今年のトレンドは植物性食品!?少しの意識で健康改善!

外食トレンド

今、植物性食品が注目されていることはご存じですか?

2022年のグルメトレンドにも入っており、大豆やアーモンドミルクなどを使った「大豆ミート」「卵」など、一度は聞いたことがある方も多いかと思います。

最近は、肉だけではなく、植物由来のシーフードを作ったブランドも出てきているようです。そんな、健康思考の方々から指示され、一定層に認知が広がっている植物性食品とは何か、なぜここまで注目されているのかを紹介いたします。

植物性食品とは

植物性食品とは、「植物性たんぱく質が含まれる食品」のことです。

主なエネルギー源となる三大栄養素の1つであるたんぱく質には「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」が存在します。

「動物性たんぱく質」とは、魚介類を含む動物由来のたんぱく質のことを指します。具体的には、肉、魚、卵、大豆、大豆製品、乳・乳製品などです。

「植物性たんぱく質」とは、植物由来のたんぱく質のことを指します。具体的には、米や小麦、大豆、野菜、海藻類、芋類、キノコ、果物などです。

つまり、植物性食品とは、穀類や野菜類などの食材と、それらを加工した食品のことを指します。

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違い

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の主な違いは、必須アミノ酸のバランスです。

動物性たんぱく質の多くには9種類の必須アミノ酸を含んでいますが、一部の植物性たんぱく質はそれらが不足しているものがあります。

どちらもたんぱく質ですが、それを作っているアミノ酸の種類や量が異なるので、健康を保つ上では両方をバランス良く摂ることが大切です。

なぜ今植物性食品が注目されているのか

日本の「食の欧米化」

元々、日本(特に沖縄県)は植物性たんぱく質を摂取している割合が他の国に比べて高いです。

日本人は1960年代まで、主なたんぱく質源を植物性食品から摂っていました。

しかし、戦後から現在までの間に、日本人の食生活は急速に欧米化してきました。

米を主食として、野菜、魚介類が中心だった「日本型の食事」から、肉や乳製品など脂質の多い動物性食品を食べる「欧米型の食事」へと習慣が大きく変化していったのです。

具体的には、ご飯に汁物、おかずが3品という「一汁三菜」の和食だけでなく、オムライスやパスタといった洋食メニューが取り入れられることが多くなりました。

このようにして、植物由来の食品が多い食生活から動物性食品を沢山摂取する食生活へと変化したことで、米や大豆の摂取量が大幅に減ってしまいました。

世界で広がる健康志向

植物性食品を積極的に取り入れようとする動きは、日本だけでなく、世界中で広がっています。

欧米では、菜食主義の生活スタイルを送る人が増えています。

その背景として、動物愛護や環境保護、健康志向など様々な理由があげられますが、健康面では肉類の消費が上がったことによる肥満との関係も考えられそうです。

肥満は体形の変化だけでなく、生活習慣病などの引き金にもなるため軽視できません。

野菜や穀類などの植物性食品であれば、低脂肪かつ低カロリーな献立になりやすいので、健康に配慮した食事をとることができます。

植物性たんぱく質による具体的な効果

消化機能の促進

植物性たんぱく質には、健康的な消化機能をサポートし、規則性を維持する不溶解性と溶解性の植物繊維がたっぷりと入っています。

また、腸内の健康的な善玉菌を養う、消化されない食物繊維である“プレバイオティクス”も含まれます。

プレバイオティクスは腸内でバクテリアによって発酵させられ、そしてこの発酵過程が消化管全体の健康的な環境作りに貢献します。

慢性疾患にかかるリスクの低下

植物性たんぱく質には、糖尿病や癌といった慢性疾患にかかるリスクを低下させる効果があります。

糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。

植物性たんぱく質は、細胞のインスリンへの反応の仕方を改善させ、インスリン抵抗性を減らす効果があります。

どうやって取り入れればよいか

無理なく植物性食品を摂取するなら、やはりオススメは一汁三菜の和食に取り入れていただくことです。

白米などの主食に、肉類や魚介類、卵、大豆などのたんぱく質がメインとなった主菜、野菜やキノコ、海藻などを使った副菜と汁物を組み合わせた献立が理想です。

動物性食品と植物性食品はバランスが大事

ここまで植物性たんぱく質のメリットについて見てきましたが、植物性たんぱく質だけに偏って取ることはオススメしません。

動物性食品と植物性食品をそれぞれバランスよく摂取することが重要です。

動物性と植物性の割合は1:1が理想です。

日本人が必要なたんぱく質の1日当たりの摂取推奨量は男性で60~65g、女性が50gとされています。(これを1種類の食品で補うと、牛乳3L、卵10個、納豆5パック程度です。)

朝食のお米・みそ汁に納豆をプラスする、夕食のうどんを蕎麦に変える、お酒のお供をスナック菓子からナッツに変える等、無理なく・バランスよく取り入れてみましょう。

大豆

植物性食品のなかでも、特に注目したいのが大豆です。

大豆は別名「畑の肉」とも呼ばれるほど、優れた栄養価を持つ植物性食品です。

体の中で合成することができない必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。

たんぱく質の栄養価を評価するときに、「アミノ酸スコア」という方法が用いられますが、大豆アミノ酸スコアは肉や魚、卵と同じく最高点の100です。動物性たんぱく質に比べてカロリーが低いのも大きなメリットです。

まとめ

植物性たんぱく質は、少し意識して多めに摂るようにするだけでもメリットは得られます。

どの食品を除外するかで定義される、菜食主義やビーガンとは異なり、植物性食品をベースにした「何を含むか」で定義される食事は比較的取り入れやすいのではないでしょうか。

皆さんも植物性食品にチェックしてみて下さい!

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