2025/09/11
2025/09/11

あのお店も？実は“関西だけ”のカフェチェーン特集

関西旅行や出張で街を歩いていると、関東では見かけないカフェチェーンに出会うことがあります。全国展開するスターバックスやドトールと違い、地域に根づいた経営方針を貫き、関西でしか体験できない独自のメニューや空間を提供するカフェたち。今回は、関西限定または関西を中心に展開する代表的なカフェチェーンを紹介します。

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京都発「からふね屋珈琲店」

140種類以上のパフェが看板メニュー

1972年創業の「からふね屋珈琲店」は、京都を拠点に大阪など関西で展開する老舗カフェチェーンです。最大の特徴は、圧倒的な種類数を誇るパフェ。チョコやフルーツ系だけでなく、揚げ物を大胆にのせた“変わり種”まで用意され、その数は140種類以上。店内は広々としており、学生やファミリーにも人気があります。関西観光の際には、インパクトあるパフェを体験してみる価値があります。

大阪・北摂「ヒロコーヒー」

自家焙煎とレトロ空間

大阪府北摂エリアを中心に展開する「ヒロコーヒー」は、自家焙煎にこだわるローカルチェーンです。レンガ壁にランプが灯るレトロな雰囲気の店舗では、サイフォンで淹れる香り高いコーヒーを楽しめます。地元では“品質の良さと手ごろな価格”で長年親しまれ、ゆったりと落ち着ける空間が魅力。大阪らしい気取らないおもてなしを味わいたいなら、ぜひ立ち寄りたい一軒です。

セルフスタイルの「ホリーズカフェ」

関西人の“日常使いカフェ”

京都に本社を構え、関西を中心に70店舗以上を展開する「ホリーズカフェ」は、セルフサービス型のスタイルで知られています。気軽に入れて価格もリーズナブル、買い物途中や通勤時に立ち寄る“日常使い”のカフェとして定着しています。系列ブランドの「サンエバーコーヒー」では豆の販売も行い、家庭でのコーヒーライフも支えています。

「上高地あづさ珈琲」

山小屋風のくつろぎ空間

関西各地に展開する「上高地あづさ珈琲」は、山小屋をイメージした温かみのある内装が特徴です。広めの店内で味わえるのは、自家製スイーツや信州牛を使った料理など、ちょっと贅沢なカフェごはん。大阪・兵庫・奈良を中心に30店舗以上を展開し、“非日常のリゾート感”を日常で楽しめる場所として人気を集めています。

関西カフェ文化を旅の目的に

関西ローカルのカフェは、単なる“コーヒーを飲む場所”ではなく、その土地の文化や人々の暮らしを映し出す存在です。京都の遊び心あふれる「からふね屋」、大阪のレトロな「ヒロコーヒー」、日常使いに便利な「ホリーズカフェ」、そして非日常感を演出する「あづさ珈琲」。次に関西を訪れるときは、全国チェーンではなく、こうした地域限定チェーンで“ここでしか味わえない一杯”を楽しんでみてはいかがでしょうか。

まとめ

関西には、実は地域に根差した関西限定のカフェチェーンも少なくありません。京都発祥の小川珈琲は“京都の珈琲職人”とも呼ばれ、老舗の味を守りつつ新しい試みを続けています。また、サンマルクカフェは岡山発祥ながら関西で特に人気が高く、チョコクロを目当てに訪れる人も多いです。さらに、兵庫や大阪には地域密着型のカフェチェーンが点在し、旅行者にとっては“その土地ならではの味わい”を体験できる魅力があります。

関東に比べて、関西のカフェチェーンは「老舗の歴史」や「職人のこだわり」を強調する傾向が強く、観光資源とも結びつきやすいのが特徴です。関西を訪れる際には、全国展開のチェーンだけでなく、こうした地域限定のカフェに立ち寄ることで、その土地ならではの味わいを楽しめるでしょう。