ベーグルはドーナツのような形をしたパンです。
日本でもよくみかけるようになったベーグルですが、韓国のソウルでは行列のできるベーグル店が続々とオープンしているそうです。
10円パンに続いて、次に日本でブームになるのはベーグルかも！？
そんなベーグルについて、一般的なパンとの違いやおいしく保存する方法を解説します。
目次
ベーグルとパンの違いは
ベーグルはパンの種類の1つです。では、一般的なパンとベーグルはどのように違うのでしょうか？
原材料の違い
一般的なパンの多くは原材料に小麦粉やバター、牛乳、卵を使用するのに比べ、ベーグルは小麦粉（強力粉）や水、砂糖、塩、イーストを使うのが基本です。
つまり、ベーグルにはバターのような油脂分となる原材料が使われていません。
味
原材料の違いでも説明したように、ベーグルには油脂分が含まれていないので、小麦の味をより強く感じられるのが特徴です。また、目が詰まっているので、もちもちとした食感を楽しめます。
一方、油脂が入っているパンは、しっとりした食感に仕上がるのが特徴です。
また、牛乳や卵が含まれていると、小麦の香りよりも乳製品や卵の風味を強く感じられるものもあります。
作り方
多くのパンは生地を発酵させ、成形後にオーブンで焼き上げて作られます。
一方ベーグルは、焼き上げる前に生地を茹でる作業を行います。
はちみつなどを加えたお湯で生地を茹で上げた後、オーブンで焼いて作られます。
こういった違いから、ベーグル特有のもっちりとした食感が生まれます。
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ベーグルのおいしい食べ方
保存方法
一般的なベーグルは常温保存で消費期限が約2日ほどです。
2日以内に食べない場合は冷凍保存することで、2週間ほどおいしく食べることができます。
ベーグルの魅力のひとつは、適度な水分量が作り出すもっちり食感です。
ベーグル特有の食感に必要な水分量をキープするには、常温や冷蔵よりも冷凍保存が最適です。
常温や冷蔵で長時間保存すると、生地の水分が蒸発し、ぱさつきやすくなってしまいます。
正しい方法で保存すれば、焼きたてのようなおいしさを保てます。
冷凍に向いていない種類はあるの？
ほとんどのベーグルは冷凍が可能です。
しかし、具材によっては冷凍に向いていないものもあります。
特に、生のフルーツやクリームチーズなどは、冷凍することで食感が損なわれたり、解凍時に水分が出てきて、もとのおいしさを保てなかったりする可能性があります。
冷凍方法
おいしく冷凍するための方法をご説明します。
①まずは、ベーグルをラップでぴったり包みます。
サンドウィッチにする場合や、解凍時間を短くしたい場合は、横半分にベーグルを切り、半分ずつラップで包んで冷凍してください。
丸ごと冷凍するよりも火が通りやすいですが、同時に水分も抜けやすいので、解凍時間や加熱時間は半分ほどに調整する必要があります。
②冷凍用の保存袋にベーグルを入れます。
重ならないように入れてなるべく急速に冷凍し、おいしさを保ちましょう。
空気を抜いて、しっかり閉じて冷凍庫に入れます。密閉することで水分の蒸発を防ぐ効果があります。
解凍方法
自然解凍しただけのベーグルは、硬めの食感です。ベーグル本来のもちっとした食感を楽しみたい方は、解凍後にトースターやフライパンなどで加熱するのがおすすめです。
自然解凍方法
冷凍したベーグルを常温に30分以上置き、自然解凍します。
室温が低い季節は半日ほど常温で置いておきましょう。
夏は室温が高いため、半日からひと晩放置する場合は、冷蔵室で解凍するとよいでしょう。
電子レンジでの解凍方法
自然解凍する時間がなければ電子レンジがおすすめです。
冷凍ベーグルの表面に霧吹きで水をかけるか、さっと水にくぐらせてから、ラップをふんわりかぶせます。
電子レンジ500Wで約20秒、裏返してさらに約20秒加熱します。
加熱途中で裏返すことで加熱ムラを最小限にするために、加熱途中で裏返すのがポイントです。
ベーグルを押してみて、まだ凍っている部分があれば、追加で10秒ほど加熱して調整してください。
加熱しすぎると、ベーグルの水分が飛んでカチカチ食感になってしまうので注意してください。
蒸し器での解凍方法
蒸し器を使えば、凍ったままでも自然解凍後のベーグルでも、もっちり食感に仕上がります。
パンを蒸すの！？と思われるかもしれないですが、ぜひ一度試してみてください。
冷凍ベーグルは8〜10分、解凍後のベーグルは3〜5分蒸しましょう。
蒸し上がりはとてもしっとりしているので、トースターで1分ほど加熱すると、表面がサクッとして中がもちっとしたベーグルらしい食感を楽しめます。
自然解凍したベーグルの温め方
トースター
表面がカリッとするまで加熱します。
温度にもよりますが1〜2分前後が目安です。
表面が焦げそうになったら、アルミホイルでふんわり包んで焼いてください。
表面のカリッと食感と、もちっとした食感を楽しめます。
予熱しておき、なるべく短時間で表面をさっと焼き上げることで、ベーグルの水分が余分に飛ぶのを防ぎ、もっちり感を失うことなく調理できます。
フライパン
フライパンに油をひかず、ベーグルと小さじ1杯程度の水をフライパンの端に入れ、蓋をします。
弱火で3〜5分加熱し、裏返して蓋をしてさらに3分ほど加熱します。
火を止めたら3分以上蓋をしめたまま置いておきます。
蒸し焼きにすることで、さっくり軽い食感に仕上がります。
火力が強いとベーグルの表面が焦げてしまうので注意してください。
まとめ
せっかくおいしいベーグルも時間と共に劣化してしまうもの。
最後まで楽しむには保存方法を工夫することも大切ですね！
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