焼肉屋を開業するのに必要なものは?焼肉店に必要な厨房機器リスト

経営ノウハウ

これから焼肉店を開業しようとお考えの方、焼肉店への業態変更を検討されている方へのご参考に、必要となる機器や設備をまとめました。
焼肉店を開業するにあたり、どんな機材が必要なのか、金額はどれくらいかかるのかをみてみましょう。

焼肉屋の開業に必要な予算感

飲食店の初期投資額は一般的に60~80万円×坪数で計算します。例えば10坪の店舗の場合、600万円〜となります。ただし焼肉店の場合、通常のレストランとは異なりここにテーブル毎のロースターやダクトなどの設備が必要となってきます。焼肉店の場合、面積の比率として厨房が20%、ホールが80%というのが目安となり、10坪の店舗ですと20席が標準的な客席数となり、後述するロースター、ダクト工事費用を考慮すると初期費用の目安は1,000万円以上かかってくることになります。
居抜き物件の場合は、厨房や内装をそのまま流用して使うこともできるので、ここから予算を抑えて準備することもできます。また厨房機器を導入するにあたっては中古品を選ぶことで予算を削減することもできますので、新規物件や新品を探すだけでなく、冷蔵庫や什器などの中古品を取り入れることも検討してみると良いでしょう。

焼肉店で必要な機器・什器・備品は

焼肉店を開業する場合は、レストランや居酒屋など多くの飲食店と同様に厨房機器や調理道具が必要なことはもちろんのこと、テーブル、椅子とともに客席で使う焼肉コンロ・ロースターや焼網・トングなどが必要となります。実際にどのような機器が必要になるのかチェックしてみましょう。

厨房設備

冷蔵庫・冷凍庫がまず最初に考える大きな機器かと思います。作業台やシンク、吊戸棚、換気フード、エアコンの設置など配置や大きさを確認して準備しましょう。
ガスコンロ、フライヤー、食器洗浄機、炊飯器、保温ジャー、電子レンジなど、使い勝手を考えながら配置していきましょう。

冷蔵庫・冷凍庫

業務用の冷蔵庫や冷凍庫、調理の作業台にもなる冷蔵・冷凍コールドテーブル、食材を保管しておく冷凍ストッカーは様々な形状やサイズがあり、厨房の大きさや食材の量により必要なサイズが変わってきますのであらかじめ厨房の形状や仕入れる物、量を考えて選びましょう。
またスライド扉の冷蔵ショーケースは、肉などの食材を『お客様に見せる』保存ができるので、集客のアピールの一つにも考えられます。厨房に食材を保存しておくだけでなく、客席から見える場所に保存場所を確保するのも一つです。
お冷やドリンク、料理の演出や食材を載せるアイスベッドとして使うため、キューブアイスやチップアイス、フレークアイスなどを作れる製氷機も必要なものの一つです。

→縦型・横型・大きさなどから選ぶ冷蔵庫/冷凍庫

調理道具

寸胴鍋、料理鍋、キッチンポットやバット、ボウル、食材の保存ケース、ざるなど一般的に飲食店で使う調理道具が必要です。フードプロセッサーやスライサーは、ねぎ、大根おろしなどは焼肉で大量に使う薬味の準備の時間短縮になります。
牛刀、骨スキ、ペティナイフ、ハサミなどの包丁や砥石、肉と野菜切りなどに使い分けるまな板も複数用意が必要です。

ホール備品

ロースター・焼き網

テーブルに埋め込み型のロースターの場合、本体が一台につき25~30万円、ダクト工事が一台につき10万~15万円程かかります。客席数や1テーブルの着席人数を考えた予算組みが必要です。
またロースターの変え網も必要です。数をあまり用意せず、洗いながらの営業で大変だった、という話もしばしば聞きます。変え網はロースターの数の5倍くらいの枚数は必要と考えて準備しておくと良いでしょう。
無煙焼肉ロースターを導入することで、ダクト工事をせずに初期投資を抑えることができるものもありますので検討してみても良いでしょう。

→ノンダクト無煙焼肉ロースター「無煙焼肉ロースター 鉄人29(ニク)号New」

一方で、埋め込み型ではなくテーブルに置く型のロースターでも十分利用できますので、お店の規模やコンセプト、費用に合った設備を導入しましょう。

→卓上コンロ・ロースター

炭火・七輪

遠赤外線効果があり、肉がふっくらと焼ける炭火焼きは演出効果も高く、「炭火焼は美味しい」というイメージを持つ人も多いので、焼肉店を開くにあたり検討する方も多いのではと思います。七輪は軽量でコンパクトですのでテーブルに載せるだけで使えるという手軽さがあります。確かにメリットがありますが、火力の調節が難しく、炭の補充や灰の清掃などに手間取るという面があります。炭火の消し方や2度目の使用方法など炭の取り扱い方法を覚えることや、炭や七輪を保管しておく場所も安全面を考えながら確保しておくことが必要です。

▼形状や大きさも様々な七輪やコンロはこちら

食器・椅子など

お店のコンセプトに合ったデザインの食器を揃えることも大事ですが、実用性を考えることも重要です。小皿や取り皿などの使用頻度の高い食器は、割れにくさや使いやすさも考えられた業務用として作られているものを選んだ方が良いでしょう。業務用の食器は、収納しやすくスタッキング性のあるものや、お皿の縁が厚く、欠けたり割れたりすることが少なくなるように作られています。また、洗いやすいものか、食器洗浄機の利用が可能かも確認しておく必要があります。

→大きさやデザインもさまざま。業務用食器

焼肉店は油やにおいが付きやすいので、椅子の座面は布製よりもレザーなどの張地のものを選ぶ方が拭き掃除がしやすいでしょう。通常の椅子やソファだけでなく、上着や荷物を入れられるよう、ベンチ型の椅子の導入など、デザインだけでなく機能性も考えてみましょう。

→店舗を知り尽くしたテンポスだから作れる!テンポスオリジナルの業務用家具

 

他にもある必要な備品など

エプロンや前掛け、コックコートなど、洗いやすく動きやすいお店のユニフォームを用意することも必要です。お店の名前やロゴ、お店のコンセプトなどを入れたオリジナルのユニフォームはお店を覚えてもらいやすくなり、宣伝効果を得られるものの一つです。メニューブックや箸袋、暖簾やグラスなどとあわせて名入れのものを揃えてみるのも良いかもしれません。

→テンポスでは、お店のロゴの作成からオリジナル商品一括で制作するサービスがございます。

まとめ

コロナ禍にあって多くの飲食店が苦戦を強いられる中、客足が好調なのが焼肉店とあって、焼肉店での開業検討や業態変更などを考える方々も多いと思います。厨房調理が少なく通常の飲食店よりも運営がしやすいと考えられている焼肉店ですが、初期費用がかかるという面を忘れずに準備していきたいものです。中古機器を導入したりポイントを押さえて準備をすることで費用を抑えることも可能です。開業・運営を成功させるためにぜひ事前にシミュレーションをして準備をすすめていきましょう。

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