飲食店には必須?安ければいい?電話回線とインターネット回線の必要性と選び方

経営ノウハウ

飲食店を運営していく上で欠かせないのが電話回線やインターネット回線です。しかし中には費用がかかるために導入を見送ったり、必要性を感じられずに導入しないままの人もいることでしょう。

この記事では、飲食店における電話回線・インターネット回線の必要性やメリット、導入時の注意点などを説明します。参考にして、導入を検討してみてください。

回線は飲食店に必要?

電話回線やインターネット回線はどのようにして飲食店の経営に関わるのでしょうか。

どんなことに使う?

飲食店がただ単に来店客に対して料理をつくって提供するだけでないのは明らかです。売上や原価、在庫、他にも予約、勤怠、給与など、管理が必要になるものが多くあります。これらを手作業だけでおこなうのはかなりの時間と労力が掛かります。仕入れや設備のメンテナンスなどで取引先とのやり取りも多いため、お店の営業時間以外にもやらないといけないことがたくさんあります。

そのようなことはパソコンやシステムを活用することで大幅に時間を短縮でき、業務の効率アップにつながります。その分をメニュー開発や接客の質をあげることに時間を使えるため、よりお客さま満足度の高いお店を目指すことができます。

では、電話回線・インターネット回線がなぜ必要かをそれぞれ説明していきます。

電話・FAX

今は自分の携帯電話をお店の電話として使用している人も少なくありません。しかし、固定電話の番号があることは、その場所にお店が存在していることの証明にもなります。

ホームページやショップカードに電話番号を載せておくことで、食べに来るお客様も安心して問合せや予約の電話をすることができます。業者からも信用してもらえ、スムーズに取引ができるでしょう。開業時には、保健所や消防署によっては固定電話を入れるように指示がある場合もあります。

また、まだまだ飲食業界では仕入れなどの発注はFAXが主流です。ウェブでの発注も増えてきていますが、業者によっては対応していない場合も多いです。ほしい食材があっても仕入れる手段がなければどうしようもありません。取引の幅を広げるためにも、FAXは入れておいたほうがいいでしょう。

インターネット

POSシステム、クレジットカードをはじめとした決済端末、BGMサービス、カラオケなど、飲食店で使用する設備にはインターネット環境が必須になるものが多いです。また、ホームページやグルメサイトの管理、ブログやSNSの更新、取引先とのメールといったように、インターネットを使用する場面は非常に多いです。

情報社会の今、インターネット環境は当たり前のように必要になります。

Wi-Fiは必要?

今はスマートフォンの利用頻度が上がり、通信制限を気にする人が増えてます。公共の場でWi-Fiを利用したい、という需要が高まっているため、お店でフリーWi-Fiが使えることをアピールすれば、集客効果も期待できるでしょう。「あのお店はWi-Fiが使える」という情報が認知されれば、リピーター増加も狙えます。

また、外国人旅行者もインターネット環境を必要としているので、Wi-Fiはインバウンドを取り込む策としても有効です。

このように、お店の集客効果をさらに高めるためには、Wi-Fiの導入は必須と言えます。

電話回線とインターネット回線の選び方

基本的に電話とインターネットは同時に契約するほうがお得です。インターネットのオプションで電話もセットで契約できるプランもあります。逆に別々の手配だと料金が余計にかかったり、工事の日程がバラバラになり手間が増えてしまうこともあります。うっかりどちらかの手配を忘れてオープンが延期になってしまうこともあるかもしれません。

安ければいい?

導入するといっても費用はあまりかけたくないですよね。今はいろいろな回線のサービスやプランがあるため、安く利用することは可能です。しかし、ここに大きな落とし穴があります。

費用はかからないけど通信速度が遅かったり、基本料金は安いけど従量課金のため結局高くつくなど、結局損をしてしまう場合があります。

お店でクレジットカードを使用したときに、決済完了までの待ち時間がかなり長かったことはありませんか。

通信速度が遅いとお客様を待たせてしまい、サービス低下につながることも注意が必要です。パソコンを使用したときの動作が遅く、かえって時間がかかりストレスになることもあります。インターネット回線を選ぶときは料金だけでなく、性能も考慮にいれて選びましょう。

おすすめは光回線

契約するのは光回線の中でも通信速度が速く、かつ定額制のプランにしましょう。

例えばNTTのフレッツ光の場合は2段階定額プランの「フレッツ 光ライト」と完全定額制の「フレッツ 光ネクスト」があります。「フレッツ 光ライト」は基本の月額料金が安く設定されていますが、インターネットの使用量に応じて料金が上がっていきます。ただし、使えば使うほど高くなるのではなく、上限が設定されているので安心して使うことができます。

とはいえ、インターネットの使用頻度が高い飲食店はほとんどの場合上限金額に達します。上限金額は完全定額制の「フレッツ 光ネクスト」よりも料金が高くなります。

また、「フレッツ 光ライト」は最大通信速度「100Mbps」で、「フレッツ 光ネクスト」は「1Gbps」となっています。「bps」とは、1秒間に送受信可能なデータ量を表す単位のことで、値が大きいほど通信速度が速くなります。この場合、「フレッツ 光ネクスト」のほうが10倍通信速度が速く、より快適にインターネットが使用できるということになります。

フレッツ光の場合は、通信速度が速く料金が一定の「フレッツ 光ネクスト」がおすすめということになります。

導入時の注意点

ここまでで飲食店における回線の必要性や選び方を説明しましたが、見逃してはいけない導入時の注意点があります。

早めに手配しよう

申込みしてから通常、電話回線は1週間から10日、インターネット回線は3週間から4週間程度で使えるようになります。しかし手配するのはこれよりも早めがおすすめです。開業時の場合は物件が確定した直後くらいには申込みの手続きを済ませる方がいいでしょう。その理由を説明します。

工事が遅れやすい

回線の開通工事はすぐに手配ができないことが多くあります。工事業者への注文が殺到すると狙った時期に工事がおこなえず、オープンに支障をきたすことにもなり得ます。そうならないために、余裕をもって早めに手配を済ませましょう。

配管が必要

回線工事は基本的に電柱などから配管を通して、ケーブルを建物に引き込みます。建物によっては配管に空きがない、配管そのものがない、という場合もあり、別途配管工事をおこなったり壁に穴を開けてケーブルを引き込めるようにする必要が出てくるのです。

回線工事業者ではすぐに対応できないこともあるので、内装の工事の段階で内装業者に確認してスムーズに手配を進められるようにしましょう。

まとめ

電話回線もインターネット回線も飲食店にとってはなくてはならならないものです。しっかりとしたプランのものを導入し、来店客にとってもお店にとっても、快適な環境をつくりましょう。

テンポスでは通信速度も充分で定額制のインターネット回線サービスをご紹介しています。導入時5,000円のキャッシュバックの特典付きで、電話回線も初期費用無料で導入可能です。集客効果を上げるWi-Fiのサービスもご案内ができます。詳しくは専用ページがありますので、ぜひご覧ください。

電話回線

インターネット回線

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