる顧客層に対応するためには柔軟なサービス提供が求められます。

渋谷区で開業する際の開業資金を抑えるコツとは

中古物件・中古設備を活用する

新築物件や新品設備は費用が高くなります。中古物件や中古設備を活用することで、初期費用を大幅に削減できます。

物件:居抜き物件を利用することで、内装工事費用を抑えられます。
設備:厨房設備や什器・備品を中古で購入することで、費用を抑えられます。

ただし、中古物件や中古設備を購入する場合は、状態をよく確認する必要があります。

テンポスでは多くの中古商品を取り揃えております。

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DIYで内装・外装を仕上げる

内装・外装工事は、業者に依頼すると高額な費用がかかります。DIYで仕上げることで、費用を抑えることができます。

内装:壁塗り、床貼り、棚作りなどをDIYで行う。
外装:看板や照明などをDIYで製作する。

DIYには時間と労力が必要となりますが、その分費用を抑えることができます。

クラウドファンディングを活用する

開業資金の一部をクラウドファンディングで集める方法もあります。
・プロジェクト内容を魅力的に伝えることで、支援者を集めることができます。
・支援者には、開店後の特典を提供するなど、リターンを用意する必要があります。
・クラウドファンディングは、資金調達だけでなく、宣伝効果も期待できます。

行政の補助金・助成金を利用する

渋谷区では、飲食店開業向けの補助金・助成金制度があります。
・制度内容を確認し、該当する場合は積極的に申請しましょう。
・補助金・助成金は、開業資金の一部を補助してくれます。

コストを抑えられる方法を積極的に検討する

食材:業務用食材を活用することで、原価を抑えられます。
人件費:アルバイトを活用することで、人件費を抑えられます。
光熱費:省エネ設備を導入することで、光熱費を抑えられます。

フリーランスや派遣スタッフを活用する

正社員を雇うよりも、フリーランスや派遣スタッフを活用することで人件費を抑えられます。

シェアスペースを利用する

厨房や客席を他の店舗と共有することで、家賃や設備投資を抑えられます。

フードトラックから始める

店舗を構える前に、フードトラックから始めて需要を検証する方法もあります。

コワーキングスペースを利用する

事務所や会議室を他の事業者と共有することで、コストを抑えられます。

その他

・開業前にしっかりと計画を立て、必要な資金を把握しておきましょう。
・融資を利用する場合は、返済計画をしっかり立てる必要があります。
・専門家に相談することで、資金調達や開業手続きに関するアドバイスを受けることができます。

まとめ

渋谷区で飲食店を開業するには、綿密な計画と資金調達が重要です。融資を活用する場合は、早めに準備を始め、必要書類を揃え、事業計画書をしっかりと練りましょう。行政の支援制度も活用し、夢の実現に向けて一歩ずつ進んでください。

開業に際してご相談、ご質問お気軽にお待ちしております。

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