失敗しない厨房機器選びのコツは?プロが教える開業前に知っておくべき5つの視点

経営ノウハウ

飲食店の開業準備で、最も悩ましいのが「厨房機器選び」。
「何が本当に必要なのか?」「新品と中古どちらがいい?」「サイズ感は?」と、初めての開業では疑問が山積みです。

この記事では、厨房設備の導入を数多くサポートしてきた筆者が、失敗しないための選び方のコツをわかりやすくお伝えします。

また、テンポスでお買い求めいただける商品も併せてご紹介いたします。

(※掲載の商品情報は、20205年5月現在のものとなりますのでご了承下さい。)

※記事制作20年以上の担当者が、あなたのお店の良さをインタビューで聞き出して記事を作成します!あなたのお店を記事にして毎月6桁のユーザーが訪問する、全国の飲食店を応援するフードメディア「テンポスフードメディア」に掲載しませんか?上記ボタンをクリックし、詳細をぜひご覧ください

また、不明点などお気軽に下記ボタンからお問合せください!

お問合せはこちらからどうぞ

目次

「メニュー」から逆算するのが成功の第一歩

飲食店開業時に厨房機器を選ぶ際、最も重要なのが「提供するメニューから逆算する」という視点です。
なぜなら、必要な厨房機器は店舗の業態や看板商品によって大きく異なるからです。

すべての店に同じ機器が必要なわけではありません。

● たとえば、以下のようなケースを考えてみましょう

■ ラーメン店の場合

必要な機器:ガスレンジ、ゆで麺機、スープストッカー、大型寸胴鍋、コールドテーブル(具材保管)、食器洗浄機

理由:常に高火力でスープを炊くため、耐久性の高いガスレンジが必須です。ゆで麺機は業務用でなければ回転に追いつけません。

■ カフェ業態の場合

必要な機器:エスプレッソマシン、コールドテーブル、サラマンダー(焼き目をつける)、電気オーブン、ブレンダー

理由:ドリンク・軽食が中心となるため、調理工程よりも保管と仕上げの機器が重要です。電気機器が多い傾向です。

■ 定食屋・和食店の場合

必要な機器:ガスコンロ、フライヤー、スチームコンベクション、保温機、食器洗浄機

理由:多品目の下ごしらえを一括で処理できるスチコンや、揚げ物用のフライヤーが活躍します。

● 逆算する際の3つのステップ

主力メニューを明確にする

例:うどん店 →「麺」「天ぷら」「かけ汁」の調理工程を分解する。

食材の仕込み~提供までの工程を書き出す

→ 食材の受け取り、下処理、保管、加熱、盛り付け、提供までの流れを可視化。

工程ごとに必要な設備をリストアップする

→ 工程と機器が紐づくことで「本当に必要な機器」が明確になります。

● ありがちな失敗例

「とりあえず一通り揃えたが、結局使わない機器が多い」
「メニューに合わない設備を導入してしまい、作業効率が悪い」
「容量が合っておらず、ピークタイムで手が回らない」

● 補足:テンポスのような専門店の使い方

テンポスバスターズ では、業態別の提案や相談が可能です。
現場経験があるスタッフが対応してくれるため、「この料理ならどの機器?」といった相談も具体的にできます。
不要な機器まで購入してしまうリスクを減らせるのが大きなメリットです。

このように、厨房機器選びは「なんとなく一式揃える」ではなく、「何を出すか=どう調理するか」という発想で、逆算して導入するのが失敗しないための大前提です。

 店舗のスペースと動線を考慮する

厨房機器選びで失敗しないためには、「店舗の広さに合わせた設計」と「スムーズな動線設計」が非常に重要です。
どんなに高性能な機器でも、配置が悪ければ業務効率が落ち、スタッフのストレスや事故の原因にもなります。

● スペースに対して機器が大きすぎると…

・通路が狭くなり、すれ違いが困難
・スタッフ同士がぶつかって作業ロスが増える
・掃除・メンテナンスがしにくく、衛生管理が難しくなる

逆に、必要な機器が小さすぎたり足りなかったりすると、ピークタイムに回しきれず、提供スピードが落ちます。
つまり、「店舗面積に対して最適なサイズ・数の機器を選ぶ」ことが求められます。

● 厨房動線とは?5つの基本工程で考える

厨房動線とは、「食材が厨房に入ってから料理として提供され、洗浄されるまでの流れ」です。

理想的な動線は以下の5工程が直線的 or U字型に配置されていること

①食材の受け取り・保管(例:冷蔵庫、冷凍庫)
②下処理エリア(例:作業台、スライサー、まな板)
③加熱・調理エリア(例:ガスコンロ、スチコン、フライヤー)
④盛り付け・提供(例:配膳カウンター、保温庫)
⑤洗浄エリア(例:シンク、食器洗浄機)

この順に機器が並んでいると、無駄な移動がなくスムーズに作業ができるため、生産性が上がり、事故や混乱も防げます。

● 実例:動線が整っている厨房のイメージ

たとえば下記のような構成が理想的です。

【入口】
↓(冷蔵庫・ストッカー)
↓(作業台・下処理)
↓(調理機器:コンロ・フライヤー・スチコン)
↓(配膳台・カウンター)
↓(洗浄機器:シンク・洗浄機)
【出口】

このように一方向に流れる設計が理想です。
調理中に逆走が必要だったり、洗浄エリアと調理エリアが交差したりするような配置は、ミスや交差汚染の原因になります。

● 設置スペースの見落としがちなポイント

機器の排気・排水スペースも確保する

→ 壁にぴったり付けられない機器も多いため、設置寸法+余白が必要

扉の開閉スペースも考慮

→ 冷蔵庫やオーブンは開閉時に人と干渉しないように配置

作業台は2人が並べる幅が理想

→ 一人ずつ交代で作業…ではなく、同時進行できる設計に

● テンポスなどの店舗設計サポートを活用する

テンポスバスターズでは、業態・スペースに合わせた厨房レイアウトの無料相談や、中古機器を含めた機器配置のアドバイスが可能です。
設計段階でプロに相談することで、設置ミスや買い直しによる無駄な出費を防ぐことができます。

厨房機器は「機能」で選ぶのはもちろんですが、「配置」と「動線」で活かされるものです。
「どこに何を置くか」を最初に決めておかないと、あとで想像以上に手間と費用がかかる可能性も。

開業前にしっかりと動線とスペースを見直し、効率よくスタッフが動ける設計を心がけましょう。

新品?中古?それともリース?予算と目的に合わせて選ぶ

厨房機器の購入では「新品」「中古」「リース」の3つの選択肢があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、予算・業態・開業後の見通しによって最適な選択は異なります。

● 新品を選ぶべきケース

新品の厨房機器は、初期投資が高額になるものの、次のようなメリットがあります。

・保証期間が長く、故障時も安心
・衛生面での不安が少ない
・最新機能・省エネ性能が期待できる
・長期使用に向いている

こんな方におすすめ

・長期的な店舗運営を計画している方
・資金に余裕がある、または補助金・融資を活用できる場合
・精密機器(スチコン、食洗機など)の導入を検討している場合

● 中古品の活用は“賢い節約術”

中古厨房機器は、初期費用を大幅に抑えられるのが最大の魅力です。
テンポスなどの専門業者では動作チェック済・清掃済の商品が多く、新品同様に使える機器も豊富です。

・半額以下で手に入ることも珍しくない
・すぐに手に入る在庫がある
・必要な機器だけをピンポイントで揃えやすい

ただし以下の注意点も
・保証期間が短い(またはなし)
・耐用年数が短い可能性
・外観に使用感があることも

こんな方におすすめ

・初期費用を抑えたい開業初期の方
・試験店舗・短期出店の方
・使用頻度の低い機器を導入する場合(製氷機、作業台など)

● リースという選択肢もアリ

初期投資をさらに抑え、月々の支払いで機器を使えるのが「リース」や「レンタル」という選択肢。
一定期間使用し、満了時に返却または買取が選べる形式です。

・開業時の資金繰りが楽になる
・最新機器を導入しやすい
・途中で設備の入れ替えがしやすい

注意点
・総額では割高になることがある
・長期的な運用には不向き
・リース会社の審査が必要

こんな方におすすめ

・資金に余裕がなく、機器は揃えたい方
・短期出店・期間限定営業のケース
・成長段階で設備更新を想定している方

● 組み合わせが最も現実的な選択肢

多くの飲食店では、新品・中古・リースを使い分けて厨房を整えるのが現実的なスタイルです。

たとえば…

冷蔵庫・フライヤー

中古でコストカット

スチームコンベクションオーブン 

新品で安心・機能重視

POSシステム

リースやサブスク型を利用

作業台・棚類

中古またはDIYで十分対応可

● テンポスの活用で失敗を防ぐ

テンポスバスターズでは、中古・新品どちらも豊富に取り扱っており、厨房のプロによる導入相談・レイアウト提案・機器メンテナンスまで一括サポートが可能です。
中古機器でも動作確認済・保証付き商品が多数あり、安心して導入できます。

厨房機器の調達方法を選ぶときは、「コスト」だけでなく「耐用年数」「使用頻度」「業態との相性」をしっかり見極めましょう。
無理にすべて新品で揃えず、“必要なところに適切な投資をする”というバランスが、開業成功のカギとなります。

メンテナンスとサポート体制も要チェック

業務用厨房機器は、日々ハードな使用にさらされるため「買ったら終わり」ではなく、「使い続けるための体制」も選定のポイントです。
初期コストやスペックに目を奪われがちですが、運用後の安心感を得るためにはメンテナンス体制の確認が不可欠です。

● 故障時の「対応スピード」は命

飲食店にとって、厨房機器の故障は死活問題です。

たとえば…
・冷蔵庫が止まれば食材がダメになる
・フライヤーが使えなければ看板メニューが提供できない
・スチコンが動かなければ調理工程に大きな支障が出る

こうしたリスクに備え、導入先の修理対応スピードや受付体制を必ず確認しておきましょう。

● 保証期間・サポート内容を事前に比較

新品であれば製品保証がつくのが一般的ですが、内容や期間はメーカー・販売店によって異なります。

・保証期間は1年〜3年が一般的
・一部のメーカーでは定期点検サービス付き
・テンポスなどの専門店では独自の延長保証プランもあり

中古の場合も、信頼できる販売店(たとえばテンポス)であれば、一定期間の動作保証や初期不良対応が付いている商品があります。

● メンテナンス契約を結ぶという選択

大型厨房機器(スチコン、冷蔵庫、食洗機など)は、定期的なメンテナンスが不可欠です。
そこで活用されているのがメンテナンス契約です。

・定期点検により故障のリスクを事前に把握
・部品の劣化や消耗の早期発見
・機器の寿命延長と効率アップ

特にリース契約には、保守込みのプランがあるケースも多く、機器選定時には「サポート付きかどうか」も確認ポイントにしてください。

● テンポスなら購入後のサポートも安心

テンポスバスターズでは、中古厨房機器でも動作保証付きの商品を多数扱い、購入後の設置・アフターサポート・修理依頼受付にも対応しています。

厨房機器の選定では、導入時のスペックや価格だけでなく、「いかにトラブルを防ぎ、素早く復旧できるか」という視点が非常に重要です。

開業前に以下の3点をチェックしましょう。
①保証期間と保証範囲の確認
②故障時の対応スピード・体制
③定期メンテナンスの有無と費用感

飲食店の厨房は、まさに“店の心臓部”
トラブルを最小限に抑え、安定稼働を支える体制を整えることが、長く繁盛する店づくりの土台になります。

最低限揃えるべき厨房機器とは?

「何を買えばいいの?」という疑問は、開業前の飲食店オーナー誰もが抱えるものです。
しかし、すべてを一気に揃えると予算オーバーやスペース不足に陥る可能性があります。

そこでまずは「最低限必要な厨房機器」を、業種を問わず多くの店舗で共通して必要になるものに絞ってご紹介します。

● 冷蔵・冷凍機器:食材の鮮度を守る要

コールドテーブル(冷蔵・冷凍)

・作業台兼用で省スペース
・食材の取り出しがスムーズ

縦型冷蔵庫・冷凍庫

・ストック量の多い店舗に最適
・開業時は「冷蔵+冷凍1台ずつ」が基本

おすすめ商品:テンポスの中古ホシザキコールドテーブル

→ コストを抑えつつ高品質で、開業直後の飲食店に人気です。

中古のホシザキ製コールドテーブルをお探しの際はこちらから

● 加熱調理機器:調理スタイルに合わせて選ぶ

ガスレンジ

・多くの業種で必須
・卓上タイプや4口コンロなど、厨房の規模に合わせて選択可

スチームコンベクションオーブン(スチコン)

・調理の幅が広がる
・加熱・蒸し・焼きがこれ一台で可能
・効率的で衛生的な大量調理が可能

おすすめ商品:コメットカトウ CSX-GW61
→ 小型ながら本格的な調理性能。カフェ・定食屋・レストランに最適。

【7月末までの特別価格】CSX-GW61 【コメットカトウ】ガススチームコンベクションオーブン 単相100V【業務用/新品】【送料無料】

商品はこちら

● 食器・調理道具の洗浄機器:人手不足対策にも

業務用食器洗浄機(アンダーカウンター・ドアタイプ)

・短時間で高温洗浄、衛生的かつ人件費削減
・少人数営業の店舗に特におすすめ

おすすめ商品:テンポスの中古ホシザキ食洗機

→ 安心の動作保証付き、開業後すぐに稼働できる整備済み品多数。

中古のホシザキ製食器洗浄機をお探しの際はこちら

● 作業台・シンク:調理と衛生の基本

ステンレス作業台

・調理スペースの確保に。
・引き出し付きや棚付きが便利です。

一槽・二槽シンク

・衛生管理に必須です。
・厨房の規模に応じて選定をしましょう。

● その他:業種に応じて加えるべき設備

フライヤー(揚げ物がメインの場合)

フライヤーをお探しの際はこちらから

製氷機(ドリンク提供がある業態では必須)

製氷機をお探しの際はこちらから

電子レンジ・保温機器(回転率の高い店で重宝)

電子レンジをお探しの際はこちらから

保温ジャーをお探しの際はこちらから

レジスター・POSシステム(フロント業務との連携も考慮)

レジスターをお探しの際はこちらから

POSレジをお探しの際はこちらから

厨房機器は「最初からすべてを完璧に揃える必要はない」というのがプロの視点です。
まずは最低限の機器でオープンし、運営状況に合わせて必要な機器を追加していく方法もおすすめです。

テンポスのような店舗では、中古+新品の組み合わせや、リースや分割支払いの相談にも応じてくれるため、無理のない厨房設備づくりが可能になります。

開業成功のカギは、「背伸びしすぎない現実的な設備計画」にあります。
限られた予算とスペースを最大限に活かすためにも、本当に必要な機器から優先的に導入していきましょう。

まとめ:理想を追いすぎず、“現実に即した厨房づくり”が成功のカギ

飲食店の開業準備において、「厨房機器選び」は単なる設備投資ではなく、店舗運営の土台そのものです。
調理のスピード、衛生管理、スタッフの動線、そして売上にまで影響を与える重要な要素です。

そこで重要になるのが、「理想」だけで厨房機器を決めないという視点です。
たとえば、テレビで見るような本格的な厨房に憧れてすべて揃えようとすれば、予算オーバーになりがちで、導入したけれど使わないという事態も起こり得ます。

店舗の規模、提供するメニュー、スタッフの数、動線の取り方、そして予算──これらを総合的に判断し、無駄のない導入を目指しましょう。

また、厨房機器は購入後のメンテナンス性やアフターサポートも非常に重要です。
万が一のトラブル時にすぐ対応してもらえるか、部品の供給は安定しているかなど、長く使うからこそ「買った後」の安心も考えておく必要があります。

さらに、テンポスのような専門業者を活用すれば、「新品」「中古」「リース」など、複数の選択肢から柔軟に選ぶことが可能です。
経験豊富なスタッフによる相談対応や厨房レイアウトのアドバイスも受けられるため、開業準備が初めてという方にとっては非常に心強い味方となるでしょう。

テンポスドットコムでは、豊富な業務用機器を取り揃えており、開業支援のサービスも提供しています。ぜひ、公式サイトをチェックしてみてください!

はじめての開業を徹底サポート

開業前・開業後のお悩みにお答えする情報が盛りだくさん!

是非テンポスへご注文からご相談まで、お気軽にお問い合わせください。

テンポスドットコムはこちら

#飲食店  #開業  #厨房機器 #必要な機器 #選び方

タグ:

関連記事

「会員登録」で受けられる
3つの特典はこちら

下記「おトク」な情報をメールでお届けします
新商品・限定商品
中古商品の入荷情報
「タメになる」セミナー情報など
無料で開業相談が受けられます
物件情報のお問合せが可能です

最近の記事

  1. 失敗しない厨房機器選びのコツは?プロが教える開業前に知っておくべき5つの視点

  2. 牛丼はいつ発祥なの?歴史や魅力について解説!

  3. 【江東区】リピーター続出!通いたくなる飲食店の秘密とは?|飲食店開業を目指す人必見!

Xで最新記事を配信中

twitter
TOP
新規登録